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COP21開幕 各国首脳が演説
11月30日 23時25分

地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP21がフランスのパリで開幕し、各国の首脳が演説を行いました。

米 オバマ大統領「地球救うための決意固めた」

アメリカのオバマ大統領は30日に始まったCOP21の首脳級会合で演説し、「われわれは、やっと、この地球を救うための決意を固めることができた」と述べ、今回の会議で合意がまとまることに強い期待を示しました。
そのうえで、オバマ大統領は「世界1位の経済大国で、世界2位の温室効果ガス排出国として、地球温暖化を引き起こした責任を認め、対策を取っていきたい」と述べ、再生可能エネルギーへの投資を加速させていく考えを示しました。
そして、「ここパリで各国が削減目標を達成するための透明性のある仕組みをつくろう」と呼びかけ、どのような温暖化対策を取っているか、各国の説明責任を明確にし、定期的に削減目標を見直せるような仕組みをつくるべきだと訴えました。

中国 習主席「地球すべての力を結集」

中国の習近平国家主席は、COP21の開幕式で演説し、「パリでの会議は、地球すべての力を結集させるために、広く参加を呼びかけなければならない。協議は各国の助け合いや努力を促すものにすべきだ」と述べ、新たな枠組みの合意を目指して、各国に協力を呼びかけました。
そのうえで、「2020年以降、途上国に対する資金援助を強化し、気候変動に対応した技術も一層提供すべきだ」と述べ、先進国による途上国へのさらなる支援を強く求めました。
また、習主席は2030年ごろまでに、二酸化炭素の排出量を減少に転じさせるなどとした中国の削減目標を説明したほか、中国も途上国へ多額の資金支援を行う考えも示しました。そして、「中国はグローバルな気候変動対策に積極的に参加している。われわれはこの約束を果たす自信と決心がある」と述べ、温室効果ガスの最大の排出国として、みずからの責任を果たす姿勢を強調し、COPでの議論を主導することに意欲を示しました。

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