時は平成27年11月30日、午後11時50分。私は最後の煙草に火をつけ、こう呟いた。「よくこんな不味いもの吸ってるよね」
<目次>
さよなら煙草
過去に何度か食事のタイミングについては「自分の腹に聞くのが一番」なんて豪語してたけど、このニコチンとタールはどうなの?自分に聞いて、それがベストだと思って吸ったのかい?
収縮する血管。末梢の循環不全で手足は冷たくなり、心拍数は微量ながら増大。脳血管の収縮も始まり、目をつむって直立姿勢を保てないほどにクラついてる。同時に、脳血管収縮に伴う悪心(吐き気)を催す。
「冗談じゃない、これで終わらせてやる」
過去に投げた灰皿の代わりに、一度は捨てた秋刀魚のかば焼きの空き缶に張った水へ、赤々と燃える煙草を捨てる。
間もなく日付が変わる。世間がせわしなく動き回る「師走」の到来だ。
私はこの師走から、長年連れ添った「アメリカンスピリッツ」に永遠の別れを告げた。seeyouじゃなく、solong。一生のお別れ。
12月1日、禁煙開始
なんて小説風に書いてみようと思ったけど、自分のあまりの才能のなさに愕然としているポジ熊です。
禁煙生活スタート。
禁煙については自分の中ではこの記事で語る以上の方法はないと思ってます。だから今回もこれでスタートさせました。
スピリチュアルな方法ですが、「最後の煙草を『最後だ』という可能な限りのイメージを持ちながら吸い、別れる」これがアレンカーの提唱する最強の禁煙法です。
過去に1度、この禁煙法で数か月止めていましたが、酒の席で油断して吸ってしまいました。これは慢心によるものです。
なまじ数か月も煙草を吸わない期間が続いたので、変な自信がついてしまったのでしょうね。「またいつでも止められるさ」なんて。
でも、これは嘘じゃなかったです。現に今、再び禁煙を開始したのですからね。
禁煙は綱渡りじゃなくて散歩。怖くない!
禁煙は綱渡りではないのです。散歩みたいなもの。ある人は数十メートルで疲れて止めるし、ある人は人生のゴール(鬼籍に入る)まで続きます。
けど、その歩いた距離がどんなに短くても、結果として煙草を止めていたのですから。プラスなのですよね。
「吸っちまった、もう終わりだ」なんて悲観する必要はまったくありませんよ。私が禁煙に失敗した人にかける言葉はいつも決まって「お疲れ様でした」です。
こんなゆるい禁煙の方が、気持ち的には楽ですよ。綱渡りだと思っているから、ハードルが高くてトライする気持ちが起きないのです。
さ、私と一緒に始めましょう。ゆる~い禁煙ってやつを( ´Д`)ノ
※冒頭の誇張表現は『禁煙セラピー』で謳う、なくてはならないマインドコントロールなのです(笑)形式的、儀式的なものと捉えてください♫
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