アニメ ベイビーステップ2(9)「感覚で困惑」 2015.11.28


(深沢)アニキのマッチポイント!
(ボールを打つ音)
(ボールを打つ音)
(宮川)あっ!あ…!
(審判)ゲームセットアンドマッチウォンバイ丸尾カウント6−2。
(丸尾栄一郎)っし!
(観客たちの歓声)心の声勝った…。
実力で勝った!
(オープニングテーマ)6番コート丸尾栄一郎6−2で勝ちました。
(事務員)はい丸尾君は今日の試合これで終了です。
お疲れさまでした。
(鷹崎奈津)続いて1番コート鷹崎奈津6−0で勝ちました。
なっちゃん。
エヘヘー。
宮川君に6−2で勝ったの?すごいじゃん。
でも内容はスコアほど楽じゃなかったんだけどね。
とにかくお互い全日本ジュニアへ一歩前進だね!うん。
あれ〜なんか思ったよりうれしそうじゃないな〜。
え?あ…いやそんな事はないんだけど…。
「けど」?なんか…今までと違って勝つまでがすごく苦しかったんだ。
真剣勝負を実感させられたっていうか…。
そういう試合だったんだね。
すごく分かるよえ?その感じ。
でもこれからはそういう試合が増えると思うよ。
勝てば勝つほど。
心の声そうか。
なっちゃんはこういうのたくさん経験してるのか。
今は終わったばかりだからそんな感じかもしれないけどきっとすぐ分かるよ。
本当に楽しい試合はそういう試合だって。
え?ウフッ。
心の声宮川君に勝てた…。
終わってみれば大差だった。
心の声実力的に勝ってる感覚は試合の前半からあったのに最後まで一瞬も気を抜けなかった。
ヒリヒリした感じの怖さがずっと消えなかった…。
きっと宮川君がこの先の人生を懸けてきたからだと思う。
この先に進むために譲れない試合だったんだと思う。
だから今日の試合は宮川君の人生を変えてしまったかもしれない俺の人生も変わってしまったかもしれない。
これがきっと本当の勝負…。
なっちゃんの言ってた事はよく分かんないけど本当にこれからこういう試合がたくさんあるのかな。
とにかく今日の試合は一生忘れないだろうな。
(渡辺)くっ!はっ!よし!
(審判)ゲームセットアンドマッチウォンバイ丸尾カウント6−1。
(岸)う…。
はっ!
(審判)ゲームセットアンドマッチウォンバイ丸尾カウント6−0。
(観客1)ノーシードからベスト4入りかよ。
(観客2)宮川戦はまぐれじゃなかったんだな。
(観客3)丸尾はこの大会で完全に神奈川での地位を確立したな。
(荒谷)去年とは段違いだな。
(西村)でしょ!荒谷さんの教えてくれた情報と全然違いましたよ!俺が悪いんじゃねえ。
文句なら強くなった丸尾に言え。
う…。
あすの準決勝は第2シードの最上と丸尾さんどっちが上がってきますかね?どっちだろうと関係ねぇ。
回想
(アナウンス)「神奈川ジュニア12歳以下男子優勝江川逞君。
準優勝荒谷寛君」。
(男性)本当にすごいなあ。
江川逞君は。
(男性)10年に1人の逸材らしいじゃないか。
心の声
(荒谷)くそ。
これで10戦全敗。
冗談じゃねぇ。
万年2位でたまるかよ!俺も同じプロになるってのに!
(江川)はっ!あっ!
(審判)ゲームセットウォンバイ江川逞。
カウント4−67−57−5。
うぅ…。
心の声
(荒谷)神奈川ナンバー2なんて称号はもういらねぇ。
俺が頂点に立つ。
心の声
(最上)確かに宮川を倒しただけの事はある!はっ!心の声クロス!はっ!
(最上)うっ。
くっ…。
しっ!
(審判)ゲームセットアンドマッチウォンバイ丸尾カウント6−36−2。
(観客1)ついにノーシードが決勝だぞ!
(観客3)全く予想外だぜ。
(佐々木)丸尾君すご〜い!
(影山)おいおい本当に決勝まできちまったな!うん。
去年までは3回戦負けの常連だったのにな。
宮川君に勝てたのが大きかったんだと思う。
心の声あの試合から何かすごく変わった気がする。
(青井)言っとくがここまでは予定どおりだからな。
青井コーチ。
決勝は予想どおり荒谷だ。
ん〜はあっ!
