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国連事務総長 軍事作戦支持も冷静対応呼びかけ
11月26日 7時00分

国連事務総長 軍事作戦支持も冷静対応呼びかけ
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パリの同時テロ事件を受けて、過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦が強化されるなか、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長がNHKのインタビューに応じ、軍事作戦を支持する一方、市民が巻き添えになったり難民の権利が侵害されたりしないよう、各国に冷静な対応を呼びかけました。
国連のパン・ギムン事務総長は、ニューヨークの国連本部で25日、NHKのインタビューに応じ、パリの同時テロ事件を改めて非難しました。
そのうえで、フランスなどが過激派組織ISへの空爆を強化していることについて、「野蛮なテロを撲滅するため、きぜんと対応する必要がある。一方で、軍事作戦は市民の犠牲を出さないよう国際人道法にのっとって行われるべきだ」と述べ、細心の注意を払うよう求めました。
また、シリアで空爆に参加していたロシアの爆撃機がトルコ軍によって撃墜されたことについて、「軍事作戦が不測の緊張を招かないよう、各国の連携が欠かせない」と述べ、ISの壊滅に向けた国際社会の足並みの乱れに懸念を示し、結束を呼びかけました。
さらに、パリの事件を受けて各国で難民の受け入れに消極的な空気が広がっていることについて、「難民の受け入れは各国の社会や経済に多くの負担を強いているが、政治指導者たちは難民の権利を保護する国際法に基づいて寛大な措置を取り続けてほしい」と述べ、各国に冷静な対応を求めました。

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