NHKニュース おはよう日本 2015.11.27


おはようございます。
7時になりました。
発達した低気圧の影響で、北日本と北陸を中心に風が強まり、これからあすにかけて、雨や雪を伴った荒れた天気となる見込みです。
北日本から西日本の標高の高い地域を中心に、雪が降る見込みで、気象庁は暴風や高波に警戒するとともに、雪による交通への影響などにも注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、日本海にある低気圧や上空の寒気の影響で、北日本と北陸を中心に風が強まり、北海道などで雪が降っています。
北海道えりも岬では、午前4時42分に36.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。
北海道では東部を中心に雪が強まり、午前6時の積雪は帯広空港で58センチなどとなっています。
北海道の黒松内町の道央自動車道では、強い雨の影響でのり面が崩れました。
土砂が片側の斜線を塞ぎ、一部の区間で通行止めとなっています。
気象庁によりますと、低気圧が北日本を通過するため、あすにかけて全国的に風が強まり、特に北日本や北陸では、荒れた天気になると予想されます。
あすにかけての最大風速は、東北の陸上で22メートル、北海道と北陸の陸上で20メートル、最大瞬間風速は北日本で35メートルに達すると予想されています。
全国的に波も高まり、北海道や東北、北陸では、波の高さが7メートルから8メートルの大しけになる見込みです。
さらにあすにかけては、北日本から西日本の標高の高い地域を中心に雪が降り、所によって雪が積もるおそれがあります。
あす朝までに降る雪の量は、北海道で70センチ、東北から中国地方では、山地を中心に10センチから30センチと予想されています。
また、北日本から西日本の日本海側を中心に、大気の状態が不安定になる見込みです。
気象庁は暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。
気象情報担当の平井さんです。
これから風がさらに強まるということですが、ピークはいつごろになるでしょうか。
恐らく、今夜がピークでないかというふうに見られます。
特に北海道から東北、北陸、暴風に厳重な警戒ですね。
この風の予想を見ていきましょう。
動かしますと、時間とともにオレンジや赤が、特に午後から今夜にかけて強まる予想がされてますね。
北海道の南部から東北、そして北陸にかけて、この西からの風が強めに吹きそうです。
それでは雨や雪の見通しです。
白い所がこれ、雪の予想で、紫は雪が強く降る所で、北海道は太平洋側やオホーツク海側でも雪が強まって、特にオホーツク海側を中心に大雪のおそれがあります。
動かしますと、西日本の日本海側の山沿いは、午後には雪が弱まってきそうです。
これ、午後3時です。
このあとです。
ですが北海道から北陸にかけては雪が続きまして、北海道、平地でも湿った重たい雪となる見通しです。
そしてこの低気圧の今後の動き、見通しはどうでしょうか?
低気圧が北海道を通りそうなんですね。
午前3時、988ヘクトパスカル、今、発達ピークとなっていまして、今夜になりますと、この勢力のまま北海道を通過します。
このために北海道を中心に、猛吹雪、大雪となりまして、寒気の影響で西日本、日本海側、山では雪で、雷が日本海側、なりそうですね。
それから北海道は根室地方、今、高潮警報が出ている地域がありまして、高潮にも警戒してください。
それではその風と雪の予想ですが、北日本や北陸では立っていられないほどの30メートルを超える風ですね、北海道、オホーツク海側を中心にあす朝までに70センチ降りそうです。
最後に注意点をお伝えしますと、湿った重たい雪、そして猛吹雪となりますので、見通しが利かなくなります。
このように吹きだまりで立往生になってしまうなどのおそれがありますね。
それから電線に雪が積もりますと、重みと風で電線が切れて停電のおそれもありますので、警戒してください。
気象情報担当、平井さんでした。
