東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。
黄金伝説展開催中 10/16-1/11 【動画】古代地中海世界の秘宝 国立西洋美術館で「黄金伝説展」

トップ > 社会 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「そばで見て それだけでも力に」 日比谷で辺野古反対に協力訴え

辺野古への基地移設に抗議しデモ行進に出発する人たち=29日、東京・日比谷公園で

写真

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移設に反対する集会が二十九日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂であり、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込みを続ける沖縄県民らが、集まった四千五百人に反対運動への協力を訴えた。

 市民団体「ヘリ基地反対協議会」の安次富浩(あしとみひろし)共同代表は「先日の一斉行動では、朝六時半から八時の間に千二百人がゲート前に集まった。人が集まれば作業車は基地内に入れず、機動隊も手を出せない」と活動の盛り上がりを紹介。「行政と沖縄は真っ向勝負をしている」と力を込めた。

 今月、米議会を訪れて移設計画の見直しを訴えた「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の高里鈴代共同代表は「多くの議員に会い、アメリカも当事者であり責任があるというメッセージを伝えた」。来場者に「座り込みに参加せずとも、ゲート前で何が行われているかを見るだけでも大事な証人になる。そばでじっと見てくれるだけでも力になる」と、辺野古を訪れるよう呼び掛けた。

 移設計画をめぐっては、翁長雄志(おながたけし)知事による辺野古沿岸部の埋め立て承認取り消し処分を撤回するよう国が求めた代執行訴訟の口頭弁論が、来月二日に開かれる。

 

この記事を印刷する

PR情報