今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
カブに…。
ピーマン。
そしてチンゲンサイ。
色んな野菜を収穫中です。
育てているこちらの方が本日の主人公です。
よいしょ。
ご紹介しましょうね。
50代半ばにして本格的に農業を始めた柴田稔さん61歳です。
稔さん畑仕事楽しいですか?色んな勉強しながら克服していく…。
大変面白いですね。
う〜んなるほど。
アハハ!オクラまでありますよ。
朝起きたら必ず野菜さん野菜さんおはようございます。
今日はご機嫌いかがですか?って…。
ハハハハハ。
本当ですか?本当ですよ。
ご機嫌があるんです。
畑と田んぼ合わせておよそ4500坪。
その田畑を見守る許斐山にちなみ稔さんは農園に「このみの里」と名付けました。
あっ稔さんその白いのはなんですか?ハヤトウリですね。
食感が非常にパリパリしてておいしいウリですね。
おおウリ。
そして稔さん手間のかかるレンコン作りにも力を注いでいます。
育てている野菜は20種類。
一人で八百屋さんが開けそうですね。
エヘヘヘ。
これらの野菜そのまま出荷しているだけではありません。
向かったのはご自宅です。
惣菜の材料持ってきたよ。
(富貴子さん)はーい。
ありがとう。
中から聞こえてきた声の主がもう一人の主人公ですよ。
妻の富貴子さん60歳です。
富貴子さんは稔さんが育てた野菜でお惣菜を作って販売しています。
主人の野菜を食べるととってもおいしかったからですね。
それを皆さんにちょっと食べてもらいたいなという事で…。
今日はこちらの野菜でお惣菜を作ります。
ゴボウニンジンレンコンなどが入ったがめ煮は福岡県の郷土料理。
寄せ集めるという意味の方言「がめくりこむ」からその名が付いたといわれています。
ああ〜。
そして特製のぬか漬け。
先ほどの白いハヤトウリやレンコンを漬けています。
(富貴子さん)これはちょうど12時間ぐらい漬けて浅漬けに近いですね。
野菜の本来のおいしさが味わえると評判です。
いやあ色んなお惣菜を作ってますね。
はい。
その日のお惣菜を詰め合わせた手作り弁当も人気です。
へえ〜。
あとふたするだけですね。
いやあまあ色とりどりでうまそうですね。
それでは今日の舞台のご紹介お願いしまーす。
はーい!今日の舞台は福岡県福津市。
市内には5世紀から7世紀に作られた60もの古墳群があり国の史跡に指定されています。
江戸時代から明治時代にかけて町は塩田による塩作りとその積み出し港として栄えました。
北西部には玄界灘に面した海岸が20キロ以上続き風光明媚な景観が広がります。
稔さんの野菜と富貴子さんが作るお惣菜は地元の農産物直販所に並びます。
おはようございます。
毎日の納品は富貴子さんの担当ですね。
お店の方に伺いましょうかね。
お惣菜の評判どうですか?とってもいいです。
地産池消だからね。
ご主人がお野菜作って…。
おお〜ハハ。
早速お買い上げですね。
しかもこんなにたくさん!味もいいし…。
へえ〜3個も!作りがいがありますね。
ああものすごく充実感はありますね。
はい。
福津市の八並区。
農園「このみの里」は稔さんの家が代々受け継いできた田んぼと畑です。
稔さんがここで農業を始めたのは故郷への強い思いからでした。
自分の育った故郷この地域が私の野菜で元気になればいいなという事で始めました。
なるほど。
福津市の農家に生まれた稔さんは大学を卒業後市役所に勤務。
青年団の活動を通して出会った富貴子さんと26歳で結婚し3人の子供が生まれます。
家の田畑は長らく人に任せていましたが2011年56歳で早期退職。
一から勉強を始め専業農家となったんです。
生まれ育ったこの地域で野菜であったり自然であったり受け継いできたものを子供たちにきちっと継いでいきたいと…。
もう毎日朝から晩まで外で畑仕事してもう生き生きしてましたね。
一方富貴子さんは稔さんの野菜でお惣菜を作りたいと思うようになりました。
形の悪いものとかあるけど味は変わらない。
じゃあそれを私が利用して作ったらいいかなという事で…。
そこでそれまでの勤めを辞め調理の専門学校に一年間通った富貴子さん。
卒業時には学校のコンテストで最優秀賞にも選ばれました。
(富貴子さん)とても嬉しかったですね。
やっぱり自信になりますよね。
はい。
そして2013年10月。
自宅の倉庫を改装し「このみの里おかず屋」をオープンしました。
というわけで本日は野菜作りに励む夫とその野菜でお惣菜を作る妻のお話です。
おいしい野菜と一緒に夫婦の夢育んでいまーす!福岡県福津市。
