報道ステーション 2015.11.26


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫ドラマのあとは「報道ステーション」となります。
こんばんは。
≫今日のコメンテーターですけど先週1週間だけお休みだったのにかなり久しぶりな感じがいたします。
ショーン・マクアードル川上さんです。
よろしくお願いします。
まずお伝えするのは悲しいことが起きているということがわかりました。
この男の子は糖尿病でインスリンが出ない。
したがって常に注射を打たなくてはいけないという状況だったわけですが4月に亡くなりました。
というのもインスリンは打たないで自分が完全に治すとずっと言い続けていたという自称・祈とう師の男が今日、逮捕されました。
≫逮捕された自称・祈とう師の男。
インスリンの投与しか治療法のない重い糖尿病を患った男の子に対し独自の考えで投与を中止させた。
≫容疑者が実際に治療と称して行っていたのはろうそくを立てて体をさすったり死に神退散といった呪文を唱えるものでした。
そして、自宅から3kmほど離れた、こちらには看板も設置してあります。
≫友達と肩を組みカメラに向かってほほ笑む男の子今井駿君。
今年4月、意識不明の状態で病院に運ばれそのまま息を引き取った。
≫駿君の死因はインスリンの投与を行わなかったことによるものだとわかりました。
駿君は1日に複数回のインスリン投与が必要な重い糖尿病を患っていました。
≫正面を見据えた男。
駿君を殺害したとして逮捕された会社役員の近藤弘治容疑者。
近藤容疑者は駿君にはインスリン投与が不可欠なことを知りながら投与の中止を指示したとされている。
駿君が病院で1型糖尿病と診断されたのは去年11月のことだった。
医師によると1型糖尿病は10万人あたり1人から2人が発症する糖尿病で子どもに起こることが多いとされている。
根治のための治療法はなくすい臓移植を受けるか生涯にわたり毎日インスリン注射を打つ必要がある。
駿君の両親は生涯インスリンを打ち続けることを悩んだ。
そして不治の病を治せると話したかねてから知り合いの近藤容疑者に昨年末、治療を依頼したのだ。
その際、近藤容疑者はこう語り信じ込ませていた。
≫近藤容疑者の母親は近藤容疑者が30代になったころから突然変わってしまったと話す。
≫近藤容疑者は駿君に対し治療と称して足や腹を繰り返し触り死に神退散などと呪文を唱えていたという。
近藤容疑者は母親から治療の依頼のたびに登録料名目でおよそ3万円をとり合わせて数百万円を受け取っていたという。
そして、近藤容疑者に治療を依頼し始めてから2か月が経った今年2月母親は突然インスリンの投与の中断を決めた。
≫中断を決めた直後の3月駿君は緊急入院した。
しかしすぐに退院することができた。
そのため両親は近藤容疑者をなお信じ続けた。
≫駿君は去年の11月からインスリンの投与を始めました。
教育委員会によりますとその後も投与と中断を繰り返していたということなんですが今年に入って学校側に両親からインスリンの投与は必要ないとの連絡が入ったといいます。
≫最終的にインスリンの投与をやめた4月の末駿君は意識不明の状態で病院に搬送され死亡が確認された。
実は、警察に連絡を入れたのは病院だった。
インスリン投与の中断や近藤容疑者の存在を不審に思ったからなのか。
今後、警察は駿君の両親も保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検する方針だ。
更に、ほかにも被害を受けた人がいるとみて調べている。
≫本当にかわいそうなことで自分は特別な存在だととんでもなく見せたい容疑者がいるとして親のことを考えるんですけど自分も人の親としていろいろ振り返ってみるとね。
こんなことはやらないにしてもなんか、子どものためを思って根本的に子どもをこうしてやりたいからとか治してやりたいとかって思ってるときってふっと考えると、あるときから自分のエゴになっているんですね。
親のエゴの固まりになっているのにさも子どものためなんだと思い込ませようとするんですよね。
だから、そういうことを冷静にもう1人の自分が見つめるというのはどんな人にも大事かなと思っちゃいますけどね。
次、いきましょうか。
≫次のニュース、まいります。
村上ファンドの村上世彰元代表の強制調査のニュースです。
昨日はなんとかお伝えすることで精いっぱいだったんですけれどもどういう不正の疑いがあったのかいまだ、よくわからないながらもその糸口が見えてきました。
