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北朝鮮がカンボジアに博物館 来月開館へ
11月26日 6時16分

北朝鮮がカンボジアに博物館 来月開館へ
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世界遺産「アンコール遺跡群」があるカンボジアのシェムリアップで来月、北朝鮮がカンボジア政府の協力の下、アンコール遺跡に関する博物館をオープンさせることが分かり、多くの観光客を呼び込んで外貨獲得を図るねらいがあるものとみられます。
「アンコール・パノラマ・ミュージアム」と名付けられたこの博物館は、世界遺産「アンコール遺跡群」があるカンボジア北西部のシェムリアップで、北朝鮮が数年前から建設を進めてきたものです。
オープンはこれまで何度か延期されてきましたが、カンボジア政府の関係者によりますと、来月4日、両国の関係者が出席して博物館で式典が開かれ、正式にオープンすることが分かりました。
館内には、9世紀から15世紀にかけて栄えたアンコール王朝の寺院や歴代の王などを描いた絵画が展示されるほか、3D映像の映画館も併設されるということです。
関係者によりますと、博物館はカンボジアが提供したおよそ4ヘクタールの敷地に北朝鮮が資金を出して建設し、一定期間、施設の運営を行ったあと、カンボジアに譲渡されるということです。
入館料は外国人の大人が15ドル(日本円で1800円余り)で、当面、博物館の運営権を持つ北朝鮮に収益が入るということです。
北朝鮮は故キム・イルソン(金日成)主席がカンボジアの故シアヌーク国王時代に深めた友好関係を現在も維持しており、カンボジアに大使館やレストランなどを開設しています。
国際的な経済制裁を受けている北朝鮮としては、年間400万人もの観光客が遺跡を見に訪れるシェムリアップで博物館を運営することで、さらなる外貨獲得を図るねらいがあるものとみられます。

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