1 記事の紹介
岐阜県美濃加茂市の市観光協会が、アニメ「のうりん」とコラボしたスタンプラリーを実施し、「公式ツイッターで同アニメの巨乳キャラクターを使ってイベント告知をしたところ、『女性の目から見て不愉快だ』『セクハラだ』などとの批判が相次」いだという事案です。ただ、市の観光協会にしてみれば、画像は「データで頂いたものを、昨年から順に使わせてもらってい」ました。
また、「ネット上では『これでは子ども連れや家族で参加できない』などの声も」あったそうですが、協会にしてみれば、ファンを対象したものだという話です。
三重県志摩市でも、「市が公認した海女の『萌えキャラ』に抗議が相次ぎ、公認を撤回する」事案がありましたが、観光協会は「今回は既存のアニメを使用したもの。観光協会としてキャラクターを作ったり、強調したりしたわけではないので、同じように捉えられると困惑します」と述べているそうです。
2 対象
今回問題となったのは、こうしたキャラクターが存在し、以前からコラボをしていたのが、一般向けに告知したところ、問題になったという話かと思います。観光協会にしてみれば、今までやってきたものが何故今頃と言う話でしょうし、アニメファンにしてみれば、こうした「巨乳キャラ」は何も珍しいものではないというところでしょう。
ところが普段こうしたものを見慣れていない人にしてみれば、こんな破廉恥なものをという感覚になるのではないでしょうか。
3 慣れ
アニメでもハリウッド映画でもそうですが、最初見た時はすごいと思っても、話題になると類似作品(演出)が登場し、結果「又か」という感じになることがよくあります。萌えキャラも、ロリ、熟女、貧乳、巨乳などいろいろなパターンをそろえることになりますし、特徴を出すためにその特徴がどんどん強調されていくということもしばしばありえます。
結果、今回の事案のようにかなりの「巨乳キャラ」が出てくるわけで、普段見慣れている人にしてみれば、それこそありふれたキャラで、特段どうといった感想もないのではないかと思います。
4 対象外
ところが、普段こうしたものを見ていない人にしてみれば、女性性を過剰に付加したもので、トンデモナイということになります。私が外国人(中国人)からよく聞いた批判に、「日本人はスケベ」というものがあり、その1つの例として、アニメに出てくる女性のコスチュームを挙げる方がおられました(日本に対する偏見(男尊女卑、大便料理?)。
アニメを見慣れている者にしてみれば、どこがという感じですが、そうでない方には確かに刺激が強いのかもしれません。
実際私もコスプレを初めてみたときは、「何だこれは」と思ったものですが、これだけ普及してしまうと、何とも思わなくなってしまっております。
5 最後に
要はこうした認識(慣れ・不慣れ)の違いにしか過ぎないわけですが、慣れていない方の衝撃は予測するに容易です。結果、オタク(アニメ等)は何だかんだいっても、やはり特定の人だけを対象にしたものだと改めて思ったということにもなります。
だからこそ、それが一般受けできれば大ヒットとなるのでしょうが、人は何にしろ自分の価値観でしか物事見れないという典型で大変興味深い事案だと思った次第です。
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