トップページ国際ニュース一覧習国家主席 軍の大規模改革を指示
ニュース詳細

習国家主席 軍の大規模改革を指示
11月27日 0時24分

習国家主席 軍の大規模改革を指示
k10010320831_201511270526_201511270528.mp4
中国の習近平国家主席は、軍の幹部らを集めた会議で、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する統合運用体制への移行を2020年までに進めるなどの大規模な改革の実行を指示しました。
習近平国家主席をトップとする中央軍事委員会は26日まで3日間にわたって、改革工作会議を北京で開き、軍の幹部ら200人余りが集められました。
国営の中国中央テレビによりますと、初日に習主席が演説し、陸軍に偏った編成を見直し、海軍と空軍の兵力を増やすことや、現在は全土を7つに分けて設置している「軍区」を再編して「戦区」にすることを指示しました。
戦区は、全土を東西南北の4つ程度に分けるという見方が有力で、陸軍主体の7つの軍区が、海軍や空軍などと並列して置かれている現在の体制を改めて、新しい戦区ごとに「統合作戦指揮機構」を設け、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する体制になります。
習主席は、こうした統合運用体制への移行を2020年までに進めることを指示したうえで、「国防と軍隊の改革は強軍の夢を実現する時代の要求だ」と述べ、かねて掲げている「海洋強国」の建設や「戦いに勝てる軍隊づくり」という目標に向けて、大規模な改革を進める必要性を強調しました。
また一連の改革では、運用の効率化に伴って30万人の兵力削減も行う方針で、習主席は「中央の決定の権威を断固擁護すべきだ」と強調して軍の団結をよびかけました。

関連ニュース

k10010320831000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