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中国人民銀行 人民元の主要通貨入りを歓迎
12月1日 10時03分

中国人民銀行 人民元の主要通貨入りを歓迎
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IMF=国際通貨基金が、中国の通貨・人民元を新たに世界の主要な通貨に位置づけたことについて、中国の中央銀行、中国人民銀行は1日、「決定を歓迎する」としたうえで、まだ多くの規制が残る人民元の取り引きの自由化を今後も進めていく考えを示しました。
IMFは、世界の加盟国が資金不足に陥る非常時などに備え、世界の主要な通貨を組み合わせた特殊な資産「SDR」を作り、加盟国の間の資金のやり取りなどに活用していて、先月30日の理事会で、来年10月からこれまでのドル、ユーロ、イギリスのポンド、日本の円に加えて、人民元を初めて主要な通貨に加えたうえで、新たな組み合わせで、人民元を円を上回る第3の主要通貨とすることを決めました。
これについて中国人民銀行は1日朝に声明を発表し、「決定を歓迎する。これは中国の経済発展と改革開放の成果を肯定するもので、今の国際通貨システムを改善し、中国と世界に対しウインウインの結果をもたらすものだ。国際社会は中国に対し、国際金融の舞台でより積極的な役割を発揮することを期待している」としています。
その一方で、外貨の両替に制限があるなど、人民元にはまだ多くの規制が残っていることについて、声明では「中国は今後も金融改革と対外的な開放を加速し、世界全体の成長を促すため、国際的な金融の安定を守る」としていて、中国政府として人民元の取り引きの自由化を今後も進めていく考えを示しました。

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