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      甲状腺検査2巡目の結果報告

      甲状腺検査2巡目の結果報告

      原発事故をうけて県が進めている甲状腺検査について専門医などで作る会議は2巡目の検査で新たに39人にがんやがんの疑いが見つかったことを明らかにしました。
      これについて専門医らは「放射線の影響とは考えにくい」とする見解を改めて示しました。
      原発事故で拡散された放射性物質は甲状腺に蓄積するとがんを引き起こす可能性があり県は事故当時18歳以下だったおよそ38万人を対象に検査を進めています。
      30日は検査の内容を検証する委員会が福島市で開かれこの中で事故後行われた1巡目の検査であわせて115人にがんやがんの疑いが見つかったほか去年から始まった2巡目の検査で新たに39人にがんやがんの疑いがみつかったことが報告されました。
      また、2巡目の検査でがんやがんの疑いがみつかった39人のうち19人については1巡目の検査でしこりなどは見つからなかったということで福島県立医科大学の医師は「その後、新たに腫瘍ができたのではないか」という見解を示しました。
      こうした結果について委員らは被ばくした線量がチェルノブイリの事故と比べてはるかに少ないことなどをあげ「放射線の影響とは考えにくい」とする見解を改めて示しました。
      その上で、甲状腺がんはただちに命に影響を及ぼす病気ではないことを県民に説明するとともにこれまでの調査でわかったデータと照らし合わせながら放射線の影響でがんが増えていないか長期的に検証すべきだとする意見が出されました。

      11月30日 18時49分