56歳で農業を始めた柴田稔さんとその野菜でお惣菜を作る妻富貴子さんご夫婦が今日の主人公ですよ。
まあ色々な野菜を育てている稔さん。
この日は初めてのショウガの収穫です。
おおいい出来じゃないですか!ああ〜まだまだですね。
ええ!?もっと大きくならんとやっぱり面白くないな。
アハハハ!そんなもんなんだ。
へえ〜。
農家にとって大切な肥料も稔さんは自分で作っています。
これはぼかしという肥料なんですよ。
えっ?ぼかし?魚の粉ですね。
それと油粕米ぬか3種類を混ぜています。
湯気が出ているのは発酵して熱くなっているため。
2週間ほど発酵させたら肥料の完成です。
今日は今が旬のレンコンを収穫します。
ああいいですね。
あれ?旬なのに葉っぱは枯れてますね。
冬はもう葉っぱが枯れるんですよ。
中はまだ生きてますので。
熟成しておいしい状態になってる…。
おいしょおいしょおいしょ…。
まずは畑の水を抜きます。
歩ける状態まで水が引いたら作業開始。
泥の中に網の目のように張った根の中から大きく育ったレンコンを探すのですが…。
手の感覚だけが頼りです。
えっ!?機械じゃなくて手探りなんですか。
折れるとレンコンの中に泥が入ってもう商品価値がなくなるんですよ。
丁寧にレンコンを扱うというところでいいかなと思っています。
いやいや大変だ。
泥の下に隠れたレンコンを見つける…。
この作業が大変なんです。
ねえ。
体力勝負ですよ。
本当だ。
いやあ宝探しですね。
あり…ありましたけど…。
あ…あった?あった?お宝発見ですか?ああ…。
格闘する事30分。
ようやく1本目のレンコン収穫です!いやいや1本取るのに30分…。
もうフラフラじゃないですか。
はあ…。
いやあこりゃあ大変だ。
暑い。
暑いね。
ご苦労さまです。
56歳で本格的に農業を始めた稔さん。
勤めていた頃と何が変わりましたですか?肉体的にははるかに厳しいですけどもやりがいがあるしストレスがないですね。
もう毎日が楽しいですね。
ああそうですか。
いやあ…。
でも色んな太さがありますね。
これ全部食べられるんですよね?食べ方としてはですねこちらのほうの芽のところが新鮮ですので生食用がいいんですけどもこういうふっくらしたところはちょっとねっとり感があって煮付けとかおいしいというところですね。
それからこの辺はちょっと繊維が多いんですね。
きんぴら辺りが一番おいしいんじゃないかなと思いますね。
なるほどなるほど。
勉強になりました。
ありがとうございました。
富貴子さんのお惣菜作りは朝4時から始まります。
早っ!基本となるダシはコンブとカツオ節から取る一番ダシを使うのが富貴子さんのこだわりです。
「一番だーしみーつけた」ってね。
(富貴子さん)一つ一つなんかこうきちんとしていかないとやっぱりいいものが出来ないかなと…。
いやあ野菜を育てる稔さんとそれをおいしく調理する富貴子さん。
いやあ素晴らしい連携プレーです。
今何が出来と?とかなんか使える?とか。
なるほどなるほど。
レンコンのきんぴらとレンコン甘酢が出来上がりました。
いいですねいいですね。
お袋の味だ。
ご夫婦の自宅から車でおよそ5分。
毎週日曜日の朝住宅街の一角で開かれているのが青空市場です。
稔さんは何よりこの青空市場にやりがいを感じているんです。
(稔さん)ここの団地が出来て40年ぐらい経つんですけども大きなスーパーが撤退してしまって車のない方が非常に困られるという事で支援をしてほしいという事で始めました。
ここに来れば色んな野菜が手に入るようにしたい…。
実はそれが稔さんが様々な野菜を育てている理由なんですね。
まあお値段もお手頃ですからね。
富貴子さんのぬか漬けなんて150円だもん。
今日は特別に120円にしましょうか。
うわあいいんですか?はい。
その時々の気分で。
ここで儲からなくても大丈夫なんですよ。
他のところで頑張りますから。
いやいや嬉しいじゃないですか。
青空市場では様々な方がお店を開いています。
うん。
こちらの方は定年退職後に農業を始めました。
あのお客さんの反応っていうんですか。
おいしかったよって言われると一番やっぱり嬉しいですね。
こちらは稔さんに声をかけられ店を出すようになった魚屋さんです。
魚系がないという事で魚を持ってきてくれと。
心が通じるというか温かい感じになってねすごいいいですよ。
楽しいです。
いいですねえ。
野菜もお魚もある青空市場。
ああお客さんですね。
便利でねいいですとってもね。
ありがたい…ありがたいですよ。
本当もうピチピチの野菜とか…。
こちらの方は…あらこんなに。
ありがとうございます。
売りに来られる方も買いに来られる方もなんかもうお友達になっててやっぱりここに来て顔見ないとね。