それは、こちら空売りなんですけれどもこの空売りってよく聞きますよね。
どうして今回強制調査というところまで至ったのか。
どうも、許される空売りと許されない空売りがあるようなんです。
≫昨日騒然とした雰囲気に包まれた東京・渋谷区の高級住宅街。
証券取引等監視委員会の強制調査には村上世彰氏自身も立ち会ったという。
監視委員会は村上氏に任意で事情を聞いたうえ携帯電話も押収。
更に、長女で投資会社代表の絢氏にも任意の事情聴取を行った。
今回、村上氏にかけられているのは相場操縦の疑い。
その片鱗が見えてきた。
東証1部に上場するアパレル大手TSIホールディングス。
村上氏は去年6月から7月にかけTSIの株価を意図的に下げたという。
その手口は、空売りだ。
空売りとは実際には株を持っていないのに証券会社などから株を借りて市場で売ること。
例えば借りた株を300円で売って250円に値下がりした時点で初めて買えば50円の利益が生まれる。
ただ、空売り自体はもうけだけでなくリスクを回避する手段としても一般的で違法性はない。
何が問題だったのか。
実は村上氏はこの大量の空売りを取引時間が終わる直前にしていたのだ。
これは、終値関与と呼ばれる。
終値は多くの投資家が参考にするので駆け込むような売りも出て株価が更に下がりやすくなる。
その後、村上氏は時間外取引で買い戻すなどして数千万円の利益を得ていたという。
≫今回の取引の対象とされたTSIは村上氏とは深い因縁がある。
時は2002年。
≫村上氏はTSIの前身である東京スタイルの経営陣に対し株主として配当金を増やすよう要求した。
村上ファンドと東京スタイルの攻防はモノ言う株主としての存在感を一躍、世間に知らしめた。
今回の取引の過程で村上氏側からなんらかの株主提案はあったのだろうか。
≫かつて研究をし尽くした会社の株に目をつけ株主価値の向上とはなんの関係なく利益を上げたということなのか。
今回の強制調査はシンガポールに拠点を移した村上氏の一時帰国に合わせたものだ。
関係者によると株取引には村上氏が関係する会社など複数の名義の口座が使われていたという。
≫ショーンさんこれ、私の手には余るのでぜひ伺いたいんですけどどう思いますか?空売りというのはレベル、規模とかいろいろ程度はあるだろうけどほかもやってるのになんで今回この人が狙われてるのと思っている人多いと思うんですよ。
≫状況は、よくわからないのでコメントしづらいんですがリーマン・ショック以降やっぱり各国が空売りに関する金融の規制ということとそれから市場参加者に期待する規律ということととはいえ一方で自由市場資本主義のダイナミズムを謳歌するという3つの三角形をバランスとるのすごく悩んでいるというのは事実で今回に関してはその操作というのはどういう点に重きを置いて捜査に入っているのか私も注視していきたいと思ってるんですけど。
≫もしかしたら空売り云々という、もちろん容疑はあるんだけどそれ以外もあるかもしれないしなんともいえないと。
次、いきましょうか。
ちょっと、この3つの大きな写真パネルを見ていただきたいんですけどもどの会議も今日行われた会議なんです。
一見、光景としては似ているんですね。
当然、真ん中に安倍総理がいらしてそして周りに幹部の人たちが固めているという構図なわけですけどまず、時系列です。
一番はじめ、午前中行われたこの会議は地球温暖化それに関する会議で「美しい星2.0」というのをバーンと出しました。
これはCOPが控えておりますのであの会議でも演説する総理としてはこういうことを日本はやっているぞとどーんと打ち出したいというのはあるでしょう。
それから次の会議にいきますと例の官民対話というものですがここではいろんなことが出ましたがこれもバーンと出しましたLEDです。
2つだけだと、あまりきれいにも見えないということを今気づいたんですけどこのLEDに関してちょっとびっくりしたのはいいことなんですよ。
省エネでもありますしね持ちますし。
ただ、これは高いというのもある中で本当に近未来です。
2020年あっという間ですけど2020年段階で例えば、輸入とか白熱球それから蛍光灯の国内製造は禁止にすると、実質。
とにかくLEDがいいんだから徹底的に普及させるんだという話になってきて果たして、これ、そこまで言うのかな、総理がというふうに思ったりもする人いるかもしれません。
