次回は忍者の科学です。
皆さんがイメージする忍者は本来の姿ではなかった?真実の忍者に近い芸能人も登場。
さらに憧れの忍術を再現。
果たして空を舞うことはできるんでしょうか?お楽しみに。
(山口)今回の『グッと!地球便』は大阪とイタリアをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は芸術と職人の国イタリア
ルネサンスが花開いたフィレンツェはグッチやフェラガモなど数々の有名ブランドが誕生したファッションの街
ここでファッションデザイナーとして奮闘する1人の日本人がいます
独創的なデザインを次々に生み出す彼
最近イタリアのファッション業界で注目され始めました
実は日本に奥さんを残し1人奮闘する彼。
一緒に暮らせないのにはある理由が…
夫の才能に惚れこみ夢を支えるため日本から仕送りを続ける妻
(妻)最終的には。
2人で暮らすため成功を目指す彼。
そんな夫に今妻が伝える想いとは…
こんにちはどうも。
『グッと!地球便』の山口です。
掛です。
お世話になります。
お願いします失礼致します。
お世話になります。
お願いします。
お邪魔します。
ご主人の洋二郎さんがイタリアのフィレンツェでファッションデザイナーをなさってるという事ですけども。
何年になるんですか?行かれて。
えっと6〜7年になりますね。
6〜7年。
ご結婚されて今何年です?まだ2か月ぐらいですかね。
そうなんですか。
じゃあそれは洋二郎さん行かれた時っていうのはもうお知り合いになってたんですか?そうです。
学生の時に18で出会って19歳から付き合っているので付き合いは長いんです。
あそうですか。
でもご結婚されてからまだそんな経ってない。
そうですね。
でもそのご結婚される時にじゃあ行くってことにはならなかったんですか?そうですね。
やっぱりそのまだ…。
2人で決められたことだったんですね。
そうなんですよ。
それをやっぱりまだ安定してないので行くっていうのがまだ難しい状況ではありますね。
将来的には…。
行きたいっていうのはあります。
一緒にやっぱりイタリアで住むってことですか?はいそうですね。
どういうとこが気になりますか?見えてない部分で。
やっぱり普段日頃の私生活どういう風に服作りをして何を食べてるのかだとか知りたいなと思います。
見てみましょうかね。
(妻)はい。
じゃあいきましょう。
洋二郎さんイタリアです。
グッと!
ルネサンスが花開いた芸術の都・フィレンツェ。
古き良き職人文化が息づくこの街は…
この街の片隅にある洋二郎さんの自宅兼工房を訪ねます
(ノック)
(スタッフ)あっ洋二郎さんですか?
(洋二郎さん)はい。
(スタッフ)『グッと!地球便』と言いますけれども。
奥様に頼まれて様子を見に来ました。
お待ちしておりました。
(スタッフ)ねぇ。
お仕事中ですね今ね。
ああそうなんです。
失礼します。
うわ!広いんですね。
同居人も一緒に住んでるんです。
(スタッフ)何部屋ぐらいあるんですか?これ。
えっと123…全部で4つです。
(スタッフ)あ…働いてらっしゃる。
今ちょっと…。
(スタッフ)こんにちは。
(坂井さん)こんにちは。
今ちょっと手伝ってもらって。
(スタッフ)ふ〜ん。
(スタッフ)こっちこうなってんねや。
あそうです。
(スタッフ)またおひとり。
こんにちは。
(リンさん)こんにちは。
台湾人で日本語がしゃべれないんですけど。
(スタッフ)ふ〜ん何語で…?英語で。
(スタッフ)ちょっとお邪魔していいですか?ああどうぞどうぞ。
そうですね。
(スタッフ)この上にあるのも?上にも全部作ったやつなんですけども…。
ブランドを立ち上げて3年
部屋を埋め尽くす洋服は全て洋二郎さんがデザインして作ったオリジナルのものばかりです
6年前に留学したフィレンツェの服飾学校を首席で卒業
ファッションショーや展示会で作品を発表しヨーロッパのファッション業界から注目され始めている彼
最近少しずつ注文も入るようになってきました
これ…。
(スタッフ)えっこれ空き缶なんですか?はい。
(スタッフ)着れるんすかこれ?着れます。
(笑い)やっぱり人に着てもらいにくいデザインで…。
まこれとかかなり普通のシャツですけど普通のシャツって全部襟のパーツとかっていうのを別で切り離された部分縫い合わしてたんですけど…。
そうですね。
(スタッフ)これ?
