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米の航空当局 ドローン登録制度案を公表
11月24日 21時35分

小型の無人機、ドローンを巡るトラブルが相次いでいるため、個人が趣味などで所有するドローンの登録制度の導入を検討しているアメリカの航空当局は、所有者に登録番号を発行し、それをドローンに表示するよう求めることなどを盛り込んだ制度の案を公表しました。
アメリカのFAA=連邦航空局は23日、個人が趣味などで所有するドローンの登録制度について、作業部会がまとめた案を公表しました。
それによりますと、250グラムから25キロまでの重さのドローンを対象に、所有者に氏名と住所の登録を求めます。登録を行った所有者は、FAAから登録番号と証明書を発行され、ドローンに登録番号を表示することや、ドローンを飛ばす際には、いつでも証明書を提示できるようにすることを求められます。
アメリカでは、飛行中の航空機の近くをドローンが飛んでいることにパイロットが気付くケースが去年の2倍以上に増えているほか、ことし7月にカリフォルニア州で山火事が発生した際には現場付近でドローンが飛び交い、ヘリコプターによる消火活動に支障が出るなど、トラブルが相次いでいます。
FAAは作業部会がまとめた案をさらに検討したうえで、登録制度を導入するか、年内にも判断するとみられます。

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