こんばんは。一匹兎は携帯電話販売員です。どうせなら自分の得意分野を執筆すればいいじゃないか!ということで、ブログの本質を今更ながらに思い出しました。*1
携帯電話販売をしていると、避けては通れないのが「スマホのフィルム貼り」です。家電量販店などをぶらついていると、よくスマホのフィルム貼りますなどと大きく掲げられています。
しかし、ほとんどのところが有料なんですよ。某B社の場合だと、スマートフォンで500円、タブレットで1,500円の相場のようです。上記サイトは、もうプロなんでお値段がまるで・・・。ちなみにうちのお店(系列)では、無料です。
フィルムが高いのは「フィルム貼りサービス料」ではありません
ショップのフィルムって高いんですよ。はっきり言うと。市販のもので半額行かないものなんてざらにあります。「そんなもの売りつけてるのか!」と言わないでください。ちなみに、何百枚もフィルム貼ってますがショップのフィルム、貼りやすいんですよ。*2
だから・・・自分で貼りませんか・・・?
私「お客様、フィルムは
客「あぁお兄さん貼って」
私「」
はい。「フィルム自分で貼りますか?」って聞いて「はい」って答えた人、今までで一人しかお見受けしていない一匹兎です。そしてショップを利用した友人の一言が衝撃的でした。
「ショップの姉ちゃんに貼ってもらったんだけど、1ミリくらいの気泡入ってたから貼りなおさせた」
「あれだけ高いんだからそれくらいサービスできなきゃね?じゃなければ売るなって感じ」
時々ピントのずれたお客様が来店されますが、こんな風に言われたら言葉を失いますね。別にサービス料が入っているわけでもないですし、「無料で貼ってもらって当たり前」というのはお客様の中の常識なんですけど。
要所だけまとめるぜ 上手に貼るにはなぁ・・・
- 塵や埃が見えるくらい明るいところで
- 手元に3cmくらいのセロテープを2~3枚
- 眼鏡ふきは必須(ティッシュは論外)
- エアダスターがあれば理想
以上だぜ。
塵や埃が見えるくらい明るいところ
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こんな感じのスタンドさえあれば部屋が暗くても大丈夫です。塵や埃が見えずにフィルムを貼ると、まず失敗しますし失敗したことに気づかず、あとで残念な気持ちになります。
3cmくらいのセロテープを2~3枚
これは万が一画面や粘着層に塵や埃が入ったときに取り除く役割や、フィルムに貼り付けた状態でぶら下げることにより、位置合わせがしやすくなるためです。
素手でフィルムを触りながら位置合わせをすると、ほぼ100%指紋汚れや皮脂汚れがつきます。こうなるとやり直せません。YOU CAN(NOT)REDOです。
なにこれほしい。(ちゃんとYOU CAN(NOT)REDO入ってますよ)
眼鏡ふきは必須(ティッシュは論外)
眼鏡ふきとか液晶クリーナーのような、埃の散らないタイプの布(不織布って言うんですかね)ティッシュだけは使わんといてください!
明るいところでティッシュわさわさ揺さぶると、忌々しい埃がたくさん落ちてきますよね?あれが液晶画面の上を行ったり来たりするんです。まさに狂気です。
なにがあっても使わないでください。
シコry
エアダスターがあれば理想
たぶんこれがあればいくらでも戦えます。あとはセロテープだけ切らさらないように。あの・・・画面上の塵を息で吹き飛ばそうなんて考えをしている人は、フィルム貼らないほうがいいです。
よだれPhoneになります。
サンワサプライ エアダスター(逆さOKエコタイプ) CD-31ECO
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こんなのですね。少し昔のエアダスターは逆さにすると噴射液が出て、対象物が凍りますので逆さOKタイプを強くおすすめします。というか、今はそれが主流なのかな?
埃が先かフィルムが先か あとは冷静沈着に
仮のフィルムが貼ってあるような機種(XperiaだとかiPhoneだとか)は、それをはがした瞬間が一番美しいです。*3
剥がした瞬間に汚れが見られなければ、特に拭くことなくすぐに貼ってしまいましょう。ちょっと貼り方の写真がないので文字だけですが手順を。
- フィルムの表面、右側あたりにぺりっとセロテープをベロのように貼ります。(位置合わせのときに使います。上記写真のようになればOK)
- フィルムの一部または全部の剥離フィルムをはがし、左上か右上(下でもOK)どこか一点を、本体に合わせて人差し指で押さえます。(上記写真のような貼り方でOK)
- あとはそこを軸に手順1で貼ったセロテープを時計回り反時計回りに動かしながら位置合わせをします。(何度か試し貼りして気泡入るようなら、塵や埃がある可能性あり。その場合はいったんベロを少し持ち上げて、片手に別のセロテープを持ち、内側から除去する)
- 位置が合ったら、手順2で押さえた部分から放射状に気泡を押し出すようなイメージでゆっくり手順1のベロを下げていく。(ある程度大きな気泡ならば、むしろ眼鏡ふきでこすれば潰れるのでOK)
- ガラスフィルムの場合は細かな気泡は少し爪を立てた状態で眼鏡ふきを持ち、強めに擦ることで消えます。普通のフィルムは塵や埃がなければ、もう一度持ち上げて貼り直し。(ガラスは一度貼るとセロテープでは持ち上がりませんし、爪を差し込んで持ち上げると粘着層を傷つけ気泡が消えない可能性があります)
ガラスフィルムは比較的素手でも大丈夫かと
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これわたし愛用しているんですけどね、ガラスフィルムは表面硬度も高くて、映りもきれいだし、指通りもなめらかで、汚れも目立ちにくいです。ガラスならぺらぺらしていないので、親指と人差し指でフィルムの左右の端を支えるくらいなら無問題かと。
iPhone6s、iPhone6s Plusには気を付けなァ!?
公式な資料はないのですが、経験上、iPhone6と比べてiPhone6sは若干画面のラウンドフォルムの傾斜がきついようで、iPhone6sのフィルムを貼ると、だいたい画面の横両端が浮きます。
時間の経過と共にくっつく場合もありますが、わたしの場合はお客様にご理解いただいた上で貼っています。だって、仕方ないんだもん。何枚貼っても同じなんだもん。心やさしいお客様ばかりで感激です。(露骨)
ちなみにショップのガラスフィルムも、どのフィルムを試しても、毎回浮いてしまうんですよね。側面が。何枚貼ってもだめ。一度だけ、iPhone本体を交換して試したところ、きれいに貼れたことがあります。
でもそれって機種のロット(製造過程)の問題なので、そんな理由で返品するわけにも行きませんので、悪しからずご了承いただきたいところではあります。申し訳ありません。
まとめといつも最後に言われる言葉
要するにフィルムを貼るために、仮のフィルムを剥がした瞬間や、エアダスターで埃を一通り吹き飛ばした瞬間から、時間との戦いなわけです。塵や埃が入っても焦らずに、冷静沈着に対症療法で、解決していきましょう。ただ、一つだけ。フィルムを折ったり割ったりしないようにだけ気を付けてください。どうしようもなくなりますから。
ちなみにお風呂場などの塵や埃のない場所をおすすめする人もいますが、そこまでして塵や埃を恐れる必要もありませんよ。それにもし買ったばかりの、最も先進的でまったくあたらしいiPhoneがうっかり浴槽などに水没したらいやですよね。
最後にいつも言われる言葉があるぜ
「あなたたち上手ね、なにか研修中に訓練でもしたの?」
んなわけねぇだろ。
また追記で貼り方の写真手に入ったら投稿したいと思います。それでは。