Airbnbホストとセックスしたゲストたちのお話

Takeshi Hirano by Takeshi Hirano on 2015.11.29

先日、とあるイベントでAirbnbのホスト(部屋を貸している側)をやっているという国内の方の話を聞くことがありました。元々不動産業に携わっているという彼が貸している部屋は、通常であれば月額14万円ほどの賃料になるところ、現在は最大で倍以上の40万円を稼ぎ出しているそうなんですね。

その代わり、鍵の受け渡しや清掃などの管理が面倒な上、安全性について利用者側が不安に思っている限りには国内での爆発にはまだ時間がかかるんじゃないか、というざっくりなお話でした。

Airbnbの安全性についてはこれまでにもいくつか話題があり、貸した相手が乱痴気騒ぎを起こして部屋をメチャクチャにした、という問題からAirbnb側による保証制度が進んだ話は有名です。

ただ最近はさすがに成熟してきた感もあってその手の話題に当たることはなかったのですが、ちょっと違う視点というか角度でこんな取材記事がBusiness Insiderに掲載されていました。

Airbnbホストとセックスしたゲストたちのお話です。

どうもRedditやQuoraなどのオンライン上にAirbnbのホストやゲストが利用時にアレしたコレしたという痴話話をBIが実際に聞いて掲載したもののようです。前段に出てきてる人たちは別に不倫してるとかそういうのではないのですが、やはりなんか気持ち悪いです。(体験談は原文をご覧あれ



また後半には実際の事件などについても調べており、とある怖い思いをした利用ユーザーの声を掲載しています。該当箇所を要約すると、ロンドン在住のスージー・アネッサさんは、パリの友人を訪ねてAirbnbを使った際、その部屋のホストが変な人でどうも貸した部屋に居座ってしまった様子。

さらに気持ち悪いことにハグやキスをしようとしてきたり、出て行かないでと言ってみたり、完全にヤバい人だったようです。スージーさんはその人の反応が本当に怖くて、彼が外に出た際に飛び出すように逃げ出すことになります。

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スージーさんの通報に対するAirbnbのメール(引用:Business Insider)

スージーさんはすぐにAirbnbにホストによるセクハラを受けたと通報したそうなのですが、確たる証拠があるわけでもなくクーポンを送るよというメールを受け取る羽目に(上記がBIが掲載しているスージーさんのメールのスクリーンショット引用)。最終的にはスージーさんが何度かメールを送って調査を依頼したことでAirbnb側も最初の対応を謝罪し、全額返金すると共に調査を約束することになりました。

もちろんAirbnbではレビューの仕組みがあるので、問題を起こせばこのプラットフォーム自体使えなくなるわけですし、スージーさんのような事件や明らさまな犯罪は高い確率で防げるようになるとは思うのですが、前半にあったようなほぼ合意の上での使い方とかは表に出にくいことが考えられます。

この辺りに潜んでいる細かいトラブルを今後どのように予想して抑止していくか、国内でも既にシェアリング・エコノミーの拡大は必至ですので、想定される課題やBIの記事にあるような実際の利用例については洗い出しておく必要がありそうです。

via Business Insider

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Takeshi Hirano

Takeshi Hirano

ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現THE BRIDGE)を共同創業。1977年生。(株)THE BRIDGE代表取締役

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