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天然ガス輸出国首脳級会合 消費拡大の取り組みを11月24日 6時43分
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天然ガスの輸出国で作るGECF=ガス輸出国フォーラムの首脳級会合が開かれ、天然ガスをクリーンな化石燃料と位置づけ、消費の拡大などに取り組むことを確認しました。
GECF=ガス輸出国フォーラムは、天然ガスの輸出国どうしの情報交換や連携を促進するため設立された機関で、イランやロシア、カタールなど12の加盟国の埋蔵量は、世界全体の60%余りを占めています。
GECFの首脳級会合は23日にイランの首都テヘランで開かれ、冒頭の演説でイランのロウハニ大統領は「共通の戦略があれば、加盟国はそれぞれの利益をより容易に達成できる」と述べ、生産や取引の分野で協調していくことなどを提案しました。
天然ガスの需要について、IEA=国際エネルギー機関は、2020年まで年平均2%の伸びを予測していますが、再生可能エネルギーの導入が進んでいるなどとして、過去の予測より伸び率を下方修正しています。GECFは、今回採択した宣言で「天然ガスは埋蔵量が豊富で、持続可能な発展に貢献できるクリーンな化石燃料だ」と強調し、輸入国と建設的な対話を行うなどして、消費拡大に取り組むことを確認しました。
GECFを巡っては、天然ガスの価格決定への関与も取りざたされてきましたが、会合のあと会見したイランのザンギャネ石油相は「数年後の課題だ」と述べ、いまの段階では組織としての市場への影響力が不足しているという認識を示しました。
GECFの首脳級会合は23日にイランの首都テヘランで開かれ、冒頭の演説でイランのロウハニ大統領は「共通の戦略があれば、加盟国はそれぞれの利益をより容易に達成できる」と述べ、生産や取引の分野で協調していくことなどを提案しました。
天然ガスの需要について、IEA=国際エネルギー機関は、2020年まで年平均2%の伸びを予測していますが、再生可能エネルギーの導入が進んでいるなどとして、過去の予測より伸び率を下方修正しています。GECFは、今回採択した宣言で「天然ガスは埋蔵量が豊富で、持続可能な発展に貢献できるクリーンな化石燃料だ」と強調し、輸入国と建設的な対話を行うなどして、消費拡大に取り組むことを確認しました。
GECFを巡っては、天然ガスの価格決定への関与も取りざたされてきましたが、会合のあと会見したイランのザンギャネ石油相は「数年後の課題だ」と述べ、いまの段階では組織としての市場への影響力が不足しているという認識を示しました。