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アフリカ 18歳未満で結婚の少女倍増のおそれ
11月27日 23時26分

ユニセフ=国連児童基金は、アフリカで18歳未満で結婚する少女の数が2050年までに現在の2倍以上に当たる3億人余りに増加するおそれがあるとする報告書を発表し、人口が増え続けているアフリカの各国に対して早急に対策を講じるよう呼びかけました。
これはユニセフが26日、18歳未満の少女の結婚を撲滅するための国際会議がアフリカのザンビアで開かれたのに合わせて発表した報告書の中で明らかにしたものです。
それによりますと、アフリカで18歳未満での結婚を経験した少女は現在、1億2500万人に上っていますが、2050年までには2倍以上に当たる3億1000万人に増加するおそれがあるということです。また、18歳未満の少女の結婚は少女の教育機会を奪うとともに低年齢での出産で死産などのリスクが高まると指摘しています。
3年前に年上の男性との結婚を強いられたモーリタニアの16歳の少女はユニセフの調査に対し、「夫のもとから逃げ出しても家族によって連れ戻された。結婚なんてしたくなかった」と証言しています。
ユニセフのファトゥマタ・ンジャエ事務局次長は「少女は学校に通うことも働くこともできず、経済的な損失に加え健康への影響もある」と述べ、人口が増え続けているアフリカの各国に対して早急に対策を講じるよう呼びかけました。

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