水木しげるさん、心筋梗塞のため死去 93歳
2015年11月30日13時16分 スポーツ報知
水木 しげる氏(みずき・しげる=漫画家、本名武良茂=むら・しげる)が30日午前7時ごろ、心筋梗塞のため東京都内の病院で死去、93歳。鳥取県出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。
太平洋戦争から復員後、紙芝居画家や貸本漫画家を経て、漫画雑誌で活躍。代表作「ゲゲゲの鬼太郎」はたびたびテレビアニメ化され、妖怪ブームをもたらした。「河童の三平」、「悪魔くん」などでも多くのファンを魅了した。
「総員玉砕せよ!」「娘に語るお父さんの戦記」など、戦傷で左手を失うなどした戦争体験に根差した作品も多い。
91年紫綬褒章、96年日本漫画家協会賞文部大臣賞。03年旭日小綬章。10年文化功労者。
妻の武良布枝さんのエッセー「ゲゲゲの女房」がNHK連続テレビ小説でドラマ化され、話題になった。
水木プロダクションの公式フェイスブック、ツイッターでは、12月3日から16日まで山梨県甲府市の岡島百貨店で「水木しげる版画展」の開催を告知している。同百貨店では突然の訃報だったが「予定通り開催する予定です」と話した。デジタル複製画の販売展示会で数多くのファンが足を運ぶことになりそうだ。
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