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「エネファームで健康被害」損害賠償求める

日本テレビ系(NNN) 11月30日(月)18時45分配信

 隣の家に設置された家庭用燃料電池「エネファーム」の低周波音で健康被害が出たとして、東京・練馬区の男性(51)が使用差し止めや損害賠償を求める裁判を起こした。

 原告の会社員男性「頭が痛いし、耳鳴りになってしまうし、一家団らんとか休んだり子供の勉強みたり普通するが、(家に)帰るのが嫌になったりする」

 訴状によると原告の男性は隣の家が設置したエネファームから出る低周波音で、不眠や耳鳴りの症状が出たという。低周波音は、人の耳では聞き取りにくい100ヘルツ以下の低い音で、個人差があるものの、一部、健康被害を感じる人がいることが分かっている。

 エネファームはガスを使って電気やお湯を作るシステムで、低周波音による被害の申し出が相次いだことから、先週、消費者事故調が調査を開始することを決めていた。

 原告の男性は、隣人にエネファームの使用差し止めを求めるとともに、製造元のパナソニックなどにも150万円余りの損害賠償の支払いを求めている。

最終更新:11月30日(月)19時16分

日テレNEWS24