パリの同時テロ事件を受けて、フランスのオランド大統領は今週、欧米各国の首脳と会談を重ねています。
日本時間のきょう未明には、シリア情勢を巡って意見が対立してきたロシアのプーチン大統領と会談し、過激派組織IS・イスラミックステートの壊滅に向けて、連携を強化していくことで一致しました。
フランスのオランド大統領。
ロシアの首都モスクワを訪れ、日本時間のきょう未明、プーチン大統領と会談しました。
会談はおよそ2時間にわたって行われました。
その後、両首脳はそろって記者会見し、過激派組織ISの壊滅に向けて、幅広く連携していくことで一致したことを明らかにしました。
フランスのオランド大統領は、ISの壊滅に向けて精力的に動いてきました。
ロシア訪問に先立ち、イギリスやアメリカ、ドイツ、イタリアの首脳と相次いで会談してきました。
26日、ドイツはISに対する軍事作戦に参加するため、初めて軍用機や艦艇を派遣する方針を決めました。
また、イギリスのキャメロン首相は、ISに対する空爆の範囲を、これまでのイラクからシリアに広げる計画を議会に示しました。
一方で、欧米各国とロシアとの間では、シリア情勢を巡って意見が対立しています。
さらにロシア軍の爆撃機がトルコ軍に撃墜された問題を巡り、欧米の同盟国であるトルコとロシアとの間で緊張が高まっています。
ではモスクワにいる権平記者に聞きます。
パリの同時テロ事件を受けて、IS対策が最優先だとするオランド大統領は、プーチン大統領との会談で幅広く連携していくことで一致したということですが、具体的にはどのような内容なんでしょうか?
共同会見の中で、オランド大統領は、次の3点で合意したと強調しました。
まずISへの空爆にあたって、軍どうしの情報の交換を緊密にすること。
また効果的に空爆を強化していくために、それぞれの軍事行動を調整していくこと。
そしてISと戦う反政府勢力を空爆の対象としないことです。
空爆の標的をISに絞るよう求めてきた、フランスの立場に、ロシアが歩み寄りを見せた形です。
ただ、シリアのアサド大統領を巡っては、退陣を求めるフランスと擁護するロシアの立場の隔たりは埋まりませんでした。
オランド大統領は今回の会談を前に、欧米の首脳とも会談を重ねました。
ISの壊滅に向けた国際社会の協調体制は築けたんでしょうか。
なかなかそうとも言えません。
会見では24日にロシアの爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことに、記者の質問が相次ぎました。
プーチン大統領は、トルコ側から謝罪がないことに、強い不満を表わしました。
そして有志連合を率いるアメリカには、ロシアの作戦内容を通知していたのに撃墜が起きたとして、アメリカも批判しました。
ロシア政府は対抗措置として、トルコに対し幅広い分野で経済制裁を科し、圧力をかける構えです。
オランド大統領は、こうした不測の事態を防ぐためにも、各国の軍事行動で情報の交換が不可欠だと強調したんですが、ISという共通の敵を前にしても、国際社会はなかなか一枚岩になれずにいます。
さて次は、大みそか恒例のNHK紅白歌合戦です。
昨夜、出場する歌手が発表されました。
こちらの皆さんです。
紅組、白組、合わせて51組。
初出場の歌手は10組です。
戦後70年、放送開始90年に当たる節目の紅白歌合戦。
久しぶりに紅白の舞台に帰ってくる歌手もいます。
司会を務めるのは。
白組司会は井ノ原快彦さん、そして紅組司会は綾瀬はるかさんです。
総合司会は、有働由美子アナウンサーと、この人が務めます。
ことし初出場の歌手の顔ぶれは。
女性アイドルグループ、乃木坂46。
女優としても活動する、歌手の大原櫻子さん。
男女4人組バンド、ゲスの極み乙女。
白組として出場します。
俳優としても活躍する、シンガーソングライター、星野源さん。
若手演歌歌手の山内惠介さん。
本当にこの気持ちは、ああ、うれしかー。
80年代の人気バンドで、ことし4月に再結成したレベッカ。
このほか、XJAPANは18年ぶり。
特別企画として、歌手の小林幸子さんも出演します。
ことしの紅白歌合戦のテーマは、ザッツ、日本!ザッツ、紅白!
