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「すみません、ただのオンナに戻ります」。

「ただのオンナで幸せになれるわけがない。愛されるはずがない」と良い子に徹した結果。ついに何かがプツンと切れ、オンナ人生再出発。

本音でぶつかれなかったのは、本気で信じようとしない逃げでした。- オンナとして、私が彼と築きたい関係。

このブログに登場する私の彼「旦那さん」は、以前の記事でも書いていますがまだ未入籍で、結婚を前提としているだけで、そのように表現しています。

そんな旦那さんと、私はこのブログを始めたてのとき、大げんかをしました。それは私のこのような怒りから、始まりました。

「一体いつ、入籍する気があるのか?」と。

フリーランスと「結婚」について

きっと私たちに限らないことだと思うのですが、フリーランスで独立を目指していたり、すでに独立しているがまだ安定していない男性は結婚に対して、会社員の男性のそれとは同じような意識を持てない部分があるかと思います。
先が見えないところがやはりありますものね。不安だと思います。特に私のように、お金に関して戦力外通告を(自ら)出しているただのオンナと生きるつもりの人にとっては^^;

(とは言っても、会社員の男性でも、色々とこの厳しい社会情勢で、お給与の部分などで結婚を当たり前に前向きに考えづらい男性も少なく無いと思います。そしてそれを、悪いことと言っているのでは全くありません!)

付き合って3年以上、同棲して2年以上が経ちますが入籍日は未定。
(決まっているのは、来年のいつか。)

でも旦那さんはとっても真面目で誠実で、私の両親もとても大切にしてくれる人なので、なあなあにしているというよりはどちらかと言うと「結婚できるように、しっかりと私と将来の子を養えるようになるために今、仕事をしっかりがんばって基盤をちゃんと作りたい。そして安心させたい」みたいな想いがあるのは以前からわかっておりました。

そう、わかっており過ぎました。
理解が、あり過ぎたのです。

なので、時々ちょいちょいそこに触れつつ、
黙って彼を信じて待っている、みたいなことをしておりました。

この「一体いつ入籍する気があるのか事件」が勃発するまでは。

事件勃発の背景。そして結果起きた変化。

勃発の背景はあんまりどうでも良いことなので割愛させていただくとして。
しいて言うなら、私がただのオンナに戻る宣言をして色々ガマンをしなくなっていった結果、いよいよ私の中のパンドラの箱(=結婚)の蓋が開き、何考えてるんじゃとブチ切れに至ったと言えるでしょうか。

しかしそのことが、結果的に私の本音に気づかせてくれ、彼にとっても良い流れを作れたのではないかと勝手に自負しています。

健気で優しい待つオンナは、ただ自分のことも彼のことも本気で信じてなかっただけ。

今までの私はこのブチギレを、最悪のタブーと捉えていました。

その理由は、一所懸命がんばってくれている彼に申し訳ないから、とか、
ただでさえ仕事が忙しい彼に、そんなことを言って負担をかけちゃダメだ、とか。
泣けますよね。。。(と自分で言ってみます)

でも、内助の功とも言える、健気で優しい待つオンナを演じていた私が、
ただのオンナ宣言をして自分の本音ととことん向き合い出すようになった結果。

本当はただ、逃げてただけだと気付きました。

私にとっての彼を待つというのはただ彼任せにしているだけで、
なんで自分が入籍したいのか、
自分の人生を本当はどうしたいのか、
本気で見つめること考えることを放棄してただけだったんです。

それはきっと、自分のことを信じていなかったから。

リーダーシップがあって、しっかり者の彼に任せていればきっと大丈夫だろうっていう、
自分の人生への責任転嫁を、決められない彼をいいことにやってたただの逃げだったんですね。

そしてもう一つ、「彼のために彼を待つわ」とか言っておきながら、
彼をも信じていないということに気づきました。

彼の器を、小さく見積もってんです。

私が本音でぶつかったら、受け止められないだろうと。

彼が、その程度の男だろうと。

だから私が待たなきゃいけないのよ、と。(←完璧な上から目線ですね)

だから私、今回の事件で、
もうとことん今までの感情をぶちまけまくったんです。

自分でも、「こんなにガマンしてたのか?」と驚くほどに。

彼の反応ですか?もうね、
どビックリです。えっ、何急に?みたいな。

そして、彼も最初は反論していたものの、

「もう、家出てくから。決めたから。」

と私の家族にまで宣言し、一切わたしがそこからブレなかったため、
彼もコトの緊急性に気づいてくれまして。(ここが流石です)

ちなみに家を出て行くというのは演技じゃなくて、本当に本気だったんです。
これで本気でぶつかって、本当に彼が向き合ってくれなかったらきっと、
一生一緒には生きれないだろうと思ったから。
そしてきっと、オンナと本気で肚すえて向き合えないオトコなら、仕事でだってきっと、大した結果を残せないと思ったから。

そういう男なはずはない、という確信と一抹の不安と多大なるやけっぱちとを胸に抱え、泣くは喚くはの猛タックルの数日間でございました。

結果、入籍日は今すぐは決められないものの、
彼が本当は何を考えてきたか、どんな気持ちでいたか、育った環境のことなど、
色々な本音を聞けました。彼にも彼の想いがあったんですね。

そして何より、私の気持ちに寄り添うという姿勢を知ってくれました。

そのことが、私には日取りがどうのより、大いなる変化に感じました。

入籍うんぬんの事実よりも私が欲しかったもの。彼と築きたい関係性。

そうして今、とても穏やかで幸せな毎日を過ごしています。めでたしめでたし。

…と書きたいのですが、人生そんなカンタンではありません。
結論から言うとその日以来、私は彼に対して想いが湧き上がると(マイナスな方の想いですね)、即座に伝えるという習慣を身につけ始めました。

上手に伝えようという心がけをそもそも私が持たないようにしているので、
時にそれは乱暴なときがあります。
ケンカにもなります。
ここまで読まれて相当引かれている方もいて当然と思うのですが、
上手に伝えられない自分の弱さを自分が100%認めているからこそ、
彼に甘えることしかできないただのオンナの自分に観念ができて、
だからこそ甘えさせてくれる彼へ感謝の気持ちがわきます。

そうしてその感謝が芽生えて初めて、相手の弱さも受け入れる、
本当に「待てる」私が生まれているのだと、今はそのように感じています。

そしてそうしていくと、相手への不満も確実に出てこなくなってくると思うのです。

広い心で待てない、ただのオンナである自分の小ささを認めて初めて、
それでも歩んでくれる相手に感謝から広い心を持てる本当の内助の功に、
私はなっていきたいと、今はそのように思います。

最後に、偉そうに色々と書いていますが、何よりもこんな私を受け止められる旦那さん(この事件から、私は彼を旦那さんと呼べるようになりました)が、本当に素晴らしいんですよね。
ますます尊敬し、こんな素敵な旦那さんに、ただのオンナとして一生ついていきたいと思いました。
旦那さん、いつも本当にありがとう。

今日も長くなってしまいましたが、お読みいただき感謝を込めて^^