日本の折り紙を元に発想したというデザイン
1枚の生地を折って作られています
こうした新作を発表するため年に数回バイヤー向けの展示会に参加しているという洋二郎さん
2週間前に行われたミラノの展示会では40点ほど売れたそうです
この日取り掛かったのは新作のドレス作り
折り紙を元にした服作りは洋二郎さんのオリジナル
何やら大きな紙をマネキンに貼り付けていきます
実はこの手法デザイン画はいっさい描かないんだとか
ここを動かしたら何かこう…なるみたいなのを調整していって…。
紙を折ったり伸ばしたりしながら立体的なフォルムを作ります
この手法が頭の中のイメージを最も忠実に再現できるそうです
この感じ。
6枚の紙を貼り合わせて使い格闘すること3時間
ようやく納得いくデザインが決まったようです
この外枠は紫で内側は緑とかに。
こうした新しい洋服を作る費用はもちろん自腹
材料費以外にも展示会に出品するには毎回多額の参加費が必要なんだとか
(スタッフ)かなりするね!はいだから…。
(スタッフ)売れなかったら全部…。
もう…。
(スタッフ)ねえ?はい…。
そうですねもう…。
前の展示会の売り上げはおよそ100万円
それを元手にさらに大きな展示会へ出品するデザイナーとして成功するにはそうした戦いをいくつも勝ち抜いていかなければならないのです
日本で働いていたころ自由な物作りが出来ず苛立ちを感じていたという洋二郎さん
その時イタリアでの挑戦を誰より後押ししてくれたのが妻の美代さんだったと言います
大阪の服飾学校で出会い今年で15年
資金が足りないときは美代さんが日本から仕送りをして支えています
会わない時は…。
やっぱり不安な時もあるんですけど…。
(スタッフ)へ〜…。
安定した収入を得られるようになれば一緒に住むことができる
(スタッフ)ハハハ…。
洋二郎さんの夢は今や美代さんとの2人の夢になっているのです
翌朝洋二郎さんが向かったのは古くから生地の街として知られるプラート
中でもこの店は世界中から有名ブランドが仕入れに訪れるという老舗。
洋二郎さんの行きつけです
この日老舗の生地屋を訪れた洋二郎さん
(スタッフ)あ!あのドレスの。
色は一応白に近いのでやろうと思ってて…。
今回…まあ普段はこういう風に二つ折りにしたりとかして処理をするんですけどでも…。
形がそのままハッキリ…。
…こっちの生地の方が。
これでいきます。
(スタッフ)早いですね!
1着のドレスを作るのに必要な生地はおよそ12m
イメージ通りの生地が見つかったようです
工房に戻り再びドレス作り
線を引き終わった紙をバラしていきます
まずは折り目や縫い目などデザインを細かく確認しながら線を清書していきます
そしてそれを新しい紙に写し取りきちんとした型紙を作ります
この型紙を元に生地を裁断し縫製していくのです
(スタッフ)小っちゃ…。
指削ってますよね?ハハッこれを…。
(スタッフ)あそうですか。
はい。
まあだから自分に作るっていうより美代に作る時のほうが楽しいというか…。
(スタッフ)ハハッ!どこがどうあってほしいのか…体のどこを見せたいのかっていうのは難しいですね。
そういうのをデザインして作る時っていうのはどっかで…。
っていう感じ…。
だからてことは…。
デザイン性を追求する作品としての服
着る人のことを考えた商品としての服
作品を極めたいが商品が売れなければビジネスとしては成立しない
その葛藤をデザイナーとして常に抱えていると言います
一応こんな…。
(スタッフ)おぉ!できました?はいできました。
(スタッフ)おぉ〜。
折り紙のテクニックを使いウェディングドレスをイメージした作品が完成しました
(スタッフ)どうですか?出来は…。
(スタッフ)満足してる?はい。
自然で美しい流れを表現した新作のドレス
翌日このドレスを手に洋二郎さんが向かったのは市内にあるハウススタジオ
ここで新作コレクションの写真撮影を行います
この日は市内にあるハウススタジオで新作コレクションの写真撮影を行います
この写真をインターネットで公開しブランドイメージを高めていくのだそうです
もちろんこの費用も自腹です
・細い?・細いっすねはい。
結構細く作ったけどそれでももっと…。
まあ新作を作ったら必ずインターネットとかに載せたりとか…っていうので必ず必要なので…。
写真のクオリティーというか…。
イタリアに渡り今年で6年
日本にいる奥さんの支援を受けながら厳しいファッションデザイナーの世界で少しずつ夢へと近づく洋二郎さん
今後の目標を聞いてみました
まあ今後の目標は次の…。
まあ参加するのであれば…。
あのまあ行けるところで…。
(スタッフ)今どうですか?奥さんを安心させれてるかどうかっていうとどう思いますか?う〜ん…いかがでしょう?VTRご覧になって奥さん。
