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 三菱東京UFJ銀行は30日、複数の出会い系サイト運営業者の計47口座が電話による不正なアクセスを受け、サイト利用者の電話番号など約1万4千件が流出した可能性があると発表した。一部は架空請求詐欺に使われた形跡があるという。刑事告発も視野に調査している。

 同行によると、サイト利用者が運営業者の口座に料金を振り込む際に入力した依頼人名や電話番号が流出した。取引履歴が確認できる自動音声の電話サービスで、本人確認時に特定の数値を入れれば、第三者でも認証していた。

 警察当局から10月、架空請求詐欺に使われた形跡があるとの指摘を受けて発覚。行内で事実関係の調査を進めていた。問い合わせはフリーダイヤル(0120・651・707)。