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生体肝移植で患者死亡の病院 規模縮小へ
11月27日 22時18分

生体肝移植で患者死亡の病院 規模縮小へ
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生体肝移植の手術を受けた患者が相次いで死亡した神戸市の病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター」が、「患者が大幅に減り、これまでの体制で病院事業を維持できなくなった」として、規模を縮小すると発表しました。すでに外来診療は中止し入院患者は転院の手続きを取っているということです。
「神戸国際フロンティアメディカルセンター」では、去年11月からことし6月にかけて生体肝移植の手術を受けた患者9人のうち5人が相次いで死亡し、専門の医師で作る団体が手術の中止を求めていました。
病院はその後、外部の医師の支援を受けることなどを条件に手術の継続を決め、ことし10月、移植手術を再開しましたが、病院によりますと、問題の発覚後、外来や入院の患者が当初の見込みを大幅に下回り、「これまでの体制で病院事業を維持できなくなった」として規模の縮小を決めたということです。
代理人の弁護士によりますと、すでに外来での診療を中止し入院患者は転院の手続きを取っていて、今後は職員も削減するということで、支援者を探して再建に取り組みたいとしています。
この病院は、神戸市が構想を進める医療産業都市の中核施設の1つで、神戸市の担当者は「残念としか言いようがない」と話しています。

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