米独立系送電最大手ITC、身売り含む戦略的選択肢を検討
2015/12/01 09:05 JST
(ブルームバーグ):独立系送電会社で米国最大のITCホールディングスは11月30日、身売りを含む戦略的選択肢の検討を取締役会が始めたことを明らかにした。
発表資料によると、取締役会は現時点でいかなる取引についても決定しておらず、検討が何らかの取引につながる保証はないという。
ITCが身売りを検討しているとのブルームバーグの報道を受け、30日のニューヨーク市場で同社の株価は大幅上昇。一時13%高と取引時間中の上げ率としては約10年ぶりの大きさとなった。終値は9.3%高の36.88ドルで、時価総額は56億ドル(約6900億円)強に膨らんだ。
事情に詳しい複数の関係者が語ったところによると、ミシガン州ノバイを本拠とするITCについては、英ナショナル・グリッドやスペインのイベルドローラが買収を検討する可能性がある。同関係者らによれば、協議は初期段階にあり、身売りにつながらない可能性もあるという。
原題:ITC to Hold Strategy Review that May Include Sale of Company (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Matthew Monks mmonks1@bloomberg.net;ニューヨーク Stephen Cunningham scunningha10@bloomberg.net
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更新日時: 2015/12/01 09:05 JSTニュース一覧
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