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金秋の舟の舟曳くしぶきかな 坂石佳音 |
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秋風や渡しに尽くる旧街道 欽四郎 |
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爽やかに影は沈黙してをりぬ ゆうみん |
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湖に茜 あなたと語る 浜のとき 志鷹豪次 |
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爽やかな一会の女(ひと)の目が笑ふ 江良栄子 |
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弁天に釣りする親子秋惜しむ 御室 |
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さんざめく 光の鱗 秋の湖 漂流亭あざらし
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きみに見せたき秋の鳥居であり 澤田和弥
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きらきらと優しく光る秋の水 志鷹 みつ子
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林立の釣り竿のせて舟はしる 藤田
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浜名湖の さんばし行き来小春日よ ちゃんごみ
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遠き日の浜辺のデート秋深む けいこ
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秋深む潮泊まりして蛸釣るる 御室
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朱に染まれ新築門扉の秋のカボチャ とし
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秋日和 漁船いきかう湖面かな 義四郎
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