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「4年維持した貿易1兆ドルに危機…規制緩和で卵産む鶏は生かさねば」=韓国
2015年11月30日10時58分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
金仁浩(キム・インホ)会長(73) |
彼は今年末までの総貿易額を9720億ドルと推定した。輸出は5320億ドルで前年より7%減るものとみた。金会長は「今年に入り国際原油価格が50%急落し、石油(マイナス37%)、石油化学(マイナス21%)など輸出が大幅に減った」と説明した。原材料需要減少により輸入も16%減少した4400億ドルと予想された。
金会長は「多様な輸出増進策を進めているが世界的な不景気の余波を反転させるのは容易でない」と吐露した。そして「企業・産業・経済など全体がアップグレードされてこそ輸出減少を画期的に克服できる」と強調した。
対案として提示したのが「規制の罠」を解くことだ。30余年間経済官僚として働き経済企画院次官補まで務めた彼は、「企業が政府の信号ではなく“市場の信号”だけを見て動き柔軟に能力を発揮できるよう考えなければならない」と注文した。代表的な事例としてシンガポールの自由な企業環境を取り上げた。
金会長は「卵を産む鶏は生かしておかなければならない」とし、企業が活力を育て輸出も増やし社会的富も拡大しようと述べた。彼は「どんな有能な政府も市場には劣る。政府が肩に力を入れてする話は減らし、実質的なことをたくさんしなければならない」という苦言まで呈した。
具体的な輸出拡大策と関連し金会長は「既存業種とIT・モノのインターネットが結合した融合複合産業や、文化コンテンツ・物流などの創造的事業活性化案を政府と協議したい」と明らかにした。また、彼は「中国の変化」を輸出の突破口にしようとの提案もした。中国の成長率下落に嘆いてばかりいずに「投資・輸出→内需」に変わる無限の新しい機会を活用しようということだ。
ただ深刻な不振に苦しめられた今年とは違い、来年の場合は先進国の景気回復と原油価格下落沈静化で「貿易1兆ドル」を再び達成するものとみた。石油化学を含め自動車、無線通信機器などの輸出が弾みを付けるものと予想された。金会長は「企業もウォン下落を通じて価格競争力を向上しようとしていた慣行などを打ち破り、困難が少ない道を積極的に探さなければならない」と呼びかけた。