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事務局からのお知らせ
◇大高先生「帰帆」出版記念&新春ミニ句会を開催
大高先生が、句集『帰帆』を出版されたことを機に、毎日新聞東京本社「メディアカフェ」とコラボした「新春ミニ句会」を開催します。どなたでも無料で参加できます。
[日時]2016年1月16日(土) 14:00〜15:30
詳細はイベント告知ページをご覧ください。
大高先生からのお知らせ
◇【募集】12/1〜 わたしの「ケータイ写真俳句」
十年ぶんの感謝を込めて、コーナーを愛してくださっていた皆様のメッセージを募集します。ご自身の句についての思い出や背景など(400字以内)、ご自由にお書きください。
詳細は大高先生のブログ「旬の言の葉」をご覧ください。
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皆様、たくさんの投句をありがとうございました。 「句ひとつで愉快になりぬ」「どこまでも歩きたくなり」「子のみやげ」「鳩の冬麗」「冬の日のぬくもり新た」「鞄の底に鍵の束」など、確かで明るい表現に力をもらいました。 「十年の拙句の足跡」「大鷹の天心の日へ」「鷹の翔ぶ」といった、心の伝わってくる挨拶句に、感謝いたします。 俳句ならではの交流がうれしいです。 「鳥羽三陵の一陵に」「瞼とじても見ゆる人」「闇を静かにほどきけり」「寒さ上から降りてくる」「閉ざしたる木戸叩くなよ」「嫁ぎ行く朝凛として」「立冬の空透き通る」「あの店のもう無い路地」「濃紅葉に染めてぞ燃ゆる」「イチョウ舞う」など、季節と心情を繊細にリンクさせる表現力にも目を見張りました。
すべての句を何度も読み返しながら、皆様の思いが伝わってきて、感謝の思いでいっぱいです。 こんなにすてきな皆様の集うコーナーで、長い間、選者をさせていただけたこと、ほんとうに幸せに思います。 皆様が毎週、渾身の作品をお寄せくださったおかげで、互いが個性を高めあうことのできる、すばらしい場が生まれました。 今後も場を変えての交流ができますようにと、切に願っています。
運営くださった事務局の皆様、最後に作品をお寄せくださった以下の皆様に、心よりお礼申し上げます。 台所のキフジンさん、美子さん、志鷹豪次さん、煙味堂さん、トクサンさん、杉本とらをさん、林檎さん、陽子さん、れいさん、ひろ志さん、玉散里さん、だんごさん、香壺さん、楽映さん、鳴尾浜さん、キヌタ君さん、丸山清子さん、晶さん、脇田エルナさん、百合かがりさん、野の庵さん、ルナさん、あさりさん、海月さん、藤吉さん、萬歩計さん、隣安さん、菊子さん、ゆう児さん、山法師さん、びわこさん、ヤチ代さん、山田由紀子さん、坂石佳音さん、英さん。さん、湖風子さん、たぬ吉さん、音戸山さん、月湖さん、風来魚さん、パリっ子さん、姫沙羅の木さん、柴田貴薫さん、まどんさん、たっつあんさん、かつ子さん、ほんとうにありがとうございました。2015年11月27日 大高翔 |
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【投句方法】 11月19日正午で投句の受け付けは終了いたしました。たくさんの投句ありがとうございました。
[11月12日正午〜11月19日正午受付分] 46句 |
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目覚めれば青空なれや冬ごもり
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京都府 たぬ吉 |
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「目覚めれば青空なれや」の未来予想が、軽やかで明るい。 「冬ごもり」に体を休めながらも、その先を夢見ることの大切さを知りました。 眠りの中でも、目覚めた後も、青空がしっかりと待っていてくれる気がします。 |
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先生の帰帆待ちをり小春空 (せんせいのきはんまちをりこはるぞら) |
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東京都 まどん |
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句集名『帰帆』を詠み込んでくださり、また句の意味としても自然に成り立つ作品をありがとうございます。 「待ちをり」の思いが、「小春空」に満ちていくようで、じんと胸に響きました。 やさしい「小春空」が、見守ってくれているようです。 |
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言葉ある星に生まれて冬銀河
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秋田県 陽子 |
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<翔先生、長い間ご指導いただきありがとうございました。言葉の旅をするような楽しさを教えていただきました。ずっとずーっと俳句心を大切にしたいです> 「言葉ある星に生まれて」の幸福をかみしめます。 「冬銀河」のように季節の言葉の散りばめられた星に生まれこと、その喜びに、あらためて気づかされました。 「冬銀河」が、空間と時間の広がりを感じさせますね。 |
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再会を期して振る手よ手套脱ぎ
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大阪府 煙味堂 |