そして3つの会議一億総活躍の会議ですけどここでは何が出たかといえばほかも出ましたけどいろいろと。
一例を挙げるならば介護離職ゼロというのをずっと言ってて昨日の段階で例えば施設などの受け皿に関しては40万人分というふうに言ってたんですけどそれじゃあ少ないというふうに昨日、号令が下ったようで今日それがまた10万人分ドンとアップした話になりました。
ここにどういう課題があるでしょう。
≫今日は安倍総理からの指示が次々と出された1日だった。
まず、午前中に開かれた地球温暖化対策推進本部。
≫「美しい星への行動2.0」。
途上国への支援を3000億円積み増し1.3兆円にするほか水素や次世代蓄電池などの技術革新を推進するという内容だ。
この直後に開かれたのが「未来投資に向けた官民対話」。
ここでは、地球温暖化対策とも関係する方針を示した。
≫安倍総理は価格は安いものの消費電力が大きく寿命の短い白熱灯などから消費電力は小さく寿命の長いLEDに切り替える方針を示した。
安倍総理は照明器具の種類にまで言及した。
LEDへの切り替えは安倍総理が経済界に要求していた設備投資の拡大の一環として打ち出されたものだ。
≫もう1つ、安倍総理が経済界に要求していたのが賃上げだ。
その回答期限が今日だった。
≫安倍総理の要求に経済界は来年も賃上げを行うと応じた。
≫アベノミクス第2ステージとして安倍総理が打ち出した一億総活躍社会。
午後からはその実現に向けた緊急対策をまとめる会合に出席した。
一億総活躍社会を実現させるためには介護離職ゼロが必要だという。
安倍総理は2020年代初頭までに介護を理由に離職する人をなくすとしている。
介護のために離職・転職した人は年間10万人いる。
年代的には50代から60代が多い。
京都市に住む中西さんもその1人だ。
≫中西さんは母親のしづゑさんと2人暮らし。
ところが、しづゑさんが16年前に脳梗塞を発症。
中西さんは運送会社で正社員として働いていたが母親の状態が徐々に悪くなり介護のために、ときどき休むようになったという。
≫中西さんは5年前に仕事を辞めた。
今は、デイサービスのドライバーなどのアルバイトをしているが収入は月に5万円ほどだ。
このほか母親の年金などと生活保護で16万円ほどの収入がある。
ただ、将来に対する不安が広がるという。
≫今日の緊急対策では介護離職をなくすために2020年代初頭までに50万人分の施設を整備するとしている。
当初の案では40万人だったものを安倍総理は昨日、10万人分上乗せするよう指示した。
問題はそこで働く介護の人材をどう確保するかだ。
≫ショーンさん、LEDも賃上げもまばゆいんですよ威勢がいいんですけどね。
具体的に考えますと介護1つとってもえらいことで、50万人分の受け皿って言いますけど今、いったように人が介護士の方が非常に不足しているわけですよね。
だから、やっぱり仏作って魂入れずじゃしょうがないわけでもっと具体的な方策を聞かざるを得ないですよね。
財源の問題も含めて。
≫先ほどのLEDの話も悪くはないと思うのですが経済成長ということで考えれば、それは労働力かける生産性かける投下した形なわけですから企業の中に内部留保が354兆円あって現用金が210兆円であれば全部が全部使えなくてもしかるべくところに投資をするというのはいいと思います。
働き方が多様性を持っている中で企業は対応できていないと思います。
日本は介護している人は180万人強なので老々介護、今の方50代ですからお若い方ということになるんですけど更に会社の中で240万円で働いている方の中で例えば介護休業とか休暇をもらえるとなれば5万5000人ということで企業側も使えていないということで制度のことが1つ。
それとやっぱり介護する人たちの悲鳴というのは手続きの煩雑さだと思います。
介護する人やケアマネジャーを探さなければいけないサービスを決めて計画を立ててサービスを得るという非常に煩雑してて。
それともう1つは介護サービスそのもののキャパという問題だと思うんですけど。
今すでに50万人という数字は特別養護老人ホームの待機者で50.2万人という数字もありますのでその数字そのままだなという感じもするんですがそれだけではとても無理で通いだったり訪問だったり泊まりというさまざまなバラエティーに富んだ細かいサービスをどこかの事業者がやる。
事業者サービスで言うと3万8000事業者だといいますけど足りません。
