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米ファイザー 事実上の買収で医療用医薬品最大手に
11月24日 4時15分

米ファイザー 事実上の買収で医療用医薬品最大手に
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アメリカの大手製薬会社ファイザーとアイルランドの製薬会社アラガンは、合併することで合意したと発表し、実現すれば医療用医薬品の分野で世界最大手の企業が誕生することになります。
アメリカの大手製薬会社ファイザーとアイルランドの製薬会社アラガンは23日、両社の株式を交換する方式で合併することで合意したと発表しました。これは、事実上ファイザーによるアラガンの買収で、費用の総額は世界のことしのM&A=合併・買収で最大となるおよそ1600億ドル(19兆7000億円)に上るということです。
ファイザーは、性機能改善薬のバイアグラなどで知られ、アラガンは、点眼薬や美容医療などに強みがあるとされています。イギリスの調査会社によりますと、両社の去年の売上高を合わせると、日本円にしておよそ6兆8400億円で、スイスのノバルティスを抜いて医療用医薬品の分野で首位になり、合併が実現すると世界最大手になります。
ファイザーなど大手製薬会社の間では、主力の医薬品の特許切れによる収益の減少を補うため、合併や買収によって企業規模を拡大する動きが活発になっていて、売上高で大きく水をあけられている日本の製薬会社の戦略にも影響を与えそうです。また、ファイザーは、合併によって、拠点をアメリカよりも法人税率が大幅に低いアイルランドに移す計画で、税金の負担を軽くするねらいもあるとみられています。

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