Nスタ ニューズアイ 2015.11.26


糖尿病を患っていた7歳の男の子に適切な治療を受けさせず死亡させたとして自称・祈とう師の男が逮捕されました。
うつむき加減に警察署に入っていく男。
殺人の疑いで逮捕された下野市の会社役員で自称・祈とう師の近藤弘治容疑者。
近藤容疑者は今年4月、小学2年生の今井駿君が1型糖尿病でインスリンを投与しなければ命に危険があると知りながら投与をやめさせ、医師による治療を受けさせずに死亡させた疑いが持たれている。
自らを龍神と名乗り、こう話していたという近藤容疑者。
このような呪文を唱え、治療と称し、駿君を寝かせ、体を触るなどして、治療費として両親から数百万円を受け取っていたとのこと。
一方、亡くなった駿君はとても活発な男の子だったと言う。
育ち盛りの時期に突然奪われた駿君の命。
取り調べに対し、近藤容疑者は容疑を否認している。
警察は、駿君の両親についても保護責任者遺棄致死の疑いで事情を聞いていて今後、書類送検する方針。
子どもの病気を治したいというのは紛れもなく親心だと思います。
容疑者は、そこにつけ込んで子どもの命まで奪ってしまいました。
まさに親心というのは、ワラにもすがりたいという思いだったんでしょうね。
取り調べが行われている鹿沼警察署の前から中継です。
最新情報をお願いします。
栃木県の鹿沼警察署前です。
近藤容疑者は今日の午前10時頃、こちらにうつむき加減に入っていきまして今の時間帯も取り調べは続いているものと見られます。
自称・祈とう師という近藤容疑者ですが、近藤容疑者が治療と称する特異な手口について、部屋の中で、火のついたロウソクを置き、死神退散と呪文を唱えながら寝かせて体を触るですとか、ハンバーガーや栄養ドリンクを供えて本人や家族に食べさせるといった常識的に治療とは言えないものだったということです。
また、今回、近藤容疑者に対しては殺人の容疑が適用されているわけですけれども、警察は近藤容疑者がインスリンの投与をやめれば命に関わることになるのではと知りながら、殺意を持ってインスリンを投与させなかった疑いがあると見ています。
警察は今後、近藤容疑者を本格的に取り調べ、動機の解明を急ぐ方針です。
廃炉作業が続く東京電力福島第一原発に今日、ある特徴を持った新型ロボットが投入されました。
このロボット、実は皆さんが毎日使っているあるものがそのまま搭載されています。
今日、福島第一原発の3号機に投入されたロボット。
搭載しているのは、市販のスマホ。
この日、東京電力の研究室では原発内を再現した模型を使ってロボットの試験が行われていた。
東京電力が半年をかけて初めて単独で開発したスマホロボ。
操作には、家庭用ゲーム機のようなコントローラーを使用し、ロボットから送られる映像などで現場の状況を確認する。
悪い足場にも対応していてボディーは3Dプリンターで製作された。
そして、ロボットの目となるのがスマホ。
スマホのカメラと通信機能をそのまま使いコンパクトで高性能なスマホの特徴を最大限活用したと言う。
なぜこのような形になったのか。
ロボットが投入された場所は原子炉建屋1階。
機器ハッチと呼ばれる格納容器についている直径3mのふたのある開口部。
ハッチの向こう側には事故で溶け落ちた核燃料に触れた汚染水がある。
この映像は9月に長い棒に取りつけたカメラで作業員が撮影したものだが、ハッチは可動式の厚い壁に阻まれていて到達するには幅13cmのすき間を通るしかない。
しかも、現場は高い放射線量で人が長時間とどまれないため、詳細な調査には、スマホロボが必要だった。
この日、最終確認でもすき間を無事にすり抜け段差などの障害物を乗り越えて機器ハッチの位置に到達。
LEDライトを使って、スマホの向きを自在に変えながら前方をのぞき込んだり、全体を見回したりして撮影できることが確認された。
スマホロボの挑戦は明日にも結果が判明する見通し。
来年春の賃上げについて、異例の言及がありました。
経団連の榊原会長は政府からの要請を受け入れ、業績が好調な企業には今年を上回る水準の賃上げを呼びかけていくという方針を表明しました。