いやもうすごいなんか胸詰まるような…食事にしても毎日その…具だけを変わるだけでパスタだとか私から見たら過酷だなって思って結構なんか…。
で寝るとこはねあそこなんで簡易型のマットペンッてひいて…寝てるっていう…。
でもあのすごいこう何でしょうねプロとしての葛藤っていうものがねあの…洋二郎さんもおありだっていう風におっしゃってましたけども…。
売れるような服を作らないっていうか…。
やっぱり女性の気持ちを分かってないだとかそのホントに欲しいってお客様の立場になって考えた服作りをしてないって言ったらそこでやっぱり…。
…っていうことを現実の話をしてしまうんですよ。
そうですよね。
はい。
そこはいや奥様の立場も絶対分かりますし…うん。
最近はこれも彼が作った服なんですけど…。
そうなんですか?そうなんです。
…かなとは思ってたんですけどめっちゃいいじゃないですか。
あっそう…最近やっと女性の気持ちが分かるようになってきたのか…。
ああそうですか。
はいあの…。
嬉しいじゃないですか。
これ着た時はホント嬉しかったです。
ねえ。
はい。
分かりました。
であの…お届けものさせていただいてるとこ引き続きご覧いただきたいと思いますんではいいきましょう。
もう一度洋二郎さんイタリアです。
グッと!
多くのファッションブランドが軒を連ねるフィレンツェ
この日洋二郎さんは街の中心にあるセレクトショップにやって来ました
(イタリア語)
新作の洋服を置いてもらえないか売り込みに来たのです
店の女性が早速試着します
(スタッフ)着てみたくなった…。
フフフ…。
売り込みは成功
新作を置いてもらえることになったようです
イタリアに渡り6年
今は離れて暮らす奥さんと少しでも早く一緒に暮らしたい
そんな想いで奮闘する洋二郎さんに美代さんから届けものです
(スタッフ)これ美代さんからお届けものです。
あっありがとうございます。
あっ…。
(スタッフ)これ美代さんからお届けものです。
あっありがとうございます。
今見てもいいんですか?
(スタッフ)あっそうっすね。
あっ…。
ヘヘヘ…。
これ…。
届けものは…
10年前の誕生日の時と全く同じものでした
まあ僕その時に絵…デザイン画とかそんな全然うまくなくてでまあ…。
すごい練習して…。
でももうインクなくなってもう全部ないんですけど…。
ねえなんか例えば服を買ってくれるとか財布をくれるとかっていうよりは…。
だからすごい…。
添えられていた手紙には奥さんの変わらぬ想いが綴られていました
ありがとうございます。
嬉しいです。
え〜美代マーカーありがとう。
まあこのマーカーからなんかもっとこっちで頑張れって言われてるような気がしてます。
毎日しゃべれるわけじゃないけどあの毎日感じてるし美代のこともいっつも心配してるし想ってるんでこっちは恥のないように頑張ろうと思ってるんでもうちょっとの我慢やけど辛抱して待っててください。
ありがとう。
というメッセージですけど…。
はい…。
嬉しいですねはい。
あのペンっていうのは具体的にはどういうことするやつなんですか?えっと…デザイン画を描いたあとに色づけをしていくんですけどもその色づけってマーカーペンってものすごく難しいんですよね。
その彼のマーカーペン使いがものすごく上手で…。
へえ〜。
それがもう…毎日それを見ててドキドキしてなんかすごいなって思ってこう…。
ハハハ…。
だからもうあれを奥さんはもう渡したあてしゃあない訳ですね。
そうホントに…。
もうあれで描いて欲しいてしゃあない…。
そう。
もうだからファンですよね。
そうですね。
(松尾)
今回の旅先は雄大な桜島がそびえ立つ西郷隆盛のふるさと…
2015/11/29(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【新進気鋭のデザイナーとしてイタリアで奮闘する夫へ届け物】[字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽服飾学校を首席で卒業…フィレンツェでブランドを立ち上げた気鋭のデザイナー▽新妻を日本に残し奮闘する夫へ届ける思いとは?
詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
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バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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