そうすると、もっと地域に密着した小規模の多機能型の居宅サービス居宅介護サービスがもっと増えてくるということなんですがまた事業者数が四千数か所ということで足りないということで圧倒的にキャパが足りないので企業側の、官民一体で企業側の制度の問題。
それから手続きの緩和ということの問題キャパということでどれか1つだけとってもだめだと思います。
≫冗談ぽい話が介護士の方の間で広がったそうなんですけど介護離職ゼロと総理が言ったときに一番初めに耳にしたときに介護離職ゼロわあ、うれしいってちょっとふざけた。
それだけ辞めていく方も。
≫本当に過酷な現場。
≫待遇の面もあり。
まずそれをやらないと≫今日ずっと1日ニュース流れていますけどトルコ側、ロシア側全く言うことが撃墜に関しても違うというのが如実に出ております。
しかし、よく聞いてみると一方では、また別のところでそれぞれの国の偉い人がかなり優しい発言をしてみせていたりもしているんですね。
≫ロシアは撃墜された地域での空爆をやめずクラスター爆弾を投入して強化。
トルコは国境付近に展開中の軍を増強した。
軍事的緊張は続いている。
≫そんな中、トルコ軍はロシア軍機を撃墜する前に行ったという警告の音声ファイルを公開した。
警告は英語で行われていた。
≫トルコ軍はこの警告を10回行ったと説明している。
≫一方のロシア軍。
基地では撃墜された爆撃機の乗員への取材が用意された。
≫乗員は領空侵犯を否定。
そして、トルコ軍戦闘機の存在も気づかなかったという。
≫両国の主張は大きく食い違っている。
だがNATOとの正面衝突を避けたいロシアエネルギー面でロシアに依存しているトルコ。
お互い、事態をこれ以上悪化させたくないという思惑も見え隠れする。
≫この一連の大変なシリアの話をそのままヨーロッパに押し寄せて難民の方々寒い冬がやってきちゃったということも全部あるわけですね。
どういう方向に動くべきでしょうかね。
≫今ロシアでトルコがNATOの一因というふうに考えれば共同防衛のこちら側にはきたくないその構図は作りたくないということにおいてあるいは経済的な依存度ということではエスカレーションというのはないのではないかというのが大方の見方ではないかと思うんですけど。
一方でその向こうに何があるかというとアサド政権からの支持要請で行っていた空爆というものを自衛権の行使というふうに正当化を担保しようとしている。
そうすると国内世論もまとめあがりすなわちISを掃討するということでの国際的な枠組みいろいろなものがありますが歩調が整わないのだなというもくろみがあってその中で誰が主導権をとるのかその向こう側の中東での覇権の主導権、その力学のトップに立つのは誰かということ。
恐らくロシアはそこを見据えているのではないかと思うんです。
ですから、その逆側ということで言いますとシリアを治めていく中東での動きを抑えていくというところで米仏が寄ってくる。
トルクメン人のエリアが保護の対象になってくるとすでにクルド人を支援しているアメリカとトルコの関係がおかしくなるとかさまざまな矛盾が起きてくる中で国際的支援体制というのがどこも取れていない状況。
一方のロシアはシリアとアサド政権とロシアとレバノン、ヒズボラとそれから、シーア派のイランということの協調が取れ始めているということで考えればこの問題をどういう枠組みで解決するのか。
その主導権を握るのは誰なのかということで考えたときにどうやらそこにアメリカの姿はないようだという不安が非常に大きいですよね。
≫ただイランも含めて当事国全体が集まって徹底的にIS掃討に関してどこかでまず、すり合わせをしないことにはね。
≫まさに、すりあわせができないそういう国際的な枠組み協調関係が取れないあるいはそこを破壊するのがISのもくろみでもあるわけですよね。
思うつぼなわけですね。
日本時間の25時このあとになりますけどロシアとフランスの首脳会談もありますけどオランド大統領がなんとかその辺りをアサド政権をどうするという肝心要の問題を脇に置いてでもIS掃討でまとまろうという動きは出てはいるわけですけど。
≫これ、オランド大統領の動きも枠組みに新しい形なのかな。
いわゆるヨーロッパ共同体に対しての集団的自衛権というものは緩やかなものを要請してNATOには要請をしないという自国の国家の主権と自由度というものを担保した状態でロシアに歩み寄っていくという。
≫2つのニュースを続けてお伝えします。
まず病院の玄関に70代の女性が運転した軽自動車が突っ込みました。
