地面に積もった雪、宇宙から見るとまるでアート
気象衛星から撮影されたこの画像、ちょっとすごいんですよ。
11月下旬、北米では記録的なブリザードが観測され、中西部のいくつかの州が大きく被害にあいました。以前の記事でも紹介した、そのブリザード直後の積雪を衛星から写したこの画像。中央に帯のように左右に広がっているのが積雪に月の光が反射しているもので、散在する濃い白の部分は都市部の灯りだそうです。
ところで、積雪を気象衛星から撮影って、あまり聞かないと思いませんか?
そう、気象衛星がとらえるのって、普通は地上ではなく空の雲の動き。ところがこの画像には地上に積もった雪がきれいに写っています。ちょっと幻想的で、青写真みたいな雰囲気で。
この画像は、スオミNPPという気象衛星によって11月23日に撮られたとのこと。撮影に使われたのはVIIRS(可視赤外線撮像素子放射スイート)と呼ばれる装置です。
地面に積もった雪の画像を撮影するには、VIIRSを使って夜中にとるしかないそう。
雲が覆っている時はあまり上手く機能しないようですが、晴天の時はこのような見事な画像が撮影できるようです。
こういう写真もっと見たいなー。
source: NOAA/NASA
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)