大みそかの午後7時15分から放送されます。
消費税の軽減税率を巡って、自民、公明両党はきのう、事業者の経理について、現在使われている請求書を活用した簡素な方式で納税額を計算することなどで合意しました。
ただ、事業者からは、経理作業の負担が今よりも増えることに変わりはないと反発する声も出ており、混乱なく導入できるかが課題となりそうです。
消費税の軽減税率を巡って、自民、公明両党は、きのう、税率や税額を記載する請求書、インボイスが導入されるまでの経過措置について合意しました。
具体的には原則として、現在使われている請求書を使った簡素な方式で納税額を計算できるようにするほか、売り上げ規模の小さい業者は、軽減税率の対象品目を区分せずに簡単に計算する、みなし課税も選択できるようにする特例を設けます。
しかし小売り業者などからは、取り引き先から商品を仕入れた際に、どれが税率10%のもので、どれが8%のものか確認に手間がかかり、正確な取り引きができないのではないかと、懸念する声が上がっています。
また、売り上げ規模が一定以上の業者はみなし課税を利用できないため、結局、商品を税率ごとに区分して管理しなければならず、負担が今よりも増えることに変わりはないと反発する意見も出ています。
自民、公明両党は、今後、軽減税率の対象品目を決めることにしていますが、対象範囲によっては、経理の負担がさらに増えるという反発が強まりかねず、混乱なく導入できるかが課題となりそうです。
昨年度の日本の温室効果ガスの排出量は、13億6500万トンと、前の年度に比べて3%減少したことが分かりました。
排出量が減少したのは5年ぶりで、環境省は原発事故のあと、省エネや再生可能エネルギーの導入が進んだことを理由に挙げています。
環境省が昨年度の温室効果ガスの排出量をまとめた結果、速報値で13億6500万トンと、前の年度に比べて4300万トン、割合にして3%減少したことが分かりました。
排出量が減少したのは5年ぶりです。
環境省は東京電力福島第一原発の事故を受け、全国で原発が停止したあと、家庭や事業所での省エネや再生可能エネルギーの導入が進んだことなどを理由に挙げています。
その温室効果ガスの削減など、地球温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連の会議、COP21が、来週、パリで始まります。
2030年までに2013年に比べて26%削減する目標を国連に提出している政府は、企業などが節電した電力を売買できる市場を再来年までに創設することなどを含む新たな方針を取りまとめました。
それによりますと、現在、製造業に限って行っている、先進的な省エネ対策を講じている企業に、ほかの企業も追随することを義務づける制度を対象に、今後、流通業やサービス業も段階的に加えていくとしています。
そしてこの制度の対象になる産業界全体のエネルギー消費量の割合を、現在のおよそ5割から、3年以内に7割までに引き上げることを目指すとしています。
さらに家庭や企業が節電した電力を売買できる、ネガワット取引市場を再来年までに創設するほか、来年度、照明器具メーカーなどへの省エネ性能に関する規制を強化し、白熱灯や蛍光灯からLEDへの切り替えを促すとしています。
政府はこうした取り組みを通じて、先に表明した2030年までに2013年と比べて、温室効果ガスの排出を26%削減するとした目標の達成を目指すことにしています。
今、世界各国で難民の受け入れが大きな課題になっています。
日本にも受け入れを拡大するよう求める声があります。
こちらは、日本で難民の申請をした人の数です。
ここ数年、急増していて、去年は5000人。
一方で、難民と認定されたのは僅か11人でした。
難民とは、人種・宗教・国籍や政治的な問題で迫害を受けるおそれがある人で、就労や定住を目的とする人は該当しないというのが、日本政府の考え方です。
その見極めには、厳格な審査が必要で、決定までには平均で3年かかります。
そのため、申請中の人には、この間の生活費を得るために、半年後から就労資格が与えられています。
そうした人はおよそ1万人、日本に滞在していると推計されます。
今後、日本がより多くの難民を受け入れた場合、どんな課題と可能性があるのか取材しました。
