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【大相撲】

大関・照ノ富士が24歳誕生日に誓い立てる 「来年は横綱になる」

2015年11月30日 紙面から

間垣部屋時代から一緒の呼び出しの照矢(左)、付け人の駿馬(右)に祝福されながら、ケーキを味見する照ノ富士=鹿児島市の鴨池ドームで(永井響太撮影)

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 大相撲の冬巡業が29日、鹿児島市で始まった。この日、誕生日を迎えた大関照ノ富士(24)=伊勢ケ浜=は「横綱になることだな」と角界最高位に君臨する誓いを立てた。

 ジェットコースターのような1年だった。夏場所で初優勝して大関に昇進。秋場所で右膝前十字靱帯(じんたい)などを損傷したものの、九州場所では9勝(6敗)を挙げた。目標だった大関昇進を達成したことで、少し安心感が生まれていた。

 目標を口に出せばかなうと照ノ富士は信じている。それなのに右膝のけがもあり「ことしはいいや」と口にしてしまった。だから「来年は『横綱目指して』って言おうかな」。改心して勝負の年に向かう決意だ。

 報道陣から贈られたバースデーケーキには「けがを治して綱目指す」とのメッセージが入っていた。本人の思いも同じなのか、祈るように両手を合わせてからペロリと味見した。この1年で酸いも甘いも味わった照ノ富士が、綱とりへあらためてスタートを切る。 (永井響太)

 

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