最近視力が悪化した気がするし、頭痛もする…視力低下と頭痛が同時に発生する時に考えられる２つの原因

最近増えている視力低下と頭痛の症状が同時期に起こる原因とは

近年では仕事やプライベートでパソコンを長時間使うという人が多くなってきており、それによって様々な症状が報告されるようになっています。

中でも特に多く見られるのが「視力低下と頭痛が併発した」という症状です。

例えば疲れを感じた時に頭が締め付けられるような痛みとともに視界がぼやけたというような経験をした人は少なくありません。

初めて発症した時には慌てることもありますが、多くの場合はしばらく休むだけで症状が和らいでいくことでしょう。

ではそもそも、どうして視力低下と頭痛が併発することがあるのでしょうか。

それには大きく分けて二つの原因が考えられるのです。(参考：コンタクトで頭痛の原因を作っていませんか？)

視力低下と頭痛は実は関係有り！？-眼精疲労の場合の原因と対処法とは

まず一つ目に考えられ、最も多くのケースに当てはまるのが眼精疲労が原因となっているという場合です。

眼精疲労、つまり眼球の筋肉などが疲労してしまうことによって視力が低下し、頭が痛く感じるというようなケースがこれに当たります。

これを引き起こす条件としては様々なことがあり、例えば長時間パソコンを使いつづけたというようなことはもちろんですし、部屋が暗い状態で文字を読み続けた、乾燥環境で目が乾いてしまったといったようなこともあります。

またストレスなどによって発症することもありますから、本当に様々なことが原因になって発症するのです。

さて、では対処としてはどのような物があるかというと、基本的は休養を取ることが最も大切になります。

一度オフィスワークなどを切り上げて目を休め、目の周りの筋肉をマッサージしたりするのが効果的です。

ただ根本的な原因が解決されないと再発することになりますから、環境に問題がないかどうかを確かめ、問題があればそれを改善していくことは忘れないようにしましょう。(参考：こめかみが痛い！こめかみに痛みを感じる2つの頭痛：それぞれの原因と対処法)

高齢者に多い緑内障。視力低下と頭痛の症状が起こる原因だった！？

次に眼精疲労よりも深刻なケースとして覚えておきたいのが、緑内障の存在です。

これは眼球の中にある液体の量が過剰になってしまい、眼圧が高くなることで視神経が圧迫されてしまう病気です。

40歳代以上の人の5%がこの病気を発症しているというデータもありますから、40代以降の人が慢性的に視力低下と頭痛を感じるのであればすぐにこれを疑うべきでしょう。

視力低下と頭痛がすぐにあらわれるのであれば急性緑内障が疑われますが、これを放置していると最悪の場合、失明のリスクがあります。

ですが早い段階で治療をスタートすることができれば目薬による治療だけで完治させることもできますから、もし慢性的にこうした症状が現れるのであればすぐに眼科を受診して下さい。(参考：長引く頭痛から解放される3つの方法)