「努力が勝手に続いてしまう」を読みました。
目次
第1章 - 「努力」という意識を捨てる
第2章 - 努力の「仕組み化」 7つのルール
第3章 - 努力が勝手に「続いてしまう」技術
第4章 - こうして短期間でケンブリッジに合格した
第5章 - 独学でも世界のトップレベルまで行ける
著者の塚本さんは、偏差値30台から短期間の勉強で同志社大に合格し、その後ケンブリッジ大学で心理学を専攻しました。ですので本の中では、心理学の視点から"なぜそうなるのか"を解説してくれています。
この本の第2章では、努力を仕組み化するための7つのルールが書かれています。7つのルールの中で特に記憶に残っているのが「何を、どのように、いつするのかを決める」と「 スモールステップで"成功体験"を作る」です。
何を、どのように、いつするのか
何か新しいことを勉強するときに、「この参考書でばんばろう」を決めるだけだと失敗しやすいそうです。「いつ」「どのように」も一緒に決めると努力 (この場合は勉強)が続きやすくなります。
例
「何を」 = 「参考書の2章と3章を」
「どのように」 = 「10ページずつ」
「いつ」 = 「毎日22時から23時に」
というふうに細かく決めておくと続けやすくなります。
スモールステップで「成功体験」を作る
「10ページずつ」が難しい場合には、「5ページずつ」に減らして、毎日続けることも良い方法だと思います。これは、毎日のノルマをこなしていくことで、自分への信頼感が強化され、さらに努力をする、という良いサイクルが回り始めるからです。
毎日継続することで、「努力 (勉強)をしないことが気持ち悪い」という状態を作ることができます。これは、努力や勉強することを習慣化するような感じだと思います。
もし続かなかったら、もっと頑張る「以外」の方法で再度挑戦することがポイントです。精神論ではなく、具台的な対策を行うことが大切だそうです。
最後に
この本を読んでから、やるべきことを細かく分解してカレンダーアプリに記入するようにしました。
カレンダーアプリに記入することで「何を」「いつするのか」がわかりやすくなります。あとはメモ欄に「どのように」を書き加えることで、「何を・どのように・いつするのか」が明確になります。
本書を読んでみて、努力が勝手に続く、というのは努力することを習慣にしていくことだと思いました。習慣化の方法が、「努力の仕組み化」という形で書かれているように感じました。
やりたいと思っていること、やらないといけないことがあるけどなかなか続かない、という方にオススメの本です。
これまでの読書記録