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中国共産党の中央対外連絡部長が交代11月26日 17時09分
中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部のトップを12年間にわたって務め、日本の政界とも広く交流してきた王家瑞氏が退任し、後任には外務次官などを務めた宋涛氏が就任しました。
この人事は、中国共産党中央対外連絡部がウェブサイトで明らかにしたものです。
王家瑞氏は66歳。山東省の青島市長などを経て2000年に対外連絡部に入り、2003年に閣僚級ポストの部長に就任しました。おととしからは、国政の助言機関に当たる政治協商会議の副主席にも就き、国家指導者の一員になっています。
対外連絡部は各国の政党との交流などを担当する部門で、6年ぶりに来月再開される「日中与党交流協議会」の窓口も担っていて、王氏は日本の政界とも広く交流してきましたが、12年間にわたって務めてきた対外連絡部長をこのほど退任しました。
一方、王氏の後任の宋涛氏は60歳。福建省で長く勤務したあと、フィリピン大使などを経て2011年に外務次官に就任しました。おととしからは、外交政策を決定する党の中枢部門で、習近平国家主席をトップとする中央外事工作指導グループの弁公室の副主任となり、去年には閣僚級の筆頭の副主任に昇格しました。宋氏は先月、党内序列5位の劉雲山政治局常務委員の北朝鮮訪問に同行し、中国のメディアは、異例のことだと伝えていました。
王家瑞氏は66歳。山東省の青島市長などを経て2000年に対外連絡部に入り、2003年に閣僚級ポストの部長に就任しました。おととしからは、国政の助言機関に当たる政治協商会議の副主席にも就き、国家指導者の一員になっています。
対外連絡部は各国の政党との交流などを担当する部門で、6年ぶりに来月再開される「日中与党交流協議会」の窓口も担っていて、王氏は日本の政界とも広く交流してきましたが、12年間にわたって務めてきた対外連絡部長をこのほど退任しました。
一方、王氏の後任の宋涛氏は60歳。福建省で長く勤務したあと、フィリピン大使などを経て2011年に外務次官に就任しました。おととしからは、外交政策を決定する党の中枢部門で、習近平国家主席をトップとする中央外事工作指導グループの弁公室の副主任となり、去年には閣僚級の筆頭の副主任に昇格しました。宋氏は先月、党内序列5位の劉雲山政治局常務委員の北朝鮮訪問に同行し、中国のメディアは、異例のことだと伝えていました。