執筆。
実力も伸びた、理論も学んだ、知識もついた。
それなのに前作と同じだけの成果が出せない。
うーむ……。
これが実力の停滞期か……。
ずいぶんとこの問題に悩んでいる気がします。
新作で日間5位以内に入れなかったのが痛かった…。
もっと書き溜めして、1日複数更新して、さらに模倣先を日間から持って来るべきだった。
そこが敗因。
次に活かそう。なんだかんだでなろうでのノウハウが蓄積されているので、やっぱり次作もなろうで書こうかなぁ。
まず既存の2作を完結まで持って行って、削除のち新人賞に投稿をやるべきか。
ブレイクポイント。
前作を書いてる時は、まず2章で停滞して(ポイントも下がり感想も荒れた)、そこから勇者の伏線とそれ関連の展開を思いついて担当にも絶賛され、あれがまず第1の壁の突破ポイントだった。
それで連載続けて3章4章と進んでいって、感想で評価の高かった過去編が第2の壁の突破ポイント。
過去編はすごく上手く書けた場面だった。
あれは会心の作で、伏線管理とか未熟な部分はあったけど、あの話を書くために今まで連載していたんだなぁという気がした。
それはそれで良かったんだけど、そこから今に至るまでブレイクポイントが訪れていない気がする。
今回の停滞期はすごく長い。
書籍化というエサがなくなったし、がむしゃらに走れなくなった。
もっと執筆したほうがいいのかなぁ。
書かないと成長しないっていうのはそうなんだけど、前作の連載でさんざん搾り取られたためもっとインプットしたい。
うーむ……まぁ今は雌伏の時だと思ってできることを積み重ねるしかない。
ここでインプットをたくさんしていると、またプロになった時に違ってくると思う。
学ぶ。
私はわりと色んな人の意見や本に書いてある創作理論なんかを「ふんふん、なるほどなぁ。よし、早速取り入れてみよう」と、貪欲に吸収するタイプなのですが、そろそろ取捨選択を行っていった方が良い気がしてきた。
別に誰々の創作論が間違ってるとかそういう訳じゃなくて、人の技術を模倣する段階にいつまでもいるとステップアップできないと感じたからです。
ここからは自分に必要な技術や理論は自分で考えて、また手にした武器は自分流にアレンジしながら洗練させていく段階になったのだと思う。
そうして1つステップアップしてまた他人の技術を模倣する段階に戻ってくれば、また違う考えが取り込めるのではないかと。
なんにせよ自分であれこれ考えて、自分で自分を育てていかないとこういう業界じゃ通用しなくなる。
業界。
ミステリ界隈のことをざっと調べましたが、今はラノベに限らず不況なんですね…。
まぁ世の中にこれだけ幅広い暇つぶしの方法(特にスマホやネット)があれば、段々とみんな小説を読まなくなっていくんだろうなー。
面白いのになー、小説。
私は小説を書くことしかできないので、何がなんでもこの業界にしがみついてやりたいですが。
一般は当たればすごい(単巻でミリオン行く)ので、夢があるっちゃあるけど、それはラノベも同じことで、売れてる人の陰には多くの売れない作家が隠れているわけで…。
ともあれ、私にできるのは地道な努力しかないですね。
理論。
そういえば先輩作家さんに教えてもらった「読者の予想を外して期待に応える技法」というものがあるんですが、これ、こないだ読んだ「殺戮ゲームの館」にも使われていて、プロ作家ならわりかしみんな知っているんだなぁという気になった。
新人賞。
例の出版頓挫の経験から、基本的に新人賞は一番でかいところ&バックアップ体制の強いところを取るべきだと思っているので、ミステリ業界で一番大きな、江戸川乱歩賞の受賞を作家志望としての最終目標に頑張ります。
作家としての最終目標はもちろん生涯売れ続ける作品を書くことですが、ひとまず新人賞。
でも江戸川乱歩賞の前に、まずはラノベで書籍化or受賞だな…。
今までラノベ作家志望として経験値を積んできたので、ここですっぱりラノベを切るのはあまり美味しくない。
いずれは一般やミステリに進出するような、桜庭先生や乙一先生のようになりたい。