待合室にいた女の子2人が怪我をしています。
≫病院の入り口付近粉々になったガラス。
今日午後5時前山口県下関市の病院に軽自動車が突っ込んだ。
運転していたのは70代の女性だった。
車は信号のない交差点の角の病院に突っ込み入り口の自動ドアを破壊。
そのまま待合室に乗り上げた。
事故当時は診療時間中で待合室にいた6歳と7歳の女の子が怪我をしたが幸い打撲や口の中を切るなどの軽傷だという。
運転していた女性に怪我はなかった。
≫運転開始から原則40年で廃炉となる原子力発電所。
来年11月に40年を迎える福井県の美浜原発3号機について関西電力は今日原子力規制委員会に最長20年間の運転延長を申請した。
美浜3号機は来年11月末までに新規制基準の審査に合格するとともに運転の認可を得ないと廃炉を余儀なくされる。
ただ関電側の書類提出の遅れなどから審査が期限に間に合わない恐れが出ている。
しかし関電側は審査担当者を大幅に増員して対応する方針だ。
運転延長の申請は福井県の高浜原発1、2号機に続く3基目となる。
≫このあと気になる天気も当然、お伝えしますけど≫こちら今から120年ぐらい前の銀座4丁目の交差点なんですね。
服部時計店の時計台ができたばかりのころなんですけどこのころと比べて120年前今の世界の平均気温1度高いという発表がありました。
世界の平均気温が1度上昇しているというのはどういうことなんでしょうか。
≫スイス・ジュネーブで進み続ける地球温暖化に改めて警鐘が鳴らされた。
≫WMO・世界気象機関が今年の世界の平均気温が観測史上最も高くなる見通しだと発表したのだ。
報告によると今年1月から10月までの世界の平均気温は14.73度。
これは、過去最高を記録した去年を上回るペースで120年前と比べると1度の上昇になる。
気温が1度上がるとどうなるのか。
≫NASAの最新の研究では地球温暖化にもかかわらず南極の氷は増えているという発表もある。
≫ともすると温暖化と南極の氷が増えているとするとどっちなんだよってなるんですけどどっちなんだよ病が強いと自分では思っちゃうんですね。
どっちもなんだよという答えもあるわけですよ。
≫矛盾しているようで矛盾していないという。
≫複眼的に見るというのが大事なんです、少なくとも。
≫今日は西日本にも冬が訪れました。
こちらは広島県なのですが山沿いを中心に雪が降りました。
平地の松江でも初雪が観測されています。
昨日までは暖かい日が多かったので一気に冬になりましたね。
この雪を降らせた雲というのは衛星画像で見るとよくわかるんです。
西を見ますと筋状の雲が流れ込んでいるんですよね。
これは強い寒気が入り込んでいるときに発生するもので明日にかけては更にまとまった雪になりそうです。
そして、もう1つ注目していただきたいのが日本海にある渦を巻く雲です。
これは低気圧の雲でこのあと発達しながら北海道に進んできますので北日本を中心に大荒れとなりそうなんです。
今回特に警戒していただきたいのが風です。
こちらの風の予想を見ていきますと赤いところほど強いことを示しているんですがこの低気圧の周りに注目していてください。
発達しながら進んでいきますのでどんどん風が強まるんですよね。
このまま北海道に直撃します。
瞬間的には30メートルから35メートルの風。
物が飛んできたり立っていられないほどの風となりそうです。
交通機関に影響が出る可能性もありますのでお出かけの際はこまめに情報をチェックするようにしてください。
≫スポーツまいりましょう。
武内さん、お願いします。
≫今夜はフィギュアスケートからお伝えします。
来月行われるグランプリファイナルには男女それぞれ6人が出場できるのですが現時点で出場を決めているのはこちらの選手の皆さんです。
テロの影響でフリーが中止となったフランス大会ではショートの結果がそのまま反映されて宇野昌磨選手の出場が決まりました。
そしてグランプリシリーズは明日から最終戦のNHK杯が行われます。
女子は浅田真央選手宮原知子選手。
そして男性は羽生結弦選手がファイナルをかけて出場します。
≫本番前日の公式練習。
5年連続のグランプリファイナル進出を狙う羽生結弦。
表彰台に上がればファイナル出場が決まる。
実は今回、羽生はショートプログラムで大きな変更をしてきた。
曲をかけた練習を見てみると…。
まず跳んだのは4回転ジャンプ。
次に跳んだのも4回転ジャンプ。
しかもコンビネーション。
およそ1か月前のカナダ大会ショートプログラムでは4回転に挑んだのは1度だけ。
