ニュース詳細
英首相 シリアに空爆広げる計画 議会に示す11月27日 4時03分
k10010320981_201511270803_201511270809.mp4
フランス・パリの同時テロ事件を受けて、イギリスのキャメロン首相は26日、過激派組織IS=イスラミックステートに対する空爆の範囲を、これまでのイラクからシリアに広げる計画を議会に示しました。
イギリスのキャメロン首相は、これまでイラクに限ってきたISに対する空爆を、シリアに広げる計画を26日議会に示し、質疑に臨みました。
キャメロン首相は、イギリスはすでにISの最大の標的の1つだとしたうえで、「自国の安全を同盟国に任せたままであってはならない。行動が自衛につながるなら同盟国と行動に加わるべきで、傍観すべきではない」と述べました。そして、「フランスがあのような攻撃を受けても何もしなければ、世界中の同盟国に『いつ行動するのだ』と問われるだろう」と述べ、アメリカ主導の有志連合と共にシリアでも直ちに空爆に加わるべきだと訴えました。
イギリスでは、アメリカと共に参戦したイラク戦争の反省から中東への軍事的な関与に慎重な世論が根強く、野党・労働党のコービン党首が「シリアには頼りになる地上部隊がおらず、イギリス軍の地上部隊の派遣につながるのではないか」と質しました。これに対してキャメロン首相は、「欧米の地上部隊の派遣は逆効果だ。過ちを繰り返したくはない」と答え、軍事的な関与は慎重に進める姿勢を示して理解を求めました。
キャメロン首相は、イギリスはすでにISの最大の標的の1つだとしたうえで、「自国の安全を同盟国に任せたままであってはならない。行動が自衛につながるなら同盟国と行動に加わるべきで、傍観すべきではない」と述べました。そして、「フランスがあのような攻撃を受けても何もしなければ、世界中の同盟国に『いつ行動するのだ』と問われるだろう」と述べ、アメリカ主導の有志連合と共にシリアでも直ちに空爆に加わるべきだと訴えました。
イギリスでは、アメリカと共に参戦したイラク戦争の反省から中東への軍事的な関与に慎重な世論が根強く、野党・労働党のコービン党首が「シリアには頼りになる地上部隊がおらず、イギリス軍の地上部隊の派遣につながるのではないか」と質しました。これに対してキャメロン首相は、「欧米の地上部隊の派遣は逆効果だ。過ちを繰り返したくはない」と答え、軍事的な関与は慎重に進める姿勢を示して理解を求めました。