東京・四谷にあるNPO法人、難民支援協会です。
難民認定の申請や、生活のサポートなどを行っています。
難民申請者の多くは、日本語ができないうえに、企業で働いた経験も乏しいといいます。
そうした人たちが、就労資格を得た際に、日本の企業で働けるよう、支援しているのです。
このNPOが主催している合同就職面接会です。
難民申請中の外国人と、企業のマッチングを行います。
参加する企業は、建設業や製造業など、主に人手不足に直面している中小企業です。
しかし、企業に採用されても定着しないケースが多いのが実情です。
3年前、中東や東南アジアからの難民申請者5人を採用した鋳造会社です。
単純作業を任せましたが、仕事への不満が多く、日本人の従業員と衝突することも少なくありませんでした。
中には、何度注意しても無断欠勤を繰り返す人もいました。
会社は1年足らずで、全員を辞めさせざるをえなくなりました。
こうした事態が相次いだことから、NPOでは2年前、独自の就労準備プログラムを始めました。
企業に採用される前に、日本語や日本独特の仕事のルールを教えるというものです。
先ほどの鋳造会社では、この就労準備プログラムを受けた難民申請者を新たに3人雇いました。
今では全員が職場に溶け込み、正社員として働いている人もいます。
この会社では、難民申請者を受け入れるために、独自の努力も行ってきました。
日本人従業員が、オンラインで英会話のレッスンが受けられる環境を整備。
英語でコミュニケーションを取れるようにしてきたのです。
一方、難民申請者の中には、語学力や高い技能を持った人も少なくありません。
こうした人材を活用することで、グローバル化を図る企業も現れています。
精密部品などを取り扱う、社員8人の商社です。
国内での取り引きが先細り、海外への展開を考えていましたが、外国語がネックになっていました。
そこで、ことし4月採用したのが、イラン出身のホセイン・エンサフィさんです。
政治や宗教に関する発言で国を追われ、人道的な配慮から日本での滞在を認められています。
イランでじゅうたんの販売をしていたホセインさん。
ヨーロッパ各国を商売で回った経験から、ペルシャ語をはじめ、英語やフランス語など、8つの言語ができます。
ホセインさんは、営業担当として海外企業との商談を任されています。
この日の展示会では、福祉機器を台湾の企業に英語で売り込みました。
今ではホセインさんは、会社に欠かせない存在になっています。
多くの人が、難民の認定を待ちながら働いているわけですね。
そうですね。
ではここからは、日本が難民の受け入れにどう向き合えばいいのか、考えていきます。
スタジオには、国連難民高等弁務官事務所の駐日代表を務めたご経験がある、東洋英和女学院大学の滝澤三郎教授にお越しいただきました。
滝澤さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今後、日本が難民の受け入れを拡大するとしたら、どんな課題と可能性があるんでしょうか。
難民の皆さんは、最初に日本に来たときに、日本語とか、または文化、習慣の違い等で苦労します。
したがって最初のときは受け入れのためのさまざまな施策が必要である、つまりコストがかかります。
ただ早い段階でそういう支援をしますと、難民の皆さんの自立も早まって、人材として、先ほどもありましたけども、企業の国際化を助けてくれる、そういう人材にもなりえます。
そういう可能性があるわけですね。
ただ日本は、この難民を認定する数が非常に少ないわけですよね。
そもそもこれ、どうしてなんでしょうか。
3つの理由があると考えられます。
1つはですね、例えばシリアのような紛争国から日本までは地理的にも離れてまして、日本まで来る人が非常に少ないということがあります。
他方で2番目としては、東南アジア等の国から日本に来て、仕事したいという人も最近急増してます。
このために、難民認定の手続きが非常に遅くなって、また認定される人のパーセンテージも下がる。
したがってなおさら難民が来ないということもあります。
3番目はですね、法務省による難民の定員がやや古い、昔風であるということがありますね。
例えば紛争から逃れてきたシリア難民等が厳密な難民ではないという判断を法務省はしております。
では難民の受け入れについて、今後、日本はどう向き合っていくべきだとお考えでしょうか。
