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首相 革新的技術開発で温室効果ガス削減に貢献を12月1日 2時31分
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フランスで開幕した地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP21で、安倍総理大臣は、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えるため、新たな枠組みに長期目標の設定などに関する規定を盛り込む必要があるという考えを示しました。そのうえで安倍総理大臣は、革新的技術の開発を通じて温室効果ガスの削減に貢献していく考えを表明しました。
この中で安倍総理大臣はまず、パリで起きた同時テロ事件に触れ、「犠牲者の方々に心より哀悼の意を表する。私たちは『国や文化の違いがあっても、連帯することで大きな課題を克服することができる』ということを示さなければならない」と述べ、テロの撲滅に向けて国際社会の結束を呼びかけました。
そして、地球温暖化対策について、「今から18年前、京都議定書が採択された。しかし、その後も地球の平均温度は徐々に上昇しつつある。今こそ先進国、途上国がともに参画する、新たな枠組みを築くべき時だ」と呼びかけました。そのうえで、安倍総理大臣は今回、各国が提出した温室効果ガスの削減目標が達成されても、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えるという国際目標は実現できないと指摘されていることを踏まえ、新たな枠組みに長期目標の設定や各国の削減目標の見直しに関する規定を盛り込む必要があるという考えを示しました。
また、安倍総理大臣は、温室効果ガス削減に向けた途上国への支援を、2020年に現在の1.3倍にあたる1兆3000億円に増額する考えを表明しました。
そして、「気候変動対策と経済成長を両立させる鍵は、革新的技術の開発だ。来春までに『エネルギー・環境イノベーション戦略』をまとめ、集中すべき有望分野を特定し、研究開発を強化していく」と述べ、水素の製造・貯蔵・輸送技術や次世代型蓄電池といった、革新的技術の開発を通じて温室効果ガスの削減に貢献していく考えを表明しました。
そして、地球温暖化対策について、「今から18年前、京都議定書が採択された。しかし、その後も地球の平均温度は徐々に上昇しつつある。今こそ先進国、途上国がともに参画する、新たな枠組みを築くべき時だ」と呼びかけました。そのうえで、安倍総理大臣は今回、各国が提出した温室効果ガスの削減目標が達成されても、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えるという国際目標は実現できないと指摘されていることを踏まえ、新たな枠組みに長期目標の設定や各国の削減目標の見直しに関する規定を盛り込む必要があるという考えを示しました。
また、安倍総理大臣は、温室効果ガス削減に向けた途上国への支援を、2020年に現在の1.3倍にあたる1兆3000億円に増額する考えを表明しました。
そして、「気候変動対策と経済成長を両立させる鍵は、革新的技術の開発だ。来春までに『エネルギー・環境イノベーション戦略』をまとめ、集中すべき有望分野を特定し、研究開発を強化していく」と述べ、水素の製造・貯蔵・輸送技術や次世代型蓄電池といった、革新的技術の開発を通じて温室効果ガスの削減に貢献していく考えを表明しました。