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いつまでも「再会を期して振る手」が、大きく大きく見えてきます。 「手套脱ぎ」に思いがあふれます。 |
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再会の約束瑠璃の冬花火
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大阪府 林檎 |
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「瑠璃の冬花火」が切なく美しいですが、命の色とも感じます。 同じ花火を見上げながら、「再会の約束」をした気持ちになりました。 |
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紅葉散る予定埋まらぬ木曜日
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三重県 だんご |
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「紅葉散る」のさみしさの実感を、「予定埋まらぬ木曜日」がより強めますね。 わたしもしばらく、締切のないさみしさを味わいます。 |
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もろもろの思い重ねて柿落葉
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福井県 れい |
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「もろもろの思い」が言の葉となり、また目の前の「柿落葉」とも重なって見えてきます。 「重ねて」に、言の葉の積み重なる時間も想像させられます。 |
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新しき冬青空を掬ひけり (あたらしきふゆあおぞらをすくいけり) |
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神奈川県 柴田貴薫 |
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「新しき冬青空」が新鮮な表現です。 日々、新しい青空を得ていると思うと、丁寧に「掬ひ」たくなりました。 |
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再会の約束の青冬の空
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三重県 坂石佳音 |
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<翔さま、みなさま本当にご無沙汰しておりました。この月曜日は某サイトのオフ会でした。東から西から集合して吟行、次もまたきっと会いましょうと約束。きっとまた会えます。俳縁の赤い糸は極太なのですから> 「再会の約束」の「青」が明るく力強い。 「冬の空」の冴えた鮮やかな色が、心にも広がって勇気づけてくれます。 |
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胸に棲む吾子と眺める山照葉
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大分県 姫沙羅の木 |
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「胸に棲む吾子」の目でも「眺める」景色、そう思うとより美しく力強い景色となります。 「山照葉」の輝きが、心をひとつにしてくれますね。 |
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冬の日のぬくもり新たセピア色
東京都 台所のキフジン |
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藁草履 古の娘 眼に浮かぶ (わらぞうり いにしえのこ めにうかぶ)
兵庫県 美子 |
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里追われ 凍えし岬 コンと哭き
大阪府 志鷹豪次 |
<北海道積丹半島神威岬で出会った北キツネです。ひとりぼっちの北キツネ、まるで一人旅していた私と重なり、意気投合しましたよ>
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雁渡る風の音色をへし曲げて
茨城県 トクサン |
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落葉濡れ駆くる子叱る老女かな
東京都 杉本とらを |
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閉ざしたる木戸叩くなよ冬の風 (とざしたるきどたたくなよ ふゆのかぜ)
神奈川県 ひろ志 |
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あの店のもう無い路地へ冬銀河
富山県 玉散里 |
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行く秋や瞼とじても見ゆる人
三重県 香壺 |
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むかう風自転車こぎてイチョウ舞う
京都府 楽映 |
