男性の不妊症の症状には、「造精機能障害」や、「精路通過障害」が挙げられます。
体に何らかの問題があり、元気な精子が作れない体調になってしまったり、年齢に応じた正常な範囲での性欲が低下してしまうことが男性不妊の主な原因のようです。
造精機能障害
- 無精子症…精液中に精子がいないもので、男性不妊症の10% – 20%に見られる
- 乏精子症…精子の濃度が著しく低いもの
- 精子無力症…精子の運動性が悪く、精子の運動率が50%未満、または高速に直進する精子の率が25%未満
造精機能障害はこの3つに分類され、男性不妊の約90%がこの症状にあたります。この様な症状であれば精子が卵管に到達しづらく不妊の原因となります。
精路通過障害
- 閉塞性無精子症… 精巣では十分に精子がつくられているが精管が閉塞しているために精液中に精子いない
- 逆行性射精…前立腺の手術や糖尿病がきっかけで精子が膀胱に逆流してしまう
- 精巣上体炎…精巣上体が細菌により感染し、炎症が精管をふさいでしまう
通常、精子は精巣でつくられ、精巣上体に蓄えられます。 その後、精管や精嚢を経て尿道へ流れ、尿動口から射精となりますが、 通過途中の精管に問題があると、 精子がそれ以上進めなくなり、精液内に精子がいない状態になるのです。
男性の不妊症の原因
明確な「不妊原因」については、不明であることが多いようです。
風邪や高血圧などの体調不良、飲酒や喫煙、必要な栄養素が足りていないなどが原因で、一時的に精子が減少することもあるそうですし。
不妊治療の助成金が出るようになれば、夫婦一緒に病院で検査を受ける人も増えるかもしれませんね。女性は妊娠を意識して健康を気遣う人も多くいます。
子どもが欲しいと願う男性は、女性と一緒に生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
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