世界的な流れの中で、今後は日本の難民受け入れも避けられないと思うんですね。
であるとするならば、受け入れ態勢をきちんとしていく。
難民の認定のスピードも上げて、早めの日本における定住支援をする必要があると思いますね。
ところで最近は、難民の中にテロリストがいるんではないかというような心配もありますけれども、これは難民認定とテロ対策は全く別の問題であるわけです。
両方ともきちんと対応していくということが必要ですね。
そうすることで、日本の国際化も広がっていくと。
最後にこの難民政策については、国民が一緒になって、いろんな形から、いろんな観点から議論して、国民的なコンセンサスを作っていく必要があると、そんなふうに考えています。
ここまで難民受け入れの問題について、東洋英和女学院大学の滝澤三郎教授とお伝えしました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
さて、今週は関西各地の紅葉を生中継でお伝えしています。
けさは大津市の石山寺です。
滋賀県内屈指の紅葉スポットとして知られる石山寺。
見どころは、岩と紅葉のコントラストです。
大津市はけさ、今シーズン一番の冷え込みを観測しました。
その寒さに耐えるように、モミジの赤が残っています。
大津市の石山寺です。
秋は紅葉の名所として知られています。
あの紫式部が、源氏物語の構想を練ったことでも有名です。
山門をくぐると70メートルの参道が続きます。
ことしは9月から10月の気温が低かった影響もあって、色づきは通常より1週間から10日ほど早いということです。
境内にはおよそ2000本のモミジがあります。
そのほとんどが、こちらのイロハモミジです。
葉が小さいのが特徴です。
手の中にすっぽりと収まってしまうほどの大きさです。
このイロハモミジが重なって、濃い、深い赤色を出しているのが特徴なんです。
古くからここに自生してきたものを大切に守り育て、整備してきました。
石山寺を歩いていると目に入ってくるのが大きな石、これ、硅灰石と呼ばれるものなんです。
国の天然記念物にも指定されています。
石山寺のモミジは、この石の上に力強く根を生やしているのが特徴です。
石山という名前のとおり、石で出来た山の上に、このお寺があります。
そして紅葉の奥に見えてきました、こちら、国宝の本堂です。
京都の清水寺、そして奈良の長谷寺同様に、こちら側にせり出しでくるような舞台があります。
これ、懸造りといわれているものです。
淀殿の寄進によって増築されました。
この本堂も大きな頑丈な石の上に出来たお寺なんです。
この時期は紅葉、そして石、歴史が残る本堂と、この3つを同時に楽しむことができます。
紅葉の見頃はあさっての日曜日ごろまで続くということです。
石山寺から中継でお伝えしました。
石の色との対比でよりモミジが濃く見えるんでしょうね。
そうですね。
夜はあさっての日曜日までライトアップされています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
フィギュアスケートのNHK杯。
いよいよ、きょう開幕ですね。
ことしは長野で行われるNHK杯。
女子には1年間の休養を経て復帰した浅田真央選手、そして男子には、ソチオリンピックの金メダリスト、羽生結弦選手などが出場します。
わくわくしますね。
そうですね。
そこできょうはNHK杯の見どころを、オリンピックに2回出場されました、鈴木明子さんに伺います。
長野放送局のスタジオにお越しいただいています。
鈴木さん、おはようございます。
おはようございます。
いよいよきょう、NHK杯開幕ですけれども。
まず気になるのが、今シーズン仕事から復帰した浅田選手。
浅田選手の調子、どうご覧になっているでしょうか。
そうですね、非常に状態としてはよくなっているなというふうに感じました。
前日練習なんですけれども、本当にジャンプを繰り返し練習していて、非常に質の高いものが跳べていました。
これが、あとはプログラムで曲を通したときに、どこまでこの質の高いジャンプができるかが鍵になってくると思います。
そうですか。
その浅田選手の代名詞ともいえるトリプルアクセルですが、復帰後の出来は、鈴木さんどうご覧になっていますか?