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ぐしゃぐしゃの老木在りて神無月 (ぐしゃぐしゃの ろうぼくありて かんなづき)
奈良県 鳴尾浜 |
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白壁や 歩く楽しみ 里の秋 (しらかべや あるくたのしみ さとのあき)
千葉県 キヌタ君 |
<農家の庭先風景です>
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大鷹の天心の日へ高く翔び (おおたかのてんしんのひへたかくとび)
東京都 丸山清子 |
<最後の句は、先生の益々の飛躍を願って詠みました(写真には、雀1匹さえ写っていませんね。日本一高い建物のスカイツリーと空でお許しください)>
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立冬の朝日の流す涙かな
愛媛県 晶 |
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秋冷や自分探しの家路かな
徳島県 脇田エルナ |
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濃紅葉に染めてぞ燃ゆる小倉山 (こもみじにそめてぞもゆるおぐらやま)
滋賀県 百合かがり |
<写真は嵯峨野常寂光寺です。短歌と俳句の違いはありますが、藤原定家ゆかりの古刹で私の好きな所を写真にいたしました>
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どこまでも歩きたくなり落葉道 (どこまでも あるきたくなり おちばみち)
長崎県 野の庵 |
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ヤケドする ほどの蒸米 寒仕込み
長野県 ルナ |
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子のみやげ答案用紙に散紅葉
岐阜県 あさり |
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落葉して鞄の底に鍵の束 (おちばしてかばんのそこにかぎのたば)
福井県 海月 |
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秋あわれ普段着まいまい駆け巡る
滋賀県 藤吉 |
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蔦紅葉先代の味脈々と
栃木県 萬歩計 |
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雨のち晴れ鳩の冬麗ととのへり
東京都 隣安 |
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日当たりて造血したる散紅葉
京都府 菊子 |
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柿たわわ 裾分けつまむ 七つの子
石川県 ゆう児 |
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大瓶に紅葉ひっそり禅の寺
滋賀県 山法師 |
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十年の拙句の足跡冬もみぢ
滋賀県 びわこ |
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枇杷の花母の背に貼る湿布薬 (びわのはなははのせにはるしっぷやく)
東京都 ヤチ代 |
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冬雲の切るのを待つや四季桜
愛知県 山田由紀子 |
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立冬の空透き通る風が行く
山形県 英さん。 |
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鵙高音鳥羽三陵の一陵に
大阪府 湖風子 |
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句ひとつで愉快になりぬ冬日和 (くひとつでゆかいになりぬふゆびより)
京都府 音戸山 |
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石蕗の花闇を静かにほどきけり
千葉県 月湖 |
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温もりを塒に残し鷹の翔ぶ
千葉県 風来魚 |
<翔先生の暖かさは温存しますので、是非戻って来てください>
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重き靄 寒さ上から 降りてくる (おもきもや さむさうえから おりてくる)
フランス パリっ子 |
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南天や嫁ぎ行く朝凛として
長野県 たっつあん |
<庭の整理で大事な南天を人に譲ることになりました>
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数珠玉や結びし縁繋ぐ知恵
長野県 かつ子 |
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皆さんのコメント