今日開かれた政府と経済界との官民対話で経団連の榊原会長は政府からの賃上げの要請を受け入れ、来年の春闘で業績が好調な企業に対してベースアップやボーナスを含めた年収ベースで今年を上回る水準の賃上げを呼びかけていく方針を表明した。
経団連が政府からの賃上げの要請を受け入れるのは3年連続。
安倍総理は名目のGDPを2020年頃に600兆円まで増やす目標を掲げていて、最低賃金を毎年3%程度引き上げることも目指す方針。
ただ、中国の景気減速による企業の業績悪化も懸念される中、来年の春闘で多くの企業が3%を超える高い賃上げ幅を実現できるのかは、流動的な状況。
次はこちら、今月11日に尖閣諸島の近くで撮影された中国軍の艦船の姿です。
この海域での軍艦の出現は初めてということで日本政府に緊張が走りました。
場所は、尖閣の接続水域の近く、この辺りなんですね。
こうした中国の進出を受けて陸上自衛隊は与那国島、宮古島などにミサイル部隊などの配置を進めています。
そして今日、防衛省は石垣島にも500〜600人規模の部隊の配備を地元に要請しました。
沖縄のリゾート地の景色は大きく変わるかもしれません。
100万人の観光客が訪れる海と自然の島、石垣島。
この島で自衛隊配備の動きが本格化している。
今日、防衛省の若宮副大臣が石垣市を訪れ、中山市長に対し、陸上自衛隊の駐屯地を建設したいと要請した。
自衛隊が新たに配備される予定地はあの牛舎の上の部分の森の辺りだということなんです。
ミサイル部隊など500〜600人を配備し、周辺の島への攻撃などに備えるという計画。
念頭にあるのは、中国の海洋進出。
今月11日、尖閣諸島の接続水域の近くに中国海軍の情報収集艦が現れた。
この海域に中国の軍艦が出現するのは初めてのこと。
自衛隊は哨戒機などが監視に当たり、無線で問いかけたが…中国の軍艦は、一日以上をかけ同じ場所を行ったり来たりするという特異な動きを見せた後、去っていった。
こうした中、本格化する自衛隊の配備計画。
しかし、島の住民の賛否は割れている。
また、防衛省の中には行き過ぎた中国脅威論に距離を置く声もある。
石垣市の中山市長は、国の考えは十分理解できたと述べた上で、今後、市民の意見を聞き、結論を出すとしている。
次はアメリカからです。
間もなくサンクスギビング、感謝祭の連休を迎えるアメリカではご覧のように、テロへの警戒がかなり強まっているようです。
こうした中でニューヨークではこうしたスマートフォンのアプリが開発されました。
これをタップしますと、カメラが起動されまして、市民が不審人物を撮影し、その場で警察に送るというアプリです。
26日から始まる感謝祭の連休を控え、毎年恒例のパレードの準備が進むニューヨーク。
4700万人規模とされる今年の帰省ラッシュにはいつもと違う緊張感が漂った。
ニューヨークのターミナル駅は大きな荷物を持った帰省客らでごった返していますが、ホームへ向かう入り口を銃器を持った警察官が厳しくチェックしています。
パリで起きた同時多発テロを受け、ニューヨーク市は警戒を強化。
週末には、地下鉄でのテロを想定した大規模な訓練も行った。
また、市内の空港では手荷物検査が強化され、乗客が長い列をつくった。
さらにニューヨーク州が急きょ導入したのが…これがパリの事件の後、ニューヨーク州が導入した携帯アプリのサービスです。
例えば不審な人物や不審物を発見した人は、このようにその写真を撮ります。
そしてこの写真がセンターに送られてテロの警戒に役立てられるという仕組みです。
見たら送ろう=シーサムシング・センドサムシングと名づけられた、このアプリ。
2001年のアメリカ同時多発テロの後に広まった犯罪撲滅のスローガンにあやかったものだとのこと。
州はアプリの使い方を解説した動画を公開するなど、力を入れていて、想像以上に好評だとしている。
有益な情報については、治安当局と共有するとのこと。
オバマ大統領は、冷静な対応を呼びかけたが、テロの脅威は家族との大切な祝日に少なからず影を落としている。
ご覧いただきましたように、このアプリの名前なんですが、見たら、送ってねというものだったわけなんです。