ここで週に一度顔を合わせる事でお互い元気かどうかも知る事が出来ますもんね。
西田さん。
はい。
こちらにはお芋がありますよ。
お芋!これ全部サービスなんですよ。
これトマトも食べてください。
ミニトマトもね。
ケーキは今朝作ってます。
私が。
ええ!?朝1時から。
朝の1時から…。
いやあ青空市場最高だ!稔さんは育てた野菜を地元のレストランにも届けています。
こちらはカフェマルタニ。
(稔さん)こんにちは。
おはようございます。
一年前にこのお店をオープンした谷口友和さんはご夫婦の長男のお友達です。
へえ〜。
持ってきてっていう感じですね。
アハハおじちゃんなんだ。
おじちゃんですね。
ねえいいねえ。
配達がてら今日はこちらでランチを頂きます。
届けたばかりのナスはさっと揚げてからパスタに。
おお〜。
あっレンコンだ。
はい。
こちらは牛肉と一緒に甘辛く炒めました。
ああうまそう。
おばちゃんお待たせしました。
失礼します。
おいしそう。
レディースプレートです。
野菜のバーニャカウダとオクラのキッシュ牛肉とレンコンの甘辛炒めなどがのっています。
いやあもうこれボリュームたっぷりですね。
稔さんは本日のパスタ。
サンマと揚げナスのトマトソースです。
う〜ん!うちのナスうまいね。
ヘヘヘヘ。
稔さんの野菜を使ったランチいかがですか?ソースが甘辛くというかおいしい。
いいねえ。
新たなチャレンジ真っ最中の柴田さんご夫婦と谷口さん。
世代は違えど励みになる存在です。
元気が出る事ですから応援したいですね。
言い方あれですけど…。
もう本当に嬉しい限りなんですけどね。
頑張ります。
いやいや頼りにされてるじゃないですか。
こちらは自宅近くの公民館。
おはようございます。
すみません遅くなりました。
富貴子さんがやってきたのは地域の女性が集う料理教室。
お惣菜作りを始める前から通っています。
なるほど。
アハハハ!とってもねえ和気あいあいですね。
まあ教室というよりサークルって感じですね。
八並の皆さんとも会えるし月に一回だからですねはい。
楽しく参加させてもらってます。
楽しいです。
うん。
ああいいですねえ。
料理を教えているのが田満貴子先生です。
ああどうも。
みんなのモットーがちょっとオシャレなお惣菜なんです。
いやいやちょっとオシャレなお惣菜。
結構ですね。
こちらはリンゴと水菜の白あえです。
あららうまそうじゃないですか。
(橋さん)リンゴの代わりに柿入れてもいい。
硬い柿よ。
熟したら駄目。
ああ〜。
ものすごくヒントになります。
こういうの作ってみたいなとかですね。
はい。
「このみの里」のお惣菜作りにも役立ってます。
…っていうか見ていたらもうお腹ペコペコになっちゃったな俺。
今日は芋ケンピとリンゴと水菜の白あえ。
そして芋煮とギンナン飯が出来ました。
うわあ食べたい。
(一同)いただきます。
はーいいただきます。
いやあでも楽しそうですね。
皆さんは食事をしながらどんなお話されるんですか?主人のね悪口ね。
(一同の笑い声)色々。
家族の隅々まで…。
いやあ富貴子さんはこの仲間に支えられています。
すごい頑張り屋さんです。
応援してますフフフ。
そして元気ももらっています。
この日も朝から畑仕事の稔さん。
今日はなんの収穫ですか?えっと…バジルですね。
ほおバジル?はい。
富貴子さんのリクエストで育て始めました。
ああ。
色々リクエストがありますのでそれに応えるようにしてます。
はい。
という事はそのバジルもお惣菜に使うんですか?富貴子さんがバジルで作るのはニンニクやオリーブオイルを使ったジェノベーゼソースです。
おおジェノベーゼ。
これはおいしかったからですね。
学校時代に作って。
ほお〜。
これは松の実ですね。
松の実ねはいはい。
松の実入れると風味がよくなりますよね。
これはニンニクですね。
さらにチーズを加えミキサーにかければジェノベーゼソースの完成です。
なるほど。
ボーノボーノですね。
では稔さん早速召し上がって頂きましょうかね。
パンにたっぷりのせて…。
どうですか?うんおいしい。
おいしい!ニンニクの香りがいいね。
グラッチェ。
ジェノベーゼソースはパスタに絡めたり魚にのせて焼いてもおいしいんですよ。
なるほど。
じゃあこのソースもう大人気でしょう。
いやそれがですねなかなか浸透しないですね。
はい。
ええ!?なんだこれ?草な?って言われます。
草な?その辺に生えてる雑草やないね?って…言われる。
はあ〜。
みんなジェノベーゼタベヨーゼ!どうでした?今の。
フフフ。
この日は農作業も一休み。
乾杯!
