安倍晋三首相は30日、パリのCOP21の会場で、フランスのオランド大統領と会談し、テロ対策で連携していくことで一致した。首相は「テロとの戦いで国際社会の団結を強化しないといけない」と強調。オランド氏は「テログループの資金面での対策などで主要7カ国(G7)で協力していこう」と呼びかけた。
首相はこれに先立ちトルコのエルドアン大統領と約5分間立ち話をし、トルコとロシアの関係悪化について「日本としてできることがあればプーチン・ロシア大統領に伝えるので何でも言っていただきたい」と伝えた。エルドアン氏は謝意を示した。
首相は「いま我々はテロとの戦いで一致団結しなくてはならない」と強調。エルドアン氏は「完全に同意する。ロシアとのエスカレーション(事態の悪化)は望んでいない」と話した。首相は今回の会議で、ロシアのプーチン大統領との接触も探っている。
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