(審判)ゲームセットアンドマッチウォンバイ荒谷カウント6−26−1。
よおおおおお〜しっ!となると…次は今までと同じようにいかんのはお前が一番よく分かってるよな?はい。
強敵です。
(青井)プロを目指している全日本ジュニアの常連つまり夏には超えてなきゃいけないワンランク上の相手でありお前が一度負けてる相手だ。
だが俺の予想ではお前は勝てる。
(3人)おおっ!…可能性は十分ある。
(3人)はあ〜…。
あのすいません。
急に弱気な感じはやめてもらえませんか?しょうがねぇだろ大体そんな感じなんだから。
心配してる暇があったら早速練習するぞ。
はい!はっ!お〜っやってるやってる。
あなっちゃん。
なっちゃんも決勝だね。
あしたは頑張ろうね。
うん!2人で優勝できるといいね。
(榊原)青井君ちょっといい?
(青井)何ですか榊原コーチ。
デートのお誘いならあとでゆっくり…。
(榊原)違う!エーちゃんの事女子でも話題になってたよ。
「ノーシードが決勝だ」って。
そういうプレッシャーやめてよ。
俺ランキング低いからこの県大会で優勝しないと上位シードに入れないんだよ。
そっか。
ノーシードのままだと早いうちにシード選手と当たっちゃうからね。
全日本ジュニアに出場するには関東ジュニアで2回戦を突破しないといけないからシード選手になれれば有利なんだけど…。
よし!じゃあ
(2人)はい?丸尾とナツ!今からお前ら2人で試合やれ。
(2人)え!?何で俺がなっちゃんっていうか女子と試合なんですか?
(青井)こっちだって遊びでやれとは言ってない。
ナツにとっては全日本ジュニアでの清水亜希対策ね。
清水さん?あなたは今関東にほとんど敵がいないから最近レベルが高い相手との試合ができてないでしょ?それに丸尾君のコントロールテニスは清水さんのテニスに近いものがあるし。
(青井)丸尾にとっては簡単に言えばメンタル強化だな。
俺は時に試合中お前がナツみたいにできればいいなと思う事があってな。
それどういう意味ですか?お前ら2人は本当に対照的なタイプなんだ。
丸尾が理論派だとすればナツは感覚派。
もちろんそれぞれがすばらしい個性だからそれを変えてほしい訳じゃない。
でもお前を見てるとお前が自分の意思で感覚的にテニスができるようになればいいのにと思う事があってな。
はあ。
まあ細かい事言わずにやってみろよ〜。
面白そうだろほれほれ。
でも今の話は分かります。
俺フロリダで一度だけすごく感覚的に動けた時があってびっくりするくらいいいテニスができたんです。
それが自分の意思でできたらいいなとはすごく思うので。
ほう。
あのこの試合はいつもと同じようにやるんですか?
(青井)ああそうだ。
1セットだが普通の試合のつもりでやれ。
ちょっとエーちゃん何よそれ〜。
「男子が女子相手に本気でやったら試合にならない」って言いたいの?ち違うよ!女子と試合なんてやった事ないから分かんないんだよ。
ナツは負けても気にしなくていいから丸尾の戦略をよく見る事が優先だ。
ちょっと〜青井コーチまで私が負ける前提?そんなのおかしいじゃん。
背だってそんなに変わらないし。
エーちゃんの事毎日見てるからよ〜く知ってるしそんな簡単に勝てると思ったら大間違いだよ。
心の声理由がすごく大ざっぱだ…。
もういいよ!はいどっち?え?あじゃあ上で。
下。
私がサーブね。
2人ともウォームアップはいいわね。
しっかりやれよ。
ははい。
(榊原)それじゃ1セットマッチでプレー!心の声なっちゃんのサーブ…どんなだ…?はっ!あっ!
(榊原)15−0。
ほらエース。
心の声お思ったより速い。
ボーっとしてんじゃね〜よ!いくら全国トップクラスだからって女子に負けんのはナシだからな。
ありかもね〜。
心の声ダメだなんかシャキッとしない。
こんなんじゃなっちゃんにも失礼だし練習の意味がない。
そういえば以前マイクが恋愛モードと戦闘モードは対極にあるとか言ってたっけ。
よし!今戦ってるのは難波江君だと思い込もう。
相手は女子じゃなくて男子のトップクラス!超えるべき高い壁倒すべき最強の敵…全国ナンバー1の難波江優!ハッ!って思えるか!30−0。
心の声俺…こんな事してていいのかな?はあっ!4−0。
荒谷さん気合入りすぎっすよ。
(荒谷)相手が相手だけに最後まで気を抜きたくね〜んだよ。
それより仮想丸尾にしちゃ物足んね〜ぞ。
う…。
こいよおらあ!心の声さすがになっちゃんを難波江君だなんて思えない…。
とにかく青井コーチに言われたとおりなっちゃんのテニスを吸収しよう。
もっと感覚的にプレーできるように。
んっ!心の声ワイドに速いサーブ!落ち着けばなんとか返せる。
うっ。
え!?ワイドのサーブでクロスにオープンコートができたのになんでわざわざ逆にストレート!?しかも遅いボール!だったらこっちがクロスへ深く!はっ!心の声ここで強打に来るのか!?はっ!
