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中国とタイ 空軍が初の合同演習
11月27日 8時59分

東南アジアのタイで、中国とタイの空軍の合同演習が初めて行われ、去年のタイのクーデター以降の両国の接近ぶりを改めて内外に印象づけました。
今回の合同演習は、中国から6機の戦闘機と100人余りの部隊が参加して今月16日からタイで行われているもので、歴史的にアメリカ軍との関係が強かったタイの空軍が、中国の空軍と演習するのは今回が初めてです。
演習の最終日を前に26日は、ベトナム戦争中にアメリカ軍も使用したタイ東北部のコラートの空軍基地で、一般市民も招いた航空ショーが行われ、はじめにタイ軍の戦闘機が曲芸飛行を見せたあと、中国側も国産のJ10戦闘機6機が、編隊飛行などを披露しました。
タイ軍のパイロットは、「合同演習では互いの能力について理解を深めることができました。将来協力するときに、きっと役に立つでしょう」と話していました。
タイは去年5月のクーデターを欧米諸国が非難し、アメリカが軍事支援を縮小するなか、中国への接近路線を強めていて、軍事面では海軍も、中国からの潜水艦の購入を検討しています。
中国が南シナ海で、ベトナムやフィリピンなどと領土問題を抱えるなか、今回の演習は、両国の接近ぶりを内外に印象づけるものになり、東南アジア全体の安全保障情勢にも影響を与えることが予想されます。

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