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中国 人工島周辺で米艦艇航行「政治的な挑発」11月23日 7時06分
中国が主権を主張する南シナ海の人工島の周辺でアメリカが今後も継続して海軍の艦艇を航行させる考えを示していることについて、中国政府の高官は「航行の自由の範囲を超えた政治的な挑発だ」として、アメリカを強く非難しました。
中国の劉振民外務次官は、マレーシアで行われていた東アジアサミットを終えたあと、22日に記者会見を行いました。
この中で劉次官は、中国が主権を主張する南シナ海の人工島の周辺でアメリカが海軍の艦艇を継続して航行させる考えを示していることについて、「航行の自由の範囲を超えた政治的な挑発だ。航行の自由という名目で中国がどう反応するのかを試している」と述べ、アメリカを強く非難しました。
そのうえで、人工島で進めている施設の建設について、劉次官は「今、主に進めているのは島の上での建設工事だ。施設は今後、数年かけて続々と完成するだろう」と述べ、当面は建設工事を続ける構えを強調しました。
今回の東アジアサミットでは、李克強首相が「この地域の情勢を緊張させる行動を取るべきではない」と述べるなど、中国側は一連の会議の期間中、アメリカをけん制する発言を繰り返し、従来の主張を崩すことはありませんでした。
この中で劉次官は、中国が主権を主張する南シナ海の人工島の周辺でアメリカが海軍の艦艇を継続して航行させる考えを示していることについて、「航行の自由の範囲を超えた政治的な挑発だ。航行の自由という名目で中国がどう反応するのかを試している」と述べ、アメリカを強く非難しました。
そのうえで、人工島で進めている施設の建設について、劉次官は「今、主に進めているのは島の上での建設工事だ。施設は今後、数年かけて続々と完成するだろう」と述べ、当面は建設工事を続ける構えを強調しました。
今回の東アジアサミットでは、李克強首相が「この地域の情勢を緊張させる行動を取るべきではない」と述べるなど、中国側は一連の会議の期間中、アメリカをけん制する発言を繰り返し、従来の主張を崩すことはありませんでした。