そうですね、このトリプルアクセルなんですけれども、以前よりも、休養前よりも、体の使い方、力がいい具合に抜けていて、それが着氷の力強さにつながっていると思います。
今ご覧いただいているのが、中国大会のフリーの演技ですよね。
高さがあり、そして着氷の流れもあります。
そうしますと、休養がよい影響を与えたということなんでしょうか?
そうですね。
一度休養入れたことによって、以前ありました腰痛などもきちんとケアができて、さらにいい状態に、体も仕上がっているんだなというふうに感じますね。
そのほかに、休養による変化、何か感じるところはあったでしょうか。
やはり休養したときに、いろんなことを経験したこと、今までやりたかったと言っていた芸子体験、日本の文化に触れて、いろんなさまざまな経験を通して、今までスケートだけでやってきたときには感じられなかったことであったり、また福島の被災地に訪問をして、さまざまな経験をしたことによって、表現の幅が広がったんじゃないかなというふうに感じます。
今シーズン、浅田選手がフリーの曲で選んだのが、蝶々夫人なんですけれども、これは女性の内面を表現するということでは、この休養期間中にいろんなことを経験したことが、生きてきているなというふうに思います。
今の浅田選手だからこそ、できる表現だなというふうに思いますね。
そしてですね、一方、男子の注目はソチオリンピックの金メダリスト、羽生結弦選手ですね。
カナダ大会では2位でしたが、NHK杯では期待してもいいでしょうか。
そうですね、注目すべきはショートプログラムで、4回転を2回チャレンジするということで、これは今までの構成よりもさらに難易度を上げています。
今まではショートプログラムで4回転は1つだったんですけれども。
こちら、4回転のサルコー、そして4回転のトーループからのコンビネーションジャンプということで、またさらに進化した羽生選手が見られると思います。
鈴木さん、このNHK杯ですけれども、選手にとってはどういう位置づけになるんでしょうか?
そうですね、グランプリシリーズ最終戦ということで、ファイナルを狙う選手にとっては非常に重要な大会でもありますし、さらにはこのNHK杯がグランプリ初出場の選手もいます。
ぜひ、実力を発揮して、世界にアピールしてほしいなというふうに思います。
鈴木さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
楽しみですね。
そうですね。
NHK杯、ご覧の日程で大会のもようを放送する予定です。
ぜひご覧ください。
以上、スポーツでした。
さあ次は、時代の流行とネットのトレンドに迫る、気になる@ライブです。
きょうは長野アナウンサーです。
長野さん。
おはようございます。
最近の話題のキーワード、登場!ということでね、H2Aロケット、10億円。
どうしようみたいなね、こともありましたけれどもね。
今回注目したのはこちらです。
町工場○○です。
町工場を舞台にしたドラマも最近はやってますけども、今ですね、町工場で作られた意外なものというのが話題になっているんですね。
私がいますのは、墨田区の住宅街にある金属加工工場です。
この町工場で作られたのがこちら。
町工場ロボット、その名も風神です。
パフォーマンスが始まっていますけれども、この腕の滑らかな動きに注目してください。
表情も変わってますが、ちょっと回りましたよ、回りましたよ。
この動きね。
精密な金属加工が得意な会社なんですけれども、ただ、部品点数が500以上ありますから、組み合わせていくと、どうしても僅かなずれが出てくるそうなんですね。
そこを手作業で微調整して作りました、製造期間はなんと半年以上かかったということなんです。
すみません、どうもありがとうございます。
この風神は地元のイベントで、技術力をアピールするのに一役買っているんですが、どうしてこうしたものを開発したかといいますと、やはり最近の町工場を取り巻く厳しい環境というのがあるわけなんですね。
やはりこうした開発力で勝ち残っていかないといけない、価格競争だけではだめだということでそんな開発力を示す町工場の製品をご紹介しましょう。
まずこちら。
ぴかぴか光るカスタネットじゃないですよ。
これね、どうやって使うかといいますと、こちら、トングなんですよ。
この近所の工場が作りました。
板ばね工場なんですけれども、板ばね工場だけあって、このトングもね、この部分、弾力性が細い、ここが技術力だそうです。
それともう一つ、この、立体的に重なるんですが、きちっと合わさる、この食材と接する部分、この線の合わさりが技術力だそうですね。
作ったのは工場ですけれども、実は夫婦2人で営んでいます。
ただこの夫婦だけではすべての開発できませんので、最初のアイデア、そこに共同開発として加わったのが、デザイナーの方なんです。
いわばコラボ製品なんですね。
別の町工場で作られたコラボ製品、もう一つご紹介しましょう。
こちらなんですが、これね、こうして使います。
ブレスレット、ね、これね、このブレスレット、なんで出来ているか分かりますか?和久田さん。
なんでしょう、銀色の。
あっ、ばねですか?
