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クリミア大停電 ケーブル敷設急ぐようロシアが指示11月26日 17時11分
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ロシアが併合したウクライナ南部のクリミア半島では、今月22日から続いている大規模な停電で依然としておよそ100万人に影響が出る事態となっていて、ロシアのプーチン大統領は、ロシアから電力を送るための海底ケーブルの敷設を急ぐよう指示を出しました。
ロシアが去年3月に併合したウクライナ南部のクリミア半島では、併合に反対するウクライナの民族主義グループが送電線の支柱を爆破したとみられ、今月22日から大規模な停電が続いていて、ロシア政府は非常事態を宣言して復旧を急いでいます。
ロシアのプーチン大統領は、25日、「クリミアのためにあらゆる手だてを講じることが必要だ」と述べたうえで、来月20日までに完了を目指しているロシアからクリミアに直接電力を送るための海底ケーブルの敷設を前倒して急ぐよう指示しました。
ロシアのメディアによりますと、25日の時点で、およそ100万人がほとんど電気のない状態に置かれているということで、1000を超える自治体で給水制限が行われているほか、電力を大量に消費する軍事工場や食品加工工場では休業が続いています。
ロシア政府は、連日、数百台の小型発電機を航空機でクリミアに運び、病院や交通機関に優先して供給していますが、依然として必要な電力の半分程度しか確保できていないということです。
ロシアのプーチン大統領は、25日、「クリミアのためにあらゆる手だてを講じることが必要だ」と述べたうえで、来月20日までに完了を目指しているロシアからクリミアに直接電力を送るための海底ケーブルの敷設を前倒して急ぐよう指示しました。
ロシアのメディアによりますと、25日の時点で、およそ100万人がほとんど電気のない状態に置かれているということで、1000を超える自治体で給水制限が行われているほか、電力を大量に消費する軍事工場や食品加工工場では休業が続いています。
ロシア政府は、連日、数百台の小型発電機を航空機でクリミアに運び、病院や交通機関に優先して供給していますが、依然として必要な電力の半分程度しか確保できていないということです。