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自民税調 酒税の来年度改正見送り
11月27日 22時58分

自民党の税制調査会は27日の会合で、税率の差の縮小を目指している「ビール系飲料」の酒税について、関係する業界との調整などに時間が必要だとして来年度の税制改正は見送り、再来年度の改正で結論を得る方針を確認しました。
「ビール系飲料」にかかる酒税は麦芽の比率などによって税率が異なり、350ミリリットル缶の税額は、ビールが77円、発泡酒が47円、「第3のビール」が28円となっています。これについて自民党税制調査会は、よく似た酒で税率が違うのは税負担の公平性から問題があるなどとして、税率の差の縮小を目指しています。
27日開かれた税制調査会の会合で、小委員長を務める額賀元財務大臣は、「税率の差を段階的に縮小し、将来的に税率を一本化させる必要があるが、関係する業界との調整などに時間が必要だ」として、来年度の税制改正は見送り、再来年度の改正で結論を得る方針を示し了承されました。
会合のあと、小委員長代理を務める林前農林水産大臣は記者団に対し、「ことし結論を得るのは時期尚早なので、来年しっかりと議論して結論を得たい」と述べました。

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