ばね。
そうなんですよ。
これを使って独特のフィット感があるんですけれども、作ったのは、この横浜のばね製造会社です。
アクセサリーデザイナーとのコラボ製品なんですけれどもね。
ほかにもこうしたピアスですとか、こうしたネックレス、たくさんのばねが使われているんですけれどもね、このつなぐところに独自の特許技術が使われているということで、なかなか外れにくくなっているということなんですね。
このように町工場というと、下請けという印象もあるんですけども、これからは請けだけではありませんよ、このロボットのパンチのように、開発力やそして発信力で攻める時代になるのかもしれません。
以上、気になる@ライブでした。
では次です。
陸上男子短距離のホープ、16歳のサニブラウンアブデル・ハキーム選手が、日本選手で初めて、国際陸上競技連盟の新人賞に当たるライジング・スター・アワードを受賞しました。
国際陸上競技連盟はことしの年間表彰の受賞者を発表し、サニブラウン選手が新人賞に当たる、ライジング・スター・アワードを受賞しました。
高校2年のサニブラウン選手は、ことし7月の世界ユース選手権に出場し、男子100メートルで10秒28、200メートルで20秒34をマークし、いずれも大会記録を更新して、2冠に輝きました。
また史上最年少で出場した8月の世界選手権でも、男子200メートルで準決勝進出を果たしました。
日本選手でこの賞を受賞するのは初めてです。
続いて気象情報です。
けさの東京・渋谷の様子はどうでしょうか。
渡辺さん。
青空なんですが、現在、関東地方、広い範囲に濃い霧が出ていて、濃霧注意報が出ています。
今もちょっと見通しが悪いですから、特に午前中、車の運転、十分注意するようにしてください。
そして北日本では別な理由で運転中、見通しが全く利かなくなるおそれがあります。
こちらをご覧ください。
というのも、北日本は暴風によって大荒れの天気になりつつあります。
風の見通しを動かしましょう。
今夜がその暴風のピークで、東北では赤い矢印、西風が非常に強いでしょう。
また北海道は風向きが急に北に変わって、強まることがありそうです。
瞬間的には風速30メートル以上、北海道は雪が加わって、猛吹雪で見通し利かなくなりそうです。
では今後の雨や雪の見通しです。
紫の表示が雪の強まる所です。
動かしましょう。
北海道の内陸や東北から北陸の山沿いで雪が強まりそうです。
特に北海道、湿った大雪になりそうです。
あす朝までに降る雪の量、多い所、70センチ。
停電への備えもしておいてください。
では予報です。
2015/11/27(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▼紅白歌合戦・注目の出場歌手は▼対ISでフランス・ロシアが首脳会談▼難民を労働力に〜その課題と可能性は?▼全国的に風が強まり、北日本や北陸では荒れた天気に

詳細情報
番組内容
▼難民申請している人を積極的に雇用する企業が現れています。申請の半年後から与えられる就労資格をもつ人はおよそ1万人。人手不足に悩む企業などが雇用する一方、文化の違いを超えられずに解雇する例もあります。難民申請者が働く現場を取材、難民受け入れの問題について考えます▼「気になる@LIVE」町工場の最新の取り組み、東京墨田区からお伝えします▼NHK杯フィギュア・鈴木明子さんの解説で見どころを紹介します
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
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