日本生命 新商品ヒットで再び業界首位に

11月26日 20時26分

主な生命保険各社のことし９月までの中間決算が発表され、日本生命は、銀行の窓口で販売する新商品のヒットで、売り上げに当たる「保険料収入」が前の年を１７％も上回る好調ぶりとなったことから、第一生命を抜いて再び業界首位になりました。

大手生命保険会社８社が２６日までに発表した、ことし４月から９月までの中間決算によりますと、売り上げに当たるグループ全体の保険料収入は、「日本生命」が前の年度の同じ時期を１７％上回って、２兆９１２６億円となりました。これは、銀行の窓口で販売する保険の新商品をことし７月に発売したことで、契約を大きく伸ばしたためです。
一方、「第一生命」は、前の年度の同じ時期を７％上回る、２兆７９００億円となりました。
昨年度の中間決算では、各社が半期ごとの開示を始めた平成２年度以降で、初めて保険料収入で第一生命が日本生命を上回りましたが、再び日本生命が業界首位になりました。
これについて、日本生命の児島一裕常務は２６日の記者会見で、「今回の結果に一喜一憂せず、長期的にナンバー１の地位を確立できるよう努めていきたい」と述べました。