曲は同じだがジャンプの構成を大きく変えてきたのだ。
シーズン中にこれだけ変えるのは異例のこと。
≫カナダ大会から1か月足らずで更なる高みを目指す羽生。
明日のショートどんな結果となるのか。
≫一方の女子。
今大会4位以上でファイナル進出が決まる浅田真央。
午前午後2回の練習で代名詞のトリプルアクセルを9回中6回成功させた。
≫そして、アメリカ大会3位の宮原知子は優勝すれば自力でファイナル進出が確定する。
ファイナルの出場枠は男女それぞれ残り3つ。
≫続いてプロ野球です。
今年のドラフト会議で3球団競合の末ソフトバンクの工藤監督が抽選で引き当てたピッチャーの入団が決まりました。
≫ソフトバンクのドラフト1位県立岐阜商業高橋純平が契約に合意した。
高橋は最速152キロを誇り準優勝となった18歳以下の野球ワールドカップでも活躍した高校ナンバーワン右腕。
契約金1億円プラス出来高5000万円年俸1500万円。
新人としての最高条件が掲示された。
背番号は入団会見で発表される予定だ。
≫女優・吉永小百合さんにインタビューしました。
もちろん映画公開のタイミングでもあったのですが私は10年ぶりにお会いできるということで本当にうれしくて。
それと吉永さん側からできればここで、お話できませんかと場所の勧めがあったんですね。
どういうところだったか。
そこは全て原爆投下で苦しんでいる人々を描いた絵が掲げられているんです。
こうしてインタビューの収録後見続けている吉永さん。
何か、このたたずまいに落ち着いた使命感というものは私、感じてしまいました。
この日、吉永さんはちょっと遅刻しました。
≫どうしてそんなに謙虚でいらっしゃるんですか?だって、今日も大渋滞で3連休のとば口だから大渋滞でちょっと遅れたというだけなのに申し訳ございません皆さんというふうに。
僕はぼーっとしちゃいました。
≫本当に申し訳なくて。
1時間も前に着くつもりだったんですけど反省して、もっと早く出るべきだったと思って。
≫いや、そんなことないですよ吉永さん。
遅れるからいいんですよ。
≫いやいや…。
本当に忙しい古舘さんをはじめ皆さん、お待たせして。
なんとも穴があったら入りたい。
すみません、本当に。
≫とんでもない。
それは、僕も忙しいですよ。
忙しいですけど。
≫わかってます。
丸木先生ご夫妻がずっと長いことかけて「原爆の図」というのを描いていらして。
私は朗読をしてるんですけどもでも、やっぱり、この絵から受けた衝撃というのはもっともっと強いしたくさんの方に見ていただきたいと思いますね。
≫吉永さん、もちろん戦争はだめだそれからもちろん原爆これはだめだ。
そして原発、これも同じ核だからだめだと。
そういうこともはっきりとそして淡々と訴え続けてらっしゃるわけですけど朗読のことも全部含めてですけど僕は、吉永さんの根源ですね。
ずっと闘う人として訴えを続けていく活動の源ってなんでしょうか?≫年のことは言いたくないんですけどやっぱり70年前に生まれたということが大きいと思うんです。
戦争が終わる年に生まれて、そして今まだ戦後といわれているわけですよね。
だから、そういう時代がずっと続いてほしいと思うしまた、核の平和利用という言葉で原発があんなに作られたということも私はちょっとうかつにもよく知らなかった。
それが今度、3・11のあとにこんな状況になっちゃったんだということですごく自分を恥じていますしやっぱり、もっともっと声を出して非核っていうことを言っていかなきゃいけないと思っているんですね。
古舘さん、いつも番組でいろいろな角度で取り上げてくださっているからとてもうれしいです。
≫そうですか。
≫今年初めて8月9日に長崎の平和祈念式典に参列させていただいたんですよ。
そのときに谷口さんという被爆者の方がメッセージを語られてその方は、1年半背中に大やけどをしたためにうつぶせのままで病院にいらしたという方で今も体調悪いんだけれども出てこられてお話してくださって。
もう、とにかく胸を打つ演説をなさったんですけどああいう方が今もまだ頑張って言っていらっしゃるし原爆から原発っていう流れをなんかせっかく私たちは日本に生まれたんだからみんなで考えて世界の人に、これは違うんだやめましょうって言いたいですね。
≫核と人類っていうものは共生できないんじゃないでしょうか。
≫そう思いますね。
≫「母と暮せば」を拝見しまして凄惨な原爆が落ちたさまざまなシーンとかがほとんどなくて。
母と息子の会話を中心に淡々といく、あの映画の中に原爆はだめ戦争はだめっていうのがものすごくにじんでいますね。
≫それは、山田監督の思いと熱情なんですね。
≫こうじ、あんた、こうちゃん?≫諦めの悪かね、母さんは。
≫息子さんと、お母さんの会話がすばらしくて私はもう母、他界しておりますのであの映画を見ていてちょっと母を思い出し寂しい思いをしましたけどすごい変な言い方ですけど一方が死んでから初めてああいう会話ができるのかな。
お互い生きているときだと憎まれ口を言い合ったりしちゃいますけどどっちかがあの世に行っているとこんなにいい会話ができるかなとちょっとなりますね。
≫私も母が亡くなっていろんなことをもっと聞いておくべきだったというのを今になって今度の映画に出て思いましたし。
もっと会話ができたんじゃないかって。
あのころの大変さとかいろんなことをね。
≫本当に戦争体験で苦しい思いをされた世代はあんまり下の世代に言わないというかお母様も確か、どうしてあんなふうに戦争に突入してったんだという問いかけに対して、お母様があの当時は言えなかったんだというようなことをおっしゃった。
≫そのひと言でした。
言えなかった。
戦争反対、戦争になっちゃいやだということを言えなかった。
だから、それはとても重い言葉ですけどね。
でも、私たちはずっと戦後であってほしいと思うし言わなきゃいけないと思ってます。
≫今、思ったんですけどさっき源はなんでしょうという戦争だめだという源はなんでしょうとお聞きしましたけどもしかしたら、その1か所にお母様の世代が言えなかったじゃあ、私の代ではっきりと言おうという思いもおありなんですか?≫それもあると思いますし私は、ずっとなんとなく俳優になってずるずるとやってきましたのでなんか「はい」と「いいえ」があまり言えなかったんですね。
それで、30過ぎてから映画で高倉健さんとご一緒した「動乱」という映画に出て1年間すばらしい映画作りに参加して私、もう1回この世界でやってみようと思ってそのためには、きちんと自分でこれはできますこれはできませんっていうことが言えるようにならないと独立できないのだと、精神的に。
それから少しずつそういうことを言える様になったしまた、いろんな社会のことなんかにも目を向けられるように少しずつなったというふうに思ってるんですね。
≫私たちはもう10代の段階で「キューポラのある街」。
ずっとはじめから吉永小百合さんは何も変わってないように固定してみちゃうところがあると思うんですけど。
いろんな変化変化みたいなものが繰り返されてるんですねやっぱり。
≫家がとても貧しかったためにラジオドラマで子役でデビューしてでも一生懸命家計の少し助けになるかしらなんて思ってやっていたんです。
中学くらいはね。
高校になって勉強をしっかりやろうと思ったんですけど映画会社に入ることになって。
だから、自分で決断してこの道を選んだわけではなかったんですね。
それが、だんだん年を重ねていくうちに映画の仕事の楽しさとか映画の持つ意味みたいなものを感じるようになっていい映画は100年残ると思うんですよ。
「キューポラ」も50年、残ったのでそういう100年残るような映画を作りたいと思うんですね。
子どもがいませんので映画がやっぱり子どもみたいな思いでやってるんですけども。
≫1962年の大みそか「紅白歌合戦」。
「寒い朝」それを歌われているときの「紅白歌合戦」の視聴率が80.4%。
だから、ほとんどほぼ100%。
日本中が「寒い朝」を見ていたわけです。
聴いていたわけですね。
あれは、今、思うとあんな時代は二度と来ない。
≫そうですね。
あのとき緊張してやかんのお水いっぱいぐらい飲みました。
出演の前に。
それぐらい緊張してましたね。
≫やっぱりそうですよね。
≫マヒナスターズの方たちがいらしたからできたんだけどガタガタ震えてました。
≫確か「寒い朝」「北風吹きぬく寒い朝も」。
≫「心ひとつで暖かくなる」。
≫いい言葉ですよね。
≫心持ちひとつで不幸だなんて思ってなくて心持ちひとつで幸せになる足るを知るんだよってなんかそのときは、わからなかったけど今は60を越えて僕も思うのは心持ち次第で人間って変われるじゃないですか。
すごいことをあの時分から訴えてらっしゃいましたね。
≫私じゃないんですけど佐伯孝夫さんの作詞ですけど、あのころの歌って本当に、しみじみと心に響く歌詞がありますね。
≫こういう「原爆の図」を拝見したときに人々が折り重なっているこういう図を見せてもらったときには余計に絶対伝え続けなきゃいけないということを感じますね。
≫私たち、日本で生まれて日本で育ってるんだから一番世界に向かって言わなきゃいけないですよね。
≫日本が平和を続けてきたこともすばらしいって言ってくれてるというところがあるんだから余計にそれを積極的に平和をアピールするというのが積極的平和主義じゃないかと。
≫私は、そう思いますよ。
武器を持たないことが積極的平和主義だと思います。
そういうと甘いといわれたりすることもあるんですけど。
よそから攻めてきたときにね。
でも、これは本当に大変なすばらしい世界の財産だと思いますしね。
≫10年くらい前にチラッとお聞きしたことを思い出したんですけど1日1km、とにかく泳いでらっしゃるというのは今は?≫いやいや、今はとんでもなくやってはいるんですけど1週間に3kmですかね。
≫やっぱり几帳面に1週間に3kmというのはどういうふうに割り出されるんですか?≫1週間に3回泳ぎたいんです。
1回に1kmという。
前は1日2kmぐらい泳ぐときもあったんですけど。
≫それをちょっとセーブされて1週間に3km。
1回につき1km。
≫だから大体150kmくらいですね年間で。
前は、最高に泳いだときは400kmぐらい泳ぎましたけど。
≫平泳ぎ中心ですか?≫全種目、4種目です。
≫クロール、平泳ぎバタフライ背泳ぎ。
1人メドレーリレーですか?≫そうです、そうです。
≫バタフライをおやりになるんですか?≫バタフライが一番好きなんですけど下手は下手なんですけど。
≫下手であろうがあれは背筋から何から異常に使うじゃないですか。
≫それじゃなくリズムで泳ぐほうが、なんかうまく前に進めるんですけど私の場合は力ずくで行くタイプですね。
≫1人世界水泳ですね。
≫やっぱり水を得たという感じになりますよね。
≫うお座なので水の中にいるのが一番楽しいという感じですね今はね。
足のサイズがどんどん大きくなるんですよ。
だから、もしかしたら足のほうが発達しているのかもしれないですね。
≫普通、お年を召すとともに足、小さくなりますよね。
≫昔は22.5だったんですけど今はもうスニーカーなんか24なんですよ。
足が大きくなっているみたいです。
≫やっぱりバタ足はじめ平泳ぎにしても足をものすごい使うからそれで筋肉がついてるってことですね。
≫足ひれ。
≫足ひれができるって、天然の。
どんどん大きくなるかもしれませんね。
でも、吉永小百合さんがなんで変わらないんだろう。
≫100歳になったらマスターズで泳ごうかしら。
そういう方いらっしゃいますもんね。
≫吉永小百合さんは年とともにどんどん成長されるんですね。
≫退化しているんですけどアスリートだと思ってるんですね。
自分のことを。
だから、俳優というよりはアスリートとしてこれからも生きていきたいなと思っています。
≫ちょっと活動の源がわかったような気になりました。
これからもずっとそういうことを思い出しながら私、くじけそうになったときに吉永小百合さんが頑張ってるのを思い出します。
≫いつもテレビの前に座って応援してますから古舘さん。
頑張ってください。
≫頑張らせていただきます。
どうか吉永小百合さんもアスリートとしてずっと鍛え続けてください。
≫ありがとうございます。
≫やっぱりビックリしたのは女優として100歳までとかいつまでもっていうのじゃなくてアスリートなんだと。
≫格好いいですね。
≫だから心身ともに競技者であると。
そのためには心身ともに鍛えざるを得ないですよね。
そういうことなんだなと解釈したんですけどね。
≫自分の怠慢も少し戒めております。
≫本当にね。
やっぱり意志が強い方というのはとってもとても表面、優しくて。
優しいということと2015/11/26(木) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

“介護離職ゼロ”実現の道筋は…「1億総活躍」緊急対策▽フランス・ロシア首脳が会談▽反戦・反核の原点は“母の重い一言”吉永小百合さんに古舘伊知郎が聞く

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
武内絵美
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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