【11月29日 AFP】国際空港の拡大や新しい橋の建設計画が進む香港（Hong Kong）で、愛らしいピンクのシナウスイロイルカ（Chinese White Dolphin）の個体数が減少しており、香港から姿を消してしまうかもしれないと自然保護活動家が警鐘を鳴らしている。香港イルカ保育学会（Hong Kong Dolphin Conservation Society）によると、2003年には158頭いたシナウスイロイルカが、現在は60頭ほどに減少している。

　薄いピンクの肌を持つことからピンクイルカと呼ばれることもあるシナウスイロイルカは、北部ランタオ（Lantau）島の観光の目玉となっており、1997年の中国返還時には、マスコットにも起用された。(c)AFP