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又吉さんの「火花」 書籍のベストセラー1位に
12月1日 4時22分

又吉さんの「火花」 書籍のベストセラー1位に
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この1年間の書籍のベストセラーが発表され、お笑い芸人、又吉直樹さんの小説デビュー作で芥川賞を受賞した「火花」が200万部を超えるベストセラーになりました。
出版物取り次ぎ大手の日本出版販売、通称「日販」は、去年12月から1年間の本の売り上げをまとめ、1日に順位を発表しました。
それによりますと1位は、お笑い芸人、又吉直樹さんの小説デビュー作で、ことし7月に芥川賞を受賞した「火花」で、集計期間中の発行部数は239万部と、芥川賞受賞作としてはひさびさの年間ベストセラーとなりました。
2位は、ジェニファー・L・スコットさんの「フランス人は10着しか服を持たない」で、集計期間中の発行部数は49万部。
そして3位は下重暁子さんの「家族という病」でした。
上位10位には、健康関連の本や実用書などが多く入り、去年に引き続き文芸作品の売れ行きは低調で、10位以内に入ったのは1位の「火花」だけでした。
ことしの傾向について、日販の分析によりますと、「火花」を購入した人は、同時に芥川賞を受賞した羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」や、直木賞を受賞した東山彰良さんの「流」も購入していたということで、又吉さんの受賞がほかの文芸作品の売り上げにも影響を与えたとみられるということです。
このほか、10位以下では、11位が映画化もされて話題となった坪田信貴さんの「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。12位が本屋大賞を受賞した、上橋菜穂子さんの「鹿の王」。13位がテレビドラマにもなった「下町ロケット」の続編で、池井戸潤さんの「下町ロケット2ガウディ計画」となりました。

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