(榊原)アウト40−0。
心の声え〜っ!?何で今になって強打!?最初にオープンコートに強打してればもっと決めやすかったはずなのに。
はっ!心の声速っ!まだ速くなるのか。
狙いも強気…。
気を付けないと。
でもセカンドは絶対チャンスになる。
はっ!心の声ここはリターンから一気に…。
え!?前!?くっ!はっ。
(榊原)ゲームナツ1−0。
うしっ!心の声い今のは絶対おかしい!男子相手にセカンドサーブで前にダッシュなんてどう考えても無謀すぎる。
でも結局タイミングを外されたって事はそういう作戦?それともただの思いつき?ヒヒ〜。
さっぱり分からない…。
だからってさすがにサーブはキープしないとな。
ここは思い切って…。
はっ!はやっ!お〜お〜エゲツね〜な男のくせに。
だって「ちゃんとやれ」って言ったじゃないですか!ナツ!スピードは慣れよ。
男子のスピードに慣れれば女子のサーブはかなり楽になるわ。
はい!はっ!ほっ!心の声ちゃんと入ったのに触られた…。
はっ!うっ!やっ!
(榊原)ゲーム丸尾1−1。
心の声エーちゃんのサーブってこんなすごいんだ…。
でも次は返せる!はっ!はっ!はっ!心の声深いスライス。
きっとなっちゃんは滞空時間を利用して前に…出てきてない!?あしまった。
浅い!浅いのに攻めてこない。
って事は前後の動きは弱いのか?だったら次は深く打って…前!あ!くっ!うっ!つっ!はっ!
(ボールを打つ音)うっ!うっ!ゲーム丸尾2−1。
(榊原)ここまではすごくいいわよナツ。
でもここから丸尾君はナツを前後に揺さぶる戦略で来るから意識してね。
はい。
お前さっきからタイミングが一歩遅れてるな。
もしナツに男子並みのフットワークがあったら完全にやられてるぞ。
だって何考えてるか全然分からなくて。
だからナツは感覚派だって言ったろ。
そこがあいつのすごいところなんだよ。
どうせ考えても分からないんだからお前も目で見て身体で感じて赴くままにプレーしてみろよ。
心の声「見て感じて赴くままに…」。
それってフロリダで感じたあの時の感覚…。
これってどこか恋愛に似てると思わないか?ええ…あはあ…。
心の声「見て感じて赴くままに…」。
はっ。
はっ!お!心の声ついにリターンが返ってきた!やっぱりなっちゃんはすごい。
相変わらずどう来るか読めないし…。
だったら読まずに前後に打ち分ける事だけ意識して…。
はっ。
心の声エーちゃんの反応が早くなってきた。
それだけじゃない。
全部のボールが私を前後に揺さぶるためにさきざきまでコントロールされてる。
どんどん私の事が分かっていくみたい…。
スゴイ!はっ!は!くっ!はっ!ほっ!はっ。
まあこんな感じか。
ええ。
フー…。
ハアハアハア…。
(榊原)ゲームセットウォンバイ丸尾カウント6−1。
2人ともお疲れさま〜。
(青井)今日はここまで。
あしたに備えろよ〜。
心の声ほんと疲れた。
身体じゃなくて頭が…。
ん!あ〜楽しかった。
またやろうね。
ハハハ…。
すごい経験になったよ。
心の声でもこの試合っていつか絶対生きてくる気がする…。
(ボールを打つ音)
(ボールを打つ音)
(荒谷)はっ!
(西村)うわっ!
(ボールを打つ音)
(荒谷)うん!うっ!はっ!わっ!6−0。
ほらセカンドセット行くぞ。
ハアハアハア…。
あした決勝っすよ。
この辺にしときましょうよ。
こんなのうちのクラブの練習量からしたら大した事ね〜だろうが。
そりゃ荒谷さんだからっすよ。
あしたの決勝荒谷さんに絶対勝ってほしいっす。
言われるまでもねぇ。
(西村)うちのクラブの強さをフン…。
見せつけてほしいっす。
(コーチ)もう上がれ荒谷。
話がある。
高校卒業後プロ転向の意志は分かった。
それまでのスケジュールは全日本ジュニアの成績次第だ。
はい。
(コーチ)ここまでよくやったな。
(コーチ)今後うちのクラブは全面的にお前のプロとしての活動をバックアップする。
それができるのはお前がこの厳しいプロ養成プログラムで最後まで勝ち残ったからだ。
ここまでたどり着けるのはほんの一握り。
恵まれた身体を徹底的な努力で磨く事ができた者だけだ。
回想
(選手1)はっ!身体全体で強く!はっ!くっ!