(一同)かんぱーい!乾杯。
稔さんの友人が集まりました。
まあ料理の主役はもちろん稔さんの野菜です。
はい。
こちらは採りたて野菜がたっぷりの稔さん特製ちゃんこです。
アハハいいですね。
稔ちゃんこねえ。
いかがですか?皆さん。
うんうまい。
うまい!みのちゃんが畑から切りよう姿を見ましたからなおおいしいです。
アハハハいいねえ。
こちらは稔さんの母ミエ子さん87歳です。
へえ〜お若い。
長男貴紀さんは妻の亜矢子さんと康佑君を連れてやってきました。
いやいやいらっしゃい。
こんにちは。
ヘヘヘ。
サワラのホイル焼きも出来ましたよ。
おおいいですね。
上にのせているのは…。
ああジェノベーゼ。
どうですか?亜矢子さんおいしい?おいしい!おいしいね!ぜひレシピ教えてください。
はいアハハハもちろんですとも。
おいしいね。
(貴紀さん)康佑おいしいって。
ねえ富貴子さんね。
自分たちで作った野菜やお惣菜でみんなに喜んでもらう。
そんなご両親の姿貴紀さんどう映ってますか?本当に人生を楽しんでるなと思って…。
はい私たちもいずれは…。
嬉しいですね。
ねえ稔さん富貴子さん今の暮らし楽しいですか?私の作った料理主人の作った野菜もうみんながおいしいって言ってくれたらそれが一番幸せな時ですね。
一生懸命働いていいお酒が飲めればもうそれで十分ですね。
賛成です。
大賛成です。
頑張ります!頑張りましょう!代々受け継いできた土地で農業をやりたい。
そう心に決め50代で始めた野菜作り。
そんな夫の汗の結晶を多くの人に味わってほしいと妻は惣菜作りを始めました。
いつかは野菜とお惣菜を売る自分たちのお店を開きたいと話すお二人。
夢はまだまだ膨らみます。
稔さん富貴子さんこれからも夫婦仲良くおいしい野菜とお惣菜で故郷を元気にしてください。
応援してまーす!はい楽園通信です。
桃ちゃん。
稔さんの野菜と富貴子さんのお惣菜食べたいです。
はい。
「福間の里わいわいファーム福津店」に並んでいますよ。
並んでるんですね。
採りたての野菜や人気のぬか漬けもあります。
あるんですね。
こちら農産物直販所「ふれあい広場ふくま」でも販売しています。
はい。
あっ!ジェノベーゼソース発見!次回は和歌山県の高野山に移住しキャンドル工房を始めた女性のお話です。
幻想的な炎いやあいいですね。
(草野)
もうすぐ師走
紅葉が見頃を迎えた京都に今年もさわやかな香り
2015/11/28(土) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
人生の楽園[字]
【夫婦の夢 ふるさと農園】 早期退職して専業農家となった61歳の夫と、夫が作る野菜を多くの人に食べてもらいたいと惣菜の製造を始めた60歳の妻…。仲良し夫婦を紹介。
詳細情報
◇番組内容
主人公は、先祖代々受け継がれてきた田畑を人に任せて市役所勤めを続けていたが、自分の手で農業をしたいという思いが強くなり、56歳で早期退職。米や野菜を作り始めた。すると妻は「この美味しい野菜をたくさんの人に食べてほしい」と、自宅の倉庫を改装して惣菜製造を始めた。郷土料理のがめ煮やきんぴらなどを早朝から作り、直売所や朝市で販売している。夫が力を入れているのはレンコン栽培。泥と格闘しながら収穫している。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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