投句の際にいただいたコメントを紹介します
・これまでケータイ写真俳句に関わってこられた皆様本当にありがとうございます。楽しかったです (志鷹豪次)
・2008年の年末の初投稿以来、およそ7年間に渡り拙句にお付き合いいただき、大高翔先生、事務局の皆さま、読者の皆さま、関西オフ会の皆さまありがとうございました。この投稿欄のお蔭で人生が変わりました。個人的には私のケー俳の記録を何かの形に残せればと思っています。長年お世話になりました。人生を変えてくれた投稿欄でした。ありがとうございました (煙味堂)
・長い間、大変、お世話になりました。大高翔先生の句評を楽しみにしておりました (トクサン)
・たいへんお世話になりました。ありがとうございました (杉本とらを)
・翔先生長らくのご指導をありがとうございました。俳句に出会えて日々が豊かになりました。先生ともお仲間の皆様ともまたお会いしたいです! (林檎)
・大高翔先生、ありがとうございました (玉散里)
・永きにわたり、お世話になりました。感謝の一言です。再会を信じております (だんご)
・27年3月から投稿させていただき楽しく過ごさせていただきましたがとても残念です。大高先生、まいまいクラブのスタッフの皆様大変お世話になりありがとうございました。今後ますますのご発展をお祈りいたします (香壺)
・23年2月18日から参加して4年9か月有難うございました (キヌタ君)
・とうとう最後の投句となりました。休止に際し、皆様のコメントで十年間も続いていたことに驚かされました。まいまいクラブともっと早くに出会えていたらと思わされました。私は、2014年3月から休み無く投句して、今回が91回目の投句です。俳句 (とくにまいまいクラブ投句の俳句)は、自分史だと思っています。読み返すと、その頃の思い出が蘇ってきます。素晴らしい機会を与えてくださったことに感謝いたします。翔先生の優しいコメントならびにご指導ありがとうございました。先生やお仲間のみなさんの支えがあってここまで続けてくることが出来ましたが、今後も俳句は続けて行きたいと思っております。大高翔先生はじめスタッフの皆様、長い間ありがとうございました (丸山清子)
・大高翔先生、8か月間の投句でしたが、有難うございました。70歳近くになり俳句を始めその間、先生の講評コメント、そして「佳作」選になりますと毎日の生活に勇気と元気を頂きました。本当に有難うございました。大高翔先生のご健康とさらなるご活躍をお祈り致します。 (百合かがり)
・約3年間お世話になりました。写真も俳句も「まいまいクラブ」があったからこそ、続けることが出来ました。お陰さまで、写真も俳句もあちこちで入選できるようになり、本当に感謝致しております。またいつか再開されることを楽しみにしております。 (野の庵)
・とうとう最後の投句になって仕舞いました。今日までお世話になりましたことに対し厚く御礼申し上げます。無くなることは本当にさみしいことですが、また楽しみを見つけていきたいと思います。またこのような企画が出来ますことを願っております (藤吉)
・休止は残念ですが、とても楽しませて頂いたことを感謝致します。ありがとうございました。再開を心から望んでいます (菊子)
・このサイトと出会って、俳句の楽しさに目覚めました。これからも俳句を続けて行きたいと思います (隣安)
・大高先生有難う御座いました。私にとっては僅かな期間でしたが皆様の俳句を楽しませて頂きました。お礼申し上げます (山法師)
・あっという間の10年間。一度だけ投句に間に合わず休みましたが入院中も投句しました。翔先生の優しい励ましのお言葉のおかげです。最初の俳号は今とは違ってたんだと懐かしいです。翔先生の関西の吟行には必ず参加させていただきました。これも今回が最後とはとても信じられません。寂しい限りです。翔先生、皆様ありがとうございました (びわこ)
・これまでありがとうございました (山田由紀子)
・まいまいで芽吹いたものはとても大きく育っています。違った形でもきっと良い枝を出すと思います (坂石佳音)
・10年間、お世話になりました。初回と最終回に投稿できることを誇りに思います (英さん。)
・ケータイ写真俳句としてこれが最後の投稿になりますがお世話になりありがとうございました。ぜひとも再開していただきますようお願い申し上げます (湖風子)
・これが最後かと思うと残念でなりませんが、きっと又お会いできることを願っています (たぬ吉)
・俳句によって人生が楽しくなりました。翔先生、いくつもの温かい講評をいただきほんとうにありがとうございました。これからも俳句を楽しみながら続けたいと思います (音戸山)
・先日、佳作に選んでいただき「これからは毎月投句」と思っていましたが、まいまいクラブの休止、非常に残念です。近いうちの復活を願っています (パリっ子)
・昨年5月に初投句して以来1年半余り、大変お世話になりました。先生のいつも丁寧なコメントや皆さんの俳句に触れることが大きな励みであり、楽しみでした。本当にありがとうございました! (まどん)
・10年間。いろいろな思い出でいっぱいです。お世話になりました。ありがとうございました (月湖)
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同志へと師走の酒を継ぎ足しぬ (どうしへと しわすのさけをつぎたしぬ) |
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飲もっ!飲もうぜよ!おまんらと囲炉裏(いろり)を囲めば、毎日が忘年会。来年はもっともっと、ええ年にしようぜよ=高知県梼原町<俳句・大高翔/写真と文・小松雄介>
毎日新聞夕刊(大阪)に掲載された「幸せの風景」より |
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