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 第2次大戦中のフランスで、ユダヤ人一斉検挙からやっとの思いで逃れた少年は、長くつらい「心の戦後」をどのように乗り越えてきたのだろう。精神科医で作家のボリス・シリュルニクさんは、自らの生い立ちを長らく封印してきた。その凍りついた言葉を溶かしたものとは。悲劇をうんだ全体主義の再来を防ぐには何が必要か…