実は同時テロの後のアメリカにも、こうした、見たら、言ってよねという標語があったわけなんです。
こういうポスターが地下鉄の中などにぶら下がっていたわけです。
これは市民に対して、不審人物の通報を求めるものだったわけなんです。
同時テロ後に何が起きたかといいますと、イスラム教徒だけではなくて肌の色が浅黒いとか、ひげを生やしているだけで警察に通報されるようなケースが相次いだわけなんです。
これはつまり市民に相互監視を求めるものなんですが、それが差別につながるリスクもあるわけなんですよね。
テロが起きると、疑心暗鬼になって人々の心がすさんでいって配達が遅れるのはおよそ510万通です。
マイナンバーの通知カードの配達が大幅に遅れている問題で日本郵便は417の市区町村で初回の配達が12月にずれ込むと発表した。
最も配達の完了が遅くなるのは千葉県の四街道市で12月20日になるとのこと。
日本郵便は昨日までに全体の7割に当たるおよそ4000万通で初回の配達が終わっていて、年内には不在で持ち帰った分までは配達を完了させるとしている。
相場操縦の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けた旧村上ファンドの村上世彰元代表が昨日、任意で事情聴取を受けていたことが新たにわかった。
関係者によると、自宅に捜索にも立ち会い携帯電話などを押収されたとのこと。
村上元代表は去年、東証一部上場のアパレル大手の株価を不正に操作した疑いが持たれていて監視委員会は数千万円の利益を得たと見て実態解明を進めている。
元朝日新聞の記者で従軍慰安婦報道に関わった札幌の北星学園大学の非常勤講師、植村隆氏が大学を辞めて来年3月、韓国の大学の客員教授に就任することになった。
北星学園大との契約は1年ごとで延長しないとのこと。
こちらに高速道路の映像が出ていますけれども、高速道路での逆走のおよそ半数はこうしたインタビューチェンジなどで起きているんです。
相次ぐ逆走による事故を防ぐため、何ができるのか取材しました。
いきなり目の前に迫ってくる車。
道路を逆走して起きる事故が後を絶たない。
全国の高速道路会社のまとめによると2011年から去年まで4年間の逆走の発生件数は739件。
うち7割が65歳以上の高齢者で1割に認知症の疑いが認められたと言う。
今年1月、東京・板橋の首都高速道路を逆走し、トラックと正面衝突して死亡した83歳の男性も認知症だった。
こうした高速道路の逆走を想定し今日午後、神奈川県警、静岡県警などは合同で実際に東名高速道路下り線を使い逆走車をどのように停止させるかなどの訓練を行った。
まずは逆走するドライバーが警察の停止合図に素直に従った場合の訓練。
今、逆走した車が来たという通報があって、警察がバリケード、道路を封鎖し始めました。
逆走していますね。
逆走した車が今、路肩へと停めました。
続いて、逆走していた黒い車が警察の停止合図に無視して急きょ、方向を転回し、逃げ出した場合の訓練も行った。
逆走車をパトカーが挟み始めましたね。
こちらはJAFが制作した逆走の再現映像。
逆走のおよそ半数がインターチェンジなど車が合流する場所で起きていると言う。
例えば、一般道路から高速道路に入るときに誤って出口車線から進入してしまうケースや、高速道路から一般道路に下りるときに出口を通り過ぎてしまうケースが挙げられる。
慌ててUターンも、もちろんご法度どんなにゆっくりだったとしても出口に向かってバックしてはいけない。
それでは私たちが逆走事故に巻き込まれないために注意すべきことは…2015/11/26(木) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
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取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
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