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クリミア半島 送電止まり大規模停電続く11月23日 20時27分
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ロシアが併合したウクライナ南部のクリミア半島では、ウクライナ本土からの送電が止まって大規模な停電が続いており、地元の行政府は23日を休日にして節電を呼びかけるなど影響が広がっています。
ロシアが去年3月に併合したウクライナ南部のクリミア半島では、22日未明からウクライナ本土からの送電が止まって全域で大規模な停電が発生しています。原因については、ロシアによるクリミア併合に反対するウクライナの民族主義グループが送電線の支柱を爆破したため、送電システムに問題が起きたとみられていて、ロシア政府はクリミアに非常事態を宣言しました。
地元の行政府や電力会社は、ガスやディーゼルなどの予備の発電機を動かして病院や交通機関に優先して電力を供給していますが、必要な電力の半分程度しか確保できず、およそ160万人がほとんど電気のない状態に置かれているということです。
現地では23日を休日にして企業の事務所や工場での電力消費を抑えるとともに、住民に対して節電を呼びかけるなど影響が広がっています。
ウクライナの電力会社によりますと、送電線の修理には4日かかりますが、民族主義グループの妨害が続いているため修理の作業ができないということで、停電が長引けば両国の間の対立がさらに深まるものとみられます。
地元の行政府や電力会社は、ガスやディーゼルなどの予備の発電機を動かして病院や交通機関に優先して電力を供給していますが、必要な電力の半分程度しか確保できず、およそ160万人がほとんど電気のない状態に置かれているということです。
現地では23日を休日にして企業の事務所や工場での電力消費を抑えるとともに、住民に対して節電を呼びかけるなど影響が広がっています。
ウクライナの電力会社によりますと、送電線の修理には4日かかりますが、民族主義グループの妨害が続いているため修理の作業ができないということで、停電が長引けば両国の間の対立がさらに深まるものとみられます。