編集委員・細沢礼輝
2015年11月30日18時04分
JR山手線の新型車両「E235系」(11両編成)が30日、営業運転を始めた。車内のデジタルサイネージ(電子看板)を大幅に増やしたほか、車いすやベビーカー用のフリースペースを全車両に設けたのが特徴だ。山手線への新型車両投入は13年ぶり。
大崎駅(東京都品川区)で開かれた出発式で、JR東日本の梅原康義東京支社長は「山手線は多くの乗客に利用される幸せな鉄道。新型車両もしっかり仕事をしてくれると確信している」とあいさつ。ホームには初乗りをめざして約300人が集まり、都内の高校生、佐藤亮太さん(16)は「縦ラインになった車体カラーが新鮮」とカメラを向けていた。
車内の電子看板はドア上部だけでなく窓の上にも並び、1両あたりの面数は現行E231系の16面から36面に増えた。当初は中づり広告は廃止する予定だったが、「じっくり読んでもらいたい広告もある」という広告主らの声を受け、残されることになった。
当面は量産先行車の1編成だけが走り、1日最大19周の営業運転を続ける。導入計画が順調に進めば、2020年東京五輪までには全51編成がE235系に置き換わる見込みだ。(編集委員・細沢礼輝)
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