(コーチ)おいどうした。
立て。
ハアハアハア…。
ハアハアハア…。
(コーチ)ついて来られないならここまでだ。
ハアハアハア…。
ん!?おい!ちょっと待てよ!諦めんなまだできるだろ!放してくれよ…。
お前はい〜よな…。
そのガタイがあってよ…。
俺にはもう無理なんだよ…。
あ…。
いつまで休んでるんだ荒谷。
ん…!もっと速く!いかに速くトップスピードに達するかだ!速く動いて強く打つ!それがこれからのテニスだ!
(河合)うう…う…。
(荒谷)河合!
(コーチ)どうした荒谷!勝手に止まるな!いや河合が…!それはお前の役目じゃない。
お前は走れ!くっ…。
うおおおお!ハア…ハア…!ここにいる奴らは全員お前の競争相手だ。
勝ち残る事だけを考えろ。
ん…。
ん…!?よう荒谷。
さっきは悪かったな。

(荒谷)やめるって…本当かよ?あ聞いた?プロは諦める事にしたよ。
俺はどうやったってお前みたいに速く動けないし強く打てない…。
そろそろ見極める時だしな…。
でもテニスは好きだし続けるよ…。
だからさ…お前は頑張れよ。
俺たちの希望なんだからさ。
ん…。
(コーチ)そんなお前にふさわしい最高の環境を用意するつもりだから要望があれば何でも言ってくれ。
ありがとうございます!ハアハアハアハア…。
ん!?ハアハアハア…。
心の声
(荒谷)ガキの頃から目指し続けて仲間たちを退けてつかんだプロへの道…。
クラブのために仲間のために何より自分のために。
ハア…あ!心の声
(荒谷)プロになる選手としてお前には絶対負けねえ!心の声荒谷君のデータは十分にある。
左利きパワーとスピードで勝負してくるベースライナー。
こっちが攻め込んだ時のカウンターが強烈。
せっかちでカッとしやすいけど前の試合では最終的に修正してきた。
カウンターではクロスで肩が下がるクセがある。
あと細かい事はやってみてだ。
あの時の借りを…。
回想入れぇ!心の声今日こそ返すんだ。
(荒谷)…サーブ。
じゃコートこっちで。
よろしくお願いします。
ん…!よろしく。
心の声この感じ…宮川君の時と同じ怖いような全身がヒリヒリする感じ。
去年こんな感じにならなかったのは多分まだプロを意識してなかったから。
まずはこれを乗り越える。
気持ちでは負けないように!心の声
(荒谷)去年はエンジンがかかる前の立ち上がりを攻められたがもうそんな甘いテニスはありえねえ。
最初から全開。
勝負を急ぐ俺の感情だってコントロールできれば武器になる。
そんな事を教えてくれたのは確かお前だったな。
(審判)ザベストオブ3セットマッチ荒谷サービスプレー!心の声
(荒谷)いくぜっ!
(ウィリアム=マサチューセッツ)…ザケンなよムリゲーかっつの。
2015/11/28(土) 01:00〜01:25
NHKEテレ1大阪
アニメ ベイビーステップ2(9)「感覚で困惑」[字][デ]

ふとしたきっかけでテニスに目覚めた主人公・栄一郎が、プロのテニスプレーヤーを目指し、夢に向かい努力を重ねて成長していく姿を描いたスポーツアニメ。

詳細情報
番組内容
榊原(さかきばら)コーチの提案により、栄一郎(えいいちろう)と奈津(なつ)は練習試合をすることに…。戸惑う栄一郎だが奈津と試合をすることで、感覚的なテニスを吸収してほしいと説明する青井(あおい)コーチ。栄一郎にとっては精神面の強化。奈津にとってはライバル亜希(あき)対策のため。お互い成長するためにふたりは真剣に戦いに挑む。一方、プロを目指す荒谷(あらや)もまた、強い意気込みで練習に臨んでいた。
出演者
【声】村田太志,寿美菜子,浪川大輔,寺島拓篤,下野紘,瀬戸麻沙美,細谷佳正
原作・脚本
【原作】勝木光,【脚本】千葉克彦,武上純希,高